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ルーズヴェルト・ゲーム
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ルーズヴェルト・ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全208件 141~160 8/11ページ
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オリジナルは、2012年2月22日リリース。電子書籍は、2014年3月14日リリース。あの『半沢直樹』の制作スタッフが再度結集し、TVドラマがスタートした『ルーズヴェルト・ゲーム』の原作である。オリジナルを読了して、ドラマを観ると、『ああ、あのシーンはこうやって描いたのか』といろいろ感じられて愉しい。 まず、読了後感じるのは、この作品は『銀行』の登場する部分は少ないのだが、やはり、作者の池井戸潤さんも元々銀行員だったことが、随所に感じられる。それはぼく自身も銀行員であるから、より敏感に感じられるのかもしれない。と言うのは、銀行員という職業は、ある意味、ありとあらゆる業種を同時に経験できる極めて稀な職種だからだ。 ある時は、その企業の社長や経理担当者と対峙し、運転資金の試算をし、設備資金の妥当性を考える。その一方で、その企業に務める従業員の人たちのマイホームやマイカーの夢を叶えるために、ローンの試算だけでなく、取得控除の説明や、確定申告の方法までアシストする。つまり企業まるごとをアシストする。それができることが真の金融マンなのだ。この本のストーリーには、池井戸潤さんが金融マンとして接してきた企業の企業全体の『体温』が感じられる。 一方で、契約社員といった雇用形態やリストラに対しては痛烈な皮肉をこめている、と感じる。かつてドラッカーは『マネジメント』の中で『人は最大の資産である』説いていた。しかし、今の日本は、短絡的な雇用形態やリストラで多くの技術者の海外流失を産み、結局それが今の日本の製造業を苦しめている。企業は、福利厚生を限りなく0に近づけ、永く企業のために働いてきた人の企業年金を紙切れ一枚の茶番の変更で奪ってきた。それが、結局企業、ひいては日本人の『力』を奪ってきたのだ。 青島製作所野球部のために全員で応援する姿に、はるか昔、自分が就職した頃の『会社』を感じた。皆各々が自分職務を全力で全うして初めて『会社』は動くのだ。そういう純粋な気持ちを思い出した。確かに世の中には、ずるくて、人を苦しめたいと画策する輩は数多いる。しかし、どんなに挫折しても立ち上がり生きることが大切なのだ、とこの作品は教えてくれる。人生は愉しいことばかりではない。苦しいこともいっぱいある。でも、それ全部が人生で、生きるということなのだ。 ラスト・シーンには不覚にも涙してしまった。読み進むほどにスピードは上がり、心が熱くなる。この熱さが池井戸作品なんだな、と思う。 | ||||
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オリジナルは、2012年2月22日リリース。電子書籍は、2014年3月14日リリース。あの『半沢直樹』の制作スタッフが再度結集し、TVドラマがスタートした『ルーズヴェルト・ゲーム』の原作である。オリジナルを読了して、ドラマを観ると、『ああ、あのシーンはこうやって描いたのか』といろいろ感じられて愉しい。 まず、読了後感じるのは、この作品は『銀行』の登場する部分は少ないのだが、やはり、作者の池井戸潤さんも元々銀行員だったことが、随所に感じられる。それはぼく自身も銀行員であるから、より敏感に感じられるのかもしれない。と言うのは、銀行員という職業は、ある意味、ありとあらゆる業種を同時に経験できる極めて稀な職種だからだ。 ある時は、その企業の社長や経理担当者と対峙し、運転資金の試算をし、設備資金の妥当性を考える。その一方で、その企業に務める従業員の人たちのマイホームやマイカーの夢を叶えるために、ローンの試算だけでなく、取得控除の説明や、確定申告の方法までアシストする。つまり企業まるごとをアシストする。それができることが真の金融マンなのだ。この本のストーリーには、池井戸潤さんが金融マンとして接してきた企業の企業全体の『体温』が感じられる。 一方で、契約社員といった雇用形態やリストラに対しては痛烈な皮肉をこめている、と感じる。かつてドラッカーは『マネジメント』の中で『人は最大の資産である』説いていた。しかし、今の日本は、短絡的な雇用形態やリストラで多くの技術者の海外流失を産み、結局それが今の日本の製造業を苦しめている。企業は、福利厚生を限りなく0に近づけ、永く企業のために働いてきた人の企業年金を紙切れ一枚の茶番の変更で奪ってきた。それが、結局企業、ひいては日本人の『力』を奪ってきたのだ。 青島製作所野球部のために全員で応援する姿に、はるか昔、自分が就職した頃の『会社』を感じた。皆各々が自分職務を全力で全うして初めて『会社』は動くのだ。そういう純粋な気持ちを思い出した。確かに世の中には、ずるくて、人を苦しめたいと画策する輩は数多いる。しかし、どんなに挫折しても立ち上がり生きることが大切なのだ、とこの作品は教えてくれる。人生は愉しいことばかりではない。苦しいこともいっぱいある。でも、それ全部が人生で、生きるということなのだ。 ラスト・シーンには不覚にも涙してしまった。読み進むほどにスピードは上がり、心が熱くなる。この熱さが池井戸作品なんだな、と思う。 | ||||
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最近池井戸 潤さんの本にはまっています。会社経営の話と野球ゲームの話が気持ち良く切り替わっていく間がとても好きです。さらにファンになりました。 | ||||
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あかん。 ドラマ見た後即刻買って、読んでもうた。 テレビ好きな人は我慢してね。 | ||||
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池井戸さんらしい傑作です。会社内での野球部の存続をかけた戦いと銀行との折衝、同業他社との競争・・・ なかなか面白かった。 | ||||
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題名の(ルーズヴェルト ゲーム) とは?初めは何の意味かなと不思議に思っていいました。読み進むと簡単に意味は分かります。でもそこから感動のドラマが展開し始めます。ご自身で確かめて下さい! | ||||
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好きな野球をベースにいろんな展開が繰り広げられるのがスリルある | ||||
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なんといっても、読み終えたあとの痛快感がたまらない。 すっかり、池井戸ワールドにはまってしまいました。 | ||||
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半沢直樹のドラマを見て、初めての池井戸潤モノを読んでみました。 読了後、感じるのはやはり本当によく考えられた展開。 500ページ弱の大作をあっという間に読みきってしまいました。 最後にやや物足りなさを感じましたが、 本書を通して感じられる筋道の通った考え方は心から納得でした。 野球好きの方にも、そうでない方にもおススメの1冊です。 | ||||
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企業の野球チームが廃部に追い詰められているが、企業自体が 業績不振だからやむを得ない。もちろん、すでにリストラされた社員 が大勢いるのだから、次は廃部の番だと言われても仕方がない。 でも、企業の業績さえ上向けば、廃部にならないだろう。とは言え、 メーカーが生き残るには、コストカットや新製品の開発しかないし、 後者はそう簡単にできるものではない。 本書では特に誰が主人公、というわけではなく、企業の会長、社長 から派遣切りになる野球部員の社員に至るまで、つい感情移入したく 人物が多く、ひきこまれるように読んだ。大勢の社員がスタンドに応援 に来ている場面では、涙がこぼれそうになった。 もうすぐテレビが放映されるというので、それまでに読もうと思った が、読破できてよかった。テレビではさらに脚色されるのだろうが、 そのようなドラマになるのかが楽しみである。 | ||||
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読むたびに引き込まれ、鬱憤からの爽快感が何とも言えない。ドラマでは、野球のシーンの再現は困難と思われる。 | ||||
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面白かった〜!とにかくハマってしまった。会長の存在感がストーリーを引き締めていて、グッとくる言葉に心うたれました。 | ||||
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今度ドラマが始まるので、その前に読んでおこうと。 檀れいが出るので、どんな役どころなのかな……と思って読んだら、 ちょいと出番は少なく「あれれ?」でした。 ドラマでは、脚本家の腕の見せ所ですね。 とても読みやすく、小さな感動のツボがしっかり押さえられた おもしろい読み物。 高校時代に心に傷を負ったピッチャーや 株主総会で異彩を放つ女経営者など ややステレオタイプな人も多いのですが それでも読ませる筆力はさすが! (個人的には次期社長候補だったナンバー2の男の「しみじみ感」がよかった。 これを江口洋介がどう演じるのか!?) なにより最後は、こう来たか! と。 本についてこう書くのは不適切かもしれませんが お買い得の一冊! | ||||
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「下町ロケット」「空飛ぶタイヤ」等に代表される著者得意の企業小説。 リーマンショック後の会社の窮状とコストの塊である野球部という二つの視点から描かれている。 会社が危機的状況に陥っている経営者としての心情とリストラの危機にある野球部員としての心情。 どちらの考え方も十分理解出来るため、読んでいると複雑な心境になる。 現実に起きている問題だからこそ、とてもリアルに感じられた。 | ||||
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ベースボール好きのルーズヴェルト元大統領が一番面白いゲームは8-7であると言う。 リストラが必須である青島製作所の野球部と、青島製作所を買収したいミツワ電器の野球部との東京都代表をかけた一戦の結末は!? 池井戸潤は色々な面白い本を書くねえ~( ̄▽ ̄)=3 | ||||
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最近、続けて池井戸さんの作品を読んでますが、やっぱりこれも面白かった! 通勤の電車の中で、感動して泣きそうになったのを堪えるのが大変。 経営不振でリストラが行われる中、野球部を背負うことになったエースの因縁の対決は胸がすかっとしました。 会社のトップとは、いかに社員を信じ一緒に苦楽を共にできるかですね。 色々考えさせられる作品でした! | ||||
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会社という利益を生まなければ成立しない世界の中で、野球を通じてひとつになる。社会人としてもがき悩むなかで、会社が利益を生むだけの数字の世界でないことに気づいていく。最初は結構ヤキモキする展開だけども、苦しい苦しい葛藤があったからこそ、最後の快進撃がとても爽やかに感じられる。会社って色んな事があるよなぁ、って感じながらも、仕方ない今日も働くぞって思ってる僕たちサラリーマンにピッタリな作品。 | ||||
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最高でした。 現状の社会人スポーツ選手とダブって見え、日本のアマチュアスポーツの今後が心配です。 日本も大会実績ばかりを重視しないで広くアマチュアスポーツの普及を図ってもらいたいと感じました。陸王もどうなるのか楽しみです。 | ||||
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なんか鼻が鼻がツンとなる。池井戸さんの小説はアレだ。民衆版の水戸黄門だ。しかも圧縮されてエンディングへ向かう。その爽快感の為に読むといっても言い過ぎじゃない気がする。 | ||||
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池井戸潤作品はほぼすべて読んでますけど、読後の爽快感がやはりすごいです。 今回は野球と仕事を絡め、安心安定のストーリーで結末まで一気に進んでいきます。 ドラマ化もうなずける、良作でした。 | ||||
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