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評決のとき
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評決のときの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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Rapeされた黒人少女の父親は娘の復讐で2人の白人の犯人を殺害する。 この父親の弁護をつとめるのが新鋭弁護士Jake Briganceである。 黒人対白人の対決になり、KKKからあらゆる妨害を受ける。 娘をレイプされた父親はどういう行動をとるべきか考えさせられる。 ジョングリシャムの処女作ということで期待したが、その後の作品ほど 夢中になれなかった。 | ||||
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娘を強姦された父親が犯人を射殺します 主人公は弁護を引き受けますが・・・ 黒人差別が残る南部の物語です 心情的には父親を応援したいのですが 復讐を認めてしまうと法治国家ではなくなってしまいます グリシャムの出世作となりました | ||||
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差別とか正義とか良くわかんないんだけどさ。これだけは明言できる。 「人間が運用する限り、完全な法律は存在しない」 つまり現実の法律を運用するのは、正義の味方だけじゃない。脅迫だったり 裏金や出世欲だったり、そういう汚い部分もこの作品は、しっかり描いてる。 さすが現役弁護士時代のデビュー作だ、リアルだな。法律は万能じゃないし。 法律には利害調整的なところもあると、この作品は気づかせてくれた。 結局、一つの正論の裏には、多くの例外やスキマがある。だから弁護士は 膨大な判例資料を必要とする。だって人間の行動は、ロボットみたいに パターン化できないでしょ。正論を高い所から一方的に、弱者に押付けて いいのか?それだけで、テロや矛盾は収まるだろうか?公平とは?考える上で 多くのヒントがこの作品に詰まってる。 僕は、例外を排除した理想社会なんて、息苦しいだろうなと想う。例外は、 事故も生むが、そこから新発見もありうる。それで良いじゃん。例外がある、 だから面白い!だからファンタジスタ!!弱者にスキマや例外というチャンス くらい、あっても良いんじゃない? PS●男の使命か妻の安心か、里見の葛藤→『白い巨塔』 ●レイスキラーとサミュエル刑事→『シャフト』タイディマン ●保釈金融屋と密売人サミュエル→『ジャッキーブラウン』(ラムパンチ角川 | ||||
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書いた小説が次々に映画化される。それが気に入って、以前、グリシャムの小説を夢中になって読み耽った時期があります。彼の一貫したスタイル(新米の敏腕弁護士が、古参の大物検事を遣り込める内容)が好きだったのですが、今は少々飽きてしまって・・・・・。 まあそんな下らない前置きはさておき、『評決のとき』はグリシャムの本の中で一番の傑作ではないかと思います。性犯罪の実態、銃社会が起こす悲劇、死刑制度の賛否、相変わらず色濃い差別意識など、米社会が抱える諸問題を凝縮した著者入魂の一冊と言えます。その中で特に、弁護人・検事・判事入り乱れての法廷論争は見応えがあり、あたかも陪審員席で白熱した論告を聴いているような不思議な錯覚に陥りました。第一級リーガルサスペンスの期待は裏切りません。果たして、弁護人ジェイク・ブリガンスは、強姦された娘の報復殺人を犯した被告の勝利を法廷で勝ち取る事ができるのか? 上下巻合わせて長いですが、まだ読んでないという方がいたら是非一度読んでみてください。また、グリシャムは映画でいいよ。という方、勿体無いよ。とは言いませんが、小説には別の発見があるかもしれません。事実、陪審員の前でジェイクが被告人カール・リーの無実を訴える様は、かつて弁護士として活躍した著者自身に重なります。それは小説を読んで知りました。 最後に、その迫真の演技がジェイクに奇跡をもたらしたと付け加えて起きます。映画ではほんの数十分程度のシーンですが、長らく読んで来た疲労感と感動が同時に訪れた感じがしたと記憶しています。 | ||||
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幼い黒人の少女が強姦されるシーンから始まるこの作品。少女の父親は復讐のために犯人を殺害する。主人公の弁護士はその父親を弁護する。先がどうなるのかドキドキしながら読めた。この本を通してアメリカの黒人差別の根の深さを知ることが出来た。内容はとても重く暗いが最後に無罪の判決がでた父親が主人公に礼を述べたとき自分まで晴れやかな気持ちになれた。 | ||||
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まずテーマが難しい問題。自分の娘を白人に強姦され、その白人を殺した黒人。 自分だったらどうするか?しかし復讐を認めていいのか?なかなかデリケートです。 自然と読者は死刑制度や差別問題などについて考えてしまうのではないでしょうか? KKKもでてきたりと、アメリカの闇の部分が書かれている。 もちろん読み応えは十分!後半からドキドキして、最後の裁判のところは印象的。 | ||||
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この本はジョン・グリシャムの著作の中では‘The Firm'に並ぶ名作だと思います。また彼のほかの著作と違い、かなり社会的なメッセージを含んだ一級のエンターテイメントです。何がこの作品を非常に面白くしているのか?それは、誰でも落ちうる、そして解くことの出来ない矛盾を題材にしているからです。それは2つの質問に集約できます。「もし無残な形で自分の娘がレイプされ、その父親が殺人という形で犯人に報復した場合、それは法の元で正当化されるのか?」そしてもうひとつの問いは、「その父親が長年差別されてきた人種的マイノリティーに属している時、人種的マジョリティが多数を占める陪審員によって公正に裁かれるのだろうか?」というこてです。本の前書きによると、この問いは実際に弁護士経験のある彼が、法廷でレイプされた少女が証言台で証言するのを見ているときに深く考えさせられたとの事です。このようなことが実際に自分の身に起こったらどうするのか?また、自分が陪審員だったらどう裁くのか?そう考えながら読むと、よりいっそう物語の世界に引き込まれていきます。確かにテーマは重いのですが、かれの空気の分子の一粒まで描くような詳細な描写と、一癖もふた癖もある魅力的な多くの登場人物によって素晴らしいエンターテイメント作品に仕上がっています。テーマにしている題材といい、かれの表現力の高さといい、この作品が事実に基づいていたら、間違いなくピューリツァ候補になるでしょう。 | ||||
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娘を強姦した犯人2名を射殺した黒人男性の弁護を引き受ける若手弁護士。圧倒的不利な状況から無罪評決を勝ち取ることができるか? グリシャムの処女作とのこと。グリシャム作品を読むと弁護士が格好よく、本作も例外ではない。事件の事情から白人擁護のクークラックスクラン(KKK団)や、教会が組織する黒人のグループが裁判所前で対立、州兵が出動する。KKK団による関係者脅迫、弁護士の自宅放火など、展開はグリシャム作品の中でも派手。 | ||||
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Johon Grishamの本の中ではこれが一番面白かった。 しかし、使われている単語、分法も一番難しく感じた。 特筆するべき点は小説後半の法廷シーン。 2転3転してスリル満点。 多少、分からない単語があっても、雰囲気はよく伝わってきます。 | ||||
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白人男性が黒人の少女を強姦したことから全ては始まった。その事件をきっかけに白人対黒人の人種間の対立の緊張感は非常に高まっていく。そして少女の父親のとった行動によりその対立は危機的なものに、、、。アメリカにおける人種差別問題を裁判という側面から描き、あらためてその重大さを考えさせられる一冊。 | ||||
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