シャロン 死者は神を語らない
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『幕末魔法士』の田名部宗司先生ががらりと作風を変えて手がけたゴシック・ホラー風アクション? 舞台は十九世紀後半のパリ、遺体修復士シャロンの許に持ち込まれた美少女の死体が息を吹き返して……という導入部から始まる少女連続失踪事件の顛末。 前半は失踪事件の地道な調査で進んでいき、もしかしてミステリー小説?と思っていると終盤三分の一はアクション編に突入といった感じでなんだかストーリーのバランスが悪く、難ありの構成なのであります。それに悪玉が凶悪犯罪者なのに対して、こちらはマジで人外の異能力持ちなので彼我のパワーバランスがひどいことになっているような。 主人公シャロンを含めて、全体に登場人物たちの紹介編といった印象の読後感。シャロンのまわりにいる連中も、墓泥棒だったり、退役軍人だったり、謀略好きな司祭だったりで一癖も二癖もある怪人物揃い、こんだけの面子をまとめて相手にまわすことになっては凶悪犯罪者といえども荷が重いというものでは。 それにしても、記憶喪失の美少女というベタな設定を持ち出して、記憶が戻ってからはまさかあんな展開になるなんて……田名部先生容赦ない。 | ||||
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面白くないのか、と言われるとつまらない訳では無さそうだけれど、面白かった!とも言い難い。 シャロンの特殊能力?もイマイチ。少女失踪事件の推理とかは全く無いです。 主人公以外の登場人物はかなりキャラが立っている分、本当に主人公の影が薄すぎる。 (勿論主人公的に活躍はしております) とりあえず二巻もあるみたいなので読みますが、わたしには合わないのかなぁ。 19世紀のフランスの雰囲気とか期待してたけど、あんまりフランス感を感じられなかったのが残念で仕方ないです。 | ||||
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設定がよい。面白かった。 フランスを舞台にする必要があるのか、ちょっと疑問ですが いろんな要素を考えると、19世紀末のフランスが一番なのかな?とも。 だが、途中読んでいて、???となる場面もある。 視点が変わるせいや主人公の特技(?)を謎として ラストへの楽しみへと繋げるせいなのはわかるが、 そのあたりがスムーズじゃなかったなあと 個人的に気になったところでした。 魅力的な人物が多くて、挿絵が増えてもいいんじゃないかな〜と感じました。 MW文庫なので、挿絵が多くないのは承知なんですが、 ビジュアルでも楽しみたいなあと思いました。 続刊が出て欲しいです。 | ||||
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この時代の雰囲気がよく出ている作品です。描写が的確で、読んでいてぱっと光景が浮かぶようでした。 が、自分はこの時代の死体修復って技術的にどうやるんだろうと思って読み始めたため、それを期待するとかなり落胆すると思います。死体修復に関しては、この話ではメインではありません。 登場人物のキャラクターがそれぞれ立っていていずれも魅力的なのですが、それに比べるとシャロン本人の印象が薄いです。また、すごい力があるのにまったく強いと思えないのが難点。彼の抱えるものや設定は面白いのに、主人公に一番魅力が欠けているような気がして惜しかったです。 ミステリーにしてはさほど推理していないので、アクションものと読むべきだろうと思います。 気持ち的には★3.5です。 | ||||
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『幕末魔法士』の続きが気になって気になっていたら、新作が出ていたので迷わず購入。 19世紀末のパリの余情溢れる世界に引き込まれ、一気に読み終えました。遺体修復師やその他、秘密裏の仕事が面白い!屋敷に辿り着くまでもうドキドキで。少女失踪事件絡みであるけれど、最後に後味の悪さもない。副題の「死者は神を語らない」も最後まで読み終えたら、意味深いなと思いました。ジル中尉の挿絵…欲しいです。それから番外編でミシェル大佐を主人公にしたものも書いて欲しいです。どうか続きが出ますように(祈)。 | ||||
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