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誘拐
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誘拐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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どんでん返し。一発目は気が付く。というか気が付くような気配が配置されているのだ。 だが、二発目は驚かされる。 長い作品なのに飽きさせない。警察庁、警視庁、内閣府の様子も面白い。相当な取材をしているのではないか。 | ||||
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最後思わず泣いてしまいました。まさかの結末でした。たしかに腑に落ちない点があったのですが。 | ||||
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ありがちなタイトルだが、誘拐犯と警察との行き詰まる攻防とアマチュア犯人の知謀に舌を巻くストーリー。最後の最後まで真実が明かされない展開は読む者を飽きさせない。 総理大臣の孫を誘拐するという前代未聞の事件。そのプロットにも驚かされたが、ラストの真の目的にはさらに驚かされた。随所に伏線が張り巡らされていたが、見事に作者の罠に嵌まってしまった。しかし、読み終わった後のある種の爽快感となんともいえない温かさはこの物語の魅力だと思う。 | ||||
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息をつかせぬ展開。極上のミステリ 星野警部の味も最高だ。やはり魅力ある登場人物を構築することがエンターテインメントでは必須であることがわかる | ||||
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裏面のあらすじを読んで、面白そうだと思って購入したが、そこまでの期待はしていなかった。 しかし、期待は裏切られ、素晴らしい内容だった。 最近読んだものの中では、上位に入る作品だと思う。 ラストの真実にも驚かされたけど、それ以上に考えさせられたのが、「人に対する信頼」だ。 リストラする社員に対する人事の対応だったり、トキワ銀行のやり口だったり、「金で買えないものはない」という佐山の言葉を聞いているときに、ふと同じ五十嵐貴久の『パパママムスメの10日間』で出てきた室田の言葉が思い浮かんだ。 それは、原材料の中に汚染された中国産の野菜が使われているかもしれないという、内部告発を会議の席で、なぜそのようなことをするのかと聞かれた時の言葉。 「それは・・・・・金より重要なものがあると考えたからです。・・・・・・・・・・信頼、と置き換えてもいいかもしれません」 金は確かに重要である。 「金があれば何でも買える」というのは、ある意味真実だ。 しかし、それだけでいいのだろうか? より多くの金銭を得るためなら、人を出し抜いてでも蹴落としてもいいのだろうか? 私はそうは思わない。 甘い考えかもしれないが、みんなが笑いあって生活出来るのが一番だと思う。 そこで大切なのは、もちろん金も大事だが、それ以上に大切なことがある。 それが「人と人との信頼」である。 その大切さを本作を読み改めて考えさせられた。 佐山と同じような考えを持つ人、またそのような人に疑問を持つ人に読んでほしい。 きっと新しい発見があるのではないだろうか | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算382作品目の読書完。2012/06/09 | ||||
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やむなく手掛けたリストラが原因で、職場の先輩が一家心中。それを非難し、娘が自殺。 家族を失い、職も辞した秋月は、総理の娘・百合を誘拐する・・・。 格差社会、弱者切り捨てを是とする社会に疑問を投げかけるストーリーで、誘拐がうまくいくよう(笑)祈りながら読みました。綿密な計画で警察を欺いてきた犯人(秋月)の存在がばれるきっかけも、本当は温かく、人を大切にする秋月らしくて、少し笑って泣けました。 青臭い話だと感じる人もいるかもしれませんが、私はとても好きでした。ただ、結末が予想通りだったのが、うれしくもあり、残念でもあり・・・。 | ||||
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WOWOWでドラマ化されていたので見た。 とてもおもしろかった!総理大臣の孫を誘拐し、巧みな工作で総理を 操る。誘拐の目的や理由や背景がいったい何なのか最後まで真相は分からない。 そして誘拐を企んだ犯人が捕まることがないというのも見もの! 最後まで自分で推理しながら見ることだ出来ます。そしてこの今の不況の 世の中の風刺が効いていてリアルに感じることが出来ました。 | ||||
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とにかく無条件に読まされてしまう。 この作者のストーリーテリングの才能には感嘆させられます。 現実にこういう犯罪が可能か否か、といえば、否としかいえません。 そういった実現可能性のなさをつつく人もいるでしょう。 しかし、多くのミステリの手口は、実現不可能なのです。 実現不可能な犯罪を、いかに可能なように見せるか、読者を幻惑するか、そこが作者の腕の見せ所なわけです。 五十嵐貴久という作家は、その腕を十分に持っていると思います。 あとは、好みの問題。 サスペンスの好きな方は、読んで決して損のない小説です。 | ||||
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捕まるきっかけの本名明記って... 他の場面での慎重さ、用意周到さからすると意図的にしたとしか理解できないけど、なぜ??? 最初から逃げ通す気がなかったってことかなあ... ミスがないと捕まるきっかけがなく話がまとまらない?ので無理矢理... 株価操作での利益も、何も株価回復まで待たなくても空売りしていれば早期撤退が可能だという突っ込みもできるけどまあいいや。 | ||||
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個人的には交渉人の方がおもしろかったと思うが、それでも総理大臣の孫を誘拐する発想や韓国の大統領来日の警護と誘拐を同時進行させる等、ストーリーとしてはなかなか楽しめた。ただ、今回は事件の進行や混乱振りを強調するあまり、警察や犯人の人物描写が足りなかったと思う。また、犯人が様々な面で痕跡を残さないようにしていたのに、宅配便に住所と名前を素直に記載していたのは、万が一何か痕跡が残った場合でも共犯者を巻き込まないようにするとか、何か理由があったと思うのだが、そのあたりにも触れてほしかった。 | ||||
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身代金の受け渡しが現金手渡しでないといけないということは無い。その瞬間が一番犯人にとって危ない瞬間であり、緊張する時、しかしその手法に新たな形が登場です。いつものパターンにそい準備する警察側の裏をかくその方法とは?驚愕の一冊です。 | ||||
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「交渉人」ではまさに驚きの結末で、大満足させてくれた五十嵐貴久の新刊。 帯に「超絶のドンデン返し」「超驚の警察小説」とある。期待いっぱいだった。 が、正直「超絶のドンデン返し」ではない。ミステリーを読み慣れた人なら 初めの時点で「?」と気付いてしまうのではないか? そして犯人が犯したミスの理由がどうもわからない。 ミスなのか?そうじゃないのか?なぜあんなミスを? しかし、それを抜きにしても、作品として面白かったことは事実。 リストラされた家族の心中、娘の自殺など、現代社会にとって 小説の中の出来事では決してない事件。切実な思いが心にしみる。 「痛みを分かち合う」と言いながら、弱者を切り捨てる政策を 次々と打ち出す総理。実在の総理大臣にもいたなぁ。 そしてその孫娘が誘拐される。 政治小説、経済小説となると私にはちょっと・・・と思うけど ちょうど良いわかりやすさで、政治と経済を絡ませて 一般庶民が感じている憤りをぶつけてくれる。 現実の世界では日本の総理大臣には、やさしく知性と愛にあふれた 孫娘はいないのか・・・? | ||||
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韓国大統領の来日を控えたある日…。総理大臣の孫娘が誘拐された。警備が手薄中で姿を見せない犯人をめぐり警視庁は、なかなか犯人と接触することが出来ず…。*これ最近のミステリの中では、個人的にベスト3以内に入る面白さでした。*冒頭の頭からは、とある企業のリストラ問題と小さな問題から始まるのですが…。それが意外な結末に導かれて行く所が巧いと思います。*そして、拝金主義や権力が蔓延る現代社会の中で忘れがちな人間としての目指すべき姿を啓示していて訴えかけて来ます。*個人主義な今の世の中で失われがちな大切な事を気付かせてくれる一冊だと思います。 | ||||
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