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サイバーテロ 漂流少女
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サイバーテロ 漂流少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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サイバーセキュリティの実務に活かせるといったら過言かもしれませんが、 著者の方の経験に裏打ちされた、具体的な知識やセキュリティ業務の勘所のようなものが 散りばめられており、ITに係る身としては非常に勉強になります。 また、普通の小説としても読みやすく面白いです。IT系の仕事に従事される若手の方にオススメです。 | ||||
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文章、内容共に幼稚で薄っぺらすぎる。なぜ一人称で書いたのかも理解できない。構成も悪いし、人物造詣も浅い。素人臭がこれほどまでプンプンなのも珍しい。 | ||||
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いい感じに不穏さが増していく中盤、少女の名前が「玲音」な時点で解る人には解るんじゃないかなww present day, present time. HAHAHAHA トリックには一切のフィクションが無い分、こういう著者の遊び心に打たれます。 | ||||
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セキュリティの知識があっても無くても楽しめる作品です。全体としては、あくまでミステリー小説です。ですが、緊迫感を描写する台詞の一つ一つが秀逸です。現実とフィクションの境目が曖昧で、背筋が寒くなります。業界の方はもちろん、ネットは使うが詳しいことは知らないという人にも読んで欲しいですね。 | ||||
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何か大きなことが起きそうな前半のワクワク感に比べると、 後半はやや失速気味です。 この手の小説は壮大な嘘で構わないと思うのです。 どうせなら、彼女たちの目論見がある程度成功して、 世間がパニックになり、 それを鎮圧していくお話にして欲しかったですね。 | ||||
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「サイバーテロ」をテーマにした小説ということで、 読んでみました。 もちろん、内容はフィクション。 企業名、人名に実在のものが出てきたり、 虚偽のものであっても「これは○○のもじりでは?」 「この人は××をモデルにしたのでは?と思うものがあったり。 セキュリティ関係を知る人にはそんな楽しみ方もあります(!?) 内容の展開はスピーディのような、そうでないような。 やたら描写が細かい部分がある一方、 とてもざっくりした部分もあり、 読んでいて「んん〜?」と思うことがあるものの、楽しめる小説。 もっとも、この手の話に興味があれば。 セキュリティ分野に詳しくなく、技術系の話は苦手、 という方には、面白くないかもしれません。 あとがきを読んでいたら、2012年4月末まで 番外編みたいな物語が無償ダウンロードできたとか。 (気がつくのが遅かった!残念!) | ||||
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冒頭「オレは」から始まる文体のガッカリ感はさておき、内容的には悪くない。 読み始めこそ展開のスピード感に乏しいものの、その後は加速度的に物語が展開し、 息つく暇もない。次々と降りかかる災難に翻弄される主人公に自分を重ねてしまい、 瞬く間に最後まで読み進めてしまう。著者の力量はなかなかのものだ。 サイバーセキュリティの世界を舞台とした数少ないミステリであり、業界の光と影を 浮き彫りとしながら、技術者の抱える矛盾や葛藤を織り交ぜつつ生々しく書き上げた手腕は 高く評価できる。業界の外から見れば、どれもなるほどと考えさせられる問題ばかりだ。 危機意識という点だけ取っても日本は間違いなく相当に立ち後れているのだろう。心配だ。 <<<<以下内容・核心に触れる記載あり。注意>>>> さて、本作品はフィクションだ。ただし、著者もあとがきで触れているとおり、 どうやら実在する社名や人名、勉強会の名称が一部に出てきているらしい。 誰もが思うことだろうが、本作品において最も強烈な印象として残る感想といえば 「実在するらしい若者向けのセキュリティ勉強会が、サイバーテロ集団を生み出す温床となったという 設定は是か」という点に尽きる。 例えフィクションといえど、諸外国からのサイバー攻撃に翻弄される今日、国を挙げて 人材育成に取り組もうとしている機運を削いでしまうことになりはしないか。 そのためか、残念ながら私は本作を心の底から楽しめるまでには至らなかった。 もう一度書くが、本書には実名と、実名を少し改変した人名とが混在しているようだ。 著者は刊行に際して、実名記載で良いかを企業や本人に確認したはずである。 憶測の粋を出ないが、非実名の方は実名で記載されることを良しと思わなかったのではないか。 それが現場で汗と涙を共有しながら人材育成を行っている人間の正しい感覚であると信じるからだ。 たとえ物語といえど、人間、そこまで無邪気に楽しめるものではない。 先日、東京都八王子市で路線バスの運転手が刺された事件では、逮捕された14歳の男子生徒が 「バスジャック小説を参考にして犯行に及んだ」と供述している。 コンピュータゲームであっても対象年齢の指定がなされる今日である。多感な年頃の少年少女が この書を手にした時に、果たしてどのように受け止めるのか、少し不安に感じる。 さらに心配なのは親側への受け取られ方だ。親御さんに本書を渡し、フィクションとして読んで いただいた後に、さて、我が子を勉強会へと誘ったところで快く送り出してくださるかどうか。 サイバーテロならぬ、人材育成への自爆テロの感もある本書。実名による登場には相応の想像力と 細心の注意が欠かせぬはずで、それこそはまさにセキュリティを生業とする方々自身が元来備えて いなければならない素養であり嗅覚であるはずだ。この点、他の方々のレビューを待ちたい。 | ||||
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「作家はその2作目で真価が問われる」とはよく言われる事ですが この作品は作家・一田和樹が本物であることを雄弁に示してくれました。 『檻の中の少女』から続く少女シリーズ、あるいは君島シリーズの第2弾でもあります。 前回同様サイバーセキュリティがテーマとなりますが、今回は事件の規模が桁違い! 一気に引き込まれる冒頭から結末まで、一気怒濤に展開します。 最新のセキュリティ事情、「え、アンチウイルスソフトってそんなんなの?」といった驚きなどもあり、 自分のようにこっち方面にとんと疎い人間にとっては大変勉強にもなりました。 是非映像化して欲しいです。 | ||||
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自分が知らない世界を垣間見るのは、だれもが興奮することだと思う。 それがディープであれば、あるほど。 そういう意味で、本作『サイバーテロ 漂流少女』は公安警察を舞台にした麻生幾『ZERO』を読んだときと並ぶほどの衝撃をぼくに与えてくれました。 著者はサイバーセキュリティーの第一線で活躍を続けていた方です。 こうした本物の世界にいた人が書く物語というのは、独特の現実感があります。 業界の空気とか、外部からはうかがい知れない業界ルールとか、業界人の思考とか、そういったものです。 サイバーセキュリティーを扱った他の小説を知らないので比較が難しいのですが、麻生幾『ZERO』と同じく公安警察を扱った作品として、第53回江戸川乱歩賞受賞作『沈底魚』という作品があります。 この2作を読んだ方なら分かると思いますが、本作は明らかに『ZERO』の領域です。 著者だけが書ける物語が、ここにあります。 本作はミステリ界に新しい分野を開拓したと言ってもいいと思います。 著者の前作『檻の中の少女』もサイバーセキュリティーを扱っていますが、衝撃度というか、物語の大きさははるかに本作が上回っています。 もしかしたら、2012年がひとつのエポックメーキングになるかもしれません。 もちろんミステリとしても優れていて、ラストのどんでん返しは驚きの連続! ネットに詳しくない人でもぐいぐい引き込まれるというか、むしろ知らない人ほど読んで欲しい。 読書後は、世の中を違った目で見られるようになると思います。 | ||||
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