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耳猫風信社
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耳猫風信社の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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ずっと前に読んだ本でしたが、また読みたくなって今回は文庫版ではなく、ハードカバーを購入しました。ネコ好きの人には是非読んで欲しい作品です。 | ||||
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真昼の夢に見るような底抜けの明るさ、透明感、フワフワした空気感があります。 日常との境目に潜む幻想感に満ちています。 おいしいお菓子や食べ物、飲み物が出てきて、それらを食べながら読みたくなります。 散歩をしていると、あえて路地に迷いたくなります。 今でもお気に入りの作品です。 | ||||
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トアンは日記帳を探している最中、十字路で不思議な少年に出会う。 青と金のコンビネゾンの瞳を持つ風変わりな少年の名前はカシス。 トアンとその友人ソラは、何度となく猫たちの世界に迷い込み、そこで不思議な体験をしていきます。 しかし長野さんの描く女の子やお母さんって、まるでモンスターですね。 凛一シリーズを初めとする青春系の小説ではそうでもないですが、河出文庫から出てるのなんてまさに、ですね。 『螺子式少年』も『テレヴィジョン・シティ』も、ママは怖い。 トアンはお母さんを慕っていますが、この人も大概な……。 トアンとソラの、約束はせず、お互い何となく虫が知らせて遊びに出かける、という関係がよかった。 自転車二人乗り……いや、なんでもなくて……でも、カシスに嫉妬……いやいやいや。 相変わらず物語に破綻のない作り。非の打ち所がないですが、ただ、ありがち、と言うところで★一個引きました。 | ||||
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ちょうど地元のことを思い出しながら新幹線の中で読みました。 埠頭近くの少し寂れた、でもどこか不思議でわくわくする場所。普段訪れない隣町が作品の中の舞台で、そこに現れる不思議な少年たちと猫。 長野まゆみさんの作品には猫が良く登場しますが、この作品もしかり。そして、黄昏が舞台と、私好みの設定に完全にやられました。 多少、先が読めてしまうところもありますが、それも含めて演出かなとも、思ったりして。 本を開けばそこは、いつもの町とは違う世界。眠りの前の小旅行にぴったりだと思います。 | ||||
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長野まゆみさんに作品を通して感じる一つの思いを、さらに強く印象づけられた作品。 少年社会に不文律としてある、越えられない一線、越えてはいけない場所。 それは、踏切であったり、町はずれの空き地であったり。 それを越えた者へいだく尊敬、大人へと先に越され、取り残された孤独感。 長野さんが紡ぐ世界の底流にあるものだと思います。星一つ足りないのは、結末が、長野さんが常に与えてくれる静謐な予定調和ではなく、ただ単に予想できる範囲だったから。 | ||||
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日記風の書き出しでとても面白いと思う。 あとなんと言っても、キイルやカシスなどの隣町で出会う人(猫?)達!!好いです∨ 謎めいた建物や病院そんな忘れかけていたもの達を思い出してしまいます。 | ||||
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私が初めて読んだ長野さんの作品です。そして、長野さんの作品にハマるきっかけになったほんです。 主人公が初めて行った隣町で、フラッシュピンクに髪を染めたいと言うコンビネゾンの漆黒の髪の少年と出会う所から話が始まります。 親友のソラと不思議な少年カシス達を、こっそりと彼の日記を読みながら、カシス達が何者なのかを知ることができます。 | ||||
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この本を読んだのは高校生の時でしたが、それまで読んでいた長野まゆみさんの本とは少し違っていました。綺麗でキラキラした繊細なイメージは変わらないのですが、悲しげで寂しげな、読んだ後に少し考えさせられてしまうところがないのです。綺麗でキラキラして、そのうえなんだかクリスマスの日みたいに、わくわくしてしまうのです。偶然出会った、フラッシュピンクの髪の少年が、僕の母さんのお菓子に注文をつける。彼の目の色は、どこかで見たことがある。そう、まるで・・・・。 自分が本の中に入りこんだように、あっという間によんでしまって、大学生になった今もどこかでこの本のことを思い出してしまうような、素敵な一冊です。 | ||||
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