奇面館の殺人

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評判

奇面館の殺人の評価:

3.74/5点 レビュー 94件。 A ランク

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平均点3.74pt

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全61件 61〜61 4/4ページ
No.1
(4pt)

中村青司に鹿谷門実とくれば、読まずにはいられない

中村青司設計の「奇面館」。その主人・影山逸史に招かれた6人の男たち。この6人の中には、名探偵・鹿谷門実もふとしたことから加わっていた。館に入った6人と主は、それぞれ、館に伝わる仮面に顔を隠して一晩を過ごすことに。しかし、季節外れの大雪で、館が孤立し、さらには首と10本の指が切断された死体が…

久々の「館」シリーズ。しかも、吹雪で孤立する奇妙な洋館。著者のミステリのファンであれば、読まずにはいられない。伏線なども巧妙で、謎解きの段階で、「そういえば」と思うことも多かった。
ただ、ある程度ミステリを読みなれた人には、途中で犯人は分かるだろうし、「指」にかかわる謎の正解も難しいものではない。また、終盤で明かされる物語全体のカギとなる「謎」に関しては、この設定では、疑問が残る。条件を少し変えると、問題はなくなるものの、正解に辿りつける人が多くなる可能性があり、微妙だとは思うけど、そこまで斟酌しても、ちょっと無理かなという感じは否めない。
それでも、それが物語全体を楽しむことを阻害するわけではないだろう。

折紙の「7本指の悪魔」の使い方など、色々と遊び心もつまっている。また、紅一点の新月瞳子が、なかなか面白い。スピンオフにするか、それともこのシリーズに再登場するか、どちらでもよいが、再会を期待したい。


奇面館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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