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サイバーテロ 漂流少女



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【この小説が収録されている参考書籍】
サイバーテロ 漂流少女

サイバーテロ 漂流少女の評価: 4.11/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

とても浅い作品

文章、内容共に幼稚で薄っぺらすぎる。なぜ一人称で書いたのかも理解できない。構成も悪いし、人物造詣も浅い。素人臭がこれほどまでプンプンなのも珍しい。
サイバーテロ 漂流少女Amazon書評・レビュー:サイバーテロ 漂流少女より
4562047690
No.2:
(3pt)

どうせやるなら

何か大きなことが起きそうな前半のワクワク感に比べると、
後半はやや失速気味です。
この手の小説は壮大な嘘で構わないと思うのです。
どうせなら、彼女たちの目論見がある程度成功して、
世間がパニックになり、
それを鎮圧していくお話にして欲しかったですね。
サイバーテロ 漂流少女Amazon書評・レビュー:サイバーテロ 漂流少女より
4562047690
No.1:
(3pt)

十分な力作だが、業界の将来に影を落とす不安がぬぐえない

冒頭「オレは」から始まる文体のガッカリ感はさておき、内容的には悪くない。

読み始めこそ展開のスピード感に乏しいものの、その後は加速度的に物語が展開し、
息つく暇もない。次々と降りかかる災難に翻弄される主人公に自分を重ねてしまい、
瞬く間に最後まで読み進めてしまう。著者の力量はなかなかのものだ。

サイバーセキュリティの世界を舞台とした数少ないミステリであり、業界の光と影を
浮き彫りとしながら、技術者の抱える矛盾や葛藤を織り交ぜつつ生々しく書き上げた手腕は
高く評価できる。業界の外から見れば、どれもなるほどと考えさせられる問題ばかりだ。
危機意識という点だけ取っても日本は間違いなく相当に立ち後れているのだろう。心配だ。

<<<<以下内容・核心に触れる記載あり。注意>>>>

さて、本作品はフィクションだ。ただし、著者もあとがきで触れているとおり、
どうやら実在する社名や人名、勉強会の名称が一部に出てきているらしい。

誰もが思うことだろうが、本作品において最も強烈な印象として残る感想といえば
「実在するらしい若者向けのセキュリティ勉強会が、サイバーテロ集団を生み出す温床となったという
設定は是か」という点に尽きる。
例えフィクションといえど、諸外国からのサイバー攻撃に翻弄される今日、国を挙げて
人材育成に取り組もうとしている機運を削いでしまうことになりはしないか。
そのためか、残念ながら私は本作を心の底から楽しめるまでには至らなかった。

もう一度書くが、本書には実名と、実名を少し改変した人名とが混在しているようだ。
著者は刊行に際して、実名記載で良いかを企業や本人に確認したはずである。
憶測の粋を出ないが、非実名の方は実名で記載されることを良しと思わなかったのではないか。
それが現場で汗と涙を共有しながら人材育成を行っている人間の正しい感覚であると信じるからだ。
たとえ物語といえど、人間、そこまで無邪気に楽しめるものではない。

先日、東京都八王子市で路線バスの運転手が刺された事件では、逮捕された14歳の男子生徒が
「バスジャック小説を参考にして犯行に及んだ」と供述している。
コンピュータゲームであっても対象年齢の指定がなされる今日である。多感な年頃の少年少女が
この書を手にした時に、果たしてどのように受け止めるのか、少し不安に感じる。

さらに心配なのは親側への受け取られ方だ。親御さんに本書を渡し、フィクションとして読んで
いただいた後に、さて、我が子を勉強会へと誘ったところで快く送り出してくださるかどうか。
サイバーテロならぬ、人材育成への自爆テロの感もある本書。実名による登場には相応の想像力と
細心の注意が欠かせぬはずで、それこそはまさにセキュリティを生業とする方々自身が元来備えて
いなければならない素養であり嗅覚であるはずだ。この点、他の方々のレビューを待ちたい。
サイバーテロ 漂流少女Amazon書評・レビュー:サイバーテロ 漂流少女より
4562047690

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