偉大なる、しゅららぼん

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評判

偉大なる、しゅららぼんの評価:

4.26/5点 レビュー 104件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.26pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全204件 181〜200 10/11ページ
No.24
(3pt)

万城目お得意のファンタジー

超能力を使いこなす、二つの対立する名家に属する高校生のストーリー。 序盤は、万城目お得意のファンタジーの中にちりばめられた、シュールなボケにニヤリ。 しかしこの物語は、楽しく面白いだけでは終わってくれない。 中盤以降に明らかにされる、淡十郎に関する事実。なぜか驚愕でした。そして、過去にある人物が興味本位で起こした行動。 これにより奪われた尊い記憶。 その記憶を奪われた人物が起こした復讐。 と、馬鹿馬鹿しい万城目ギャグファンタジーを楽しもうとしていた僕には後半少々辛かったです。「万城目真面目かっ」と。しかし、悲哀に満ちたこの部分をアクセント(後半のストーリーの中心なんですが)と捉え、馬鹿馬鹿しくも楽しいエンタメを素直に受け入れられる方にはお勧めです。 最後には優しい仕掛けもあり、心地よい余韻と共にページをめくり終えました。
偉大なる、しゅららぼん Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼんより
4087713997
No.23
(5pt)

日常を保つために戦う

「ここらで、初期の頃のやんちゃな男の子的なものを取り戻したくなったんです。
『鴨川ホルモー』を書いたのはデビュー前だから、下手だからこそできたことが多々あるとはわかっているけど、
ああいう乱暴で荒々しい感じを今回は意識的に戻そうというのがありました」
との作者インタビューがありました。
なるほど。
処女作からずっと読んでいますが、お話の勢いが力強くて、特に中盤過ぎ位からはどんどんページをめくらせる勢いがありました。
もっとじっくり読みたいのに。
どの作品をとっても、語り手となるひとの選び方が秀逸だと思います。
曰く、今回の主人公は「日常を保つために戦う」人だとのこと。
笑いも切なさも爽やかさも併せ持つ
ここで終わらず後日譚を期待したくなる、魅力的なお話でした。
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)より
4087451429
No.22
(5pt)

日常を保つために戦う

「ここらで、初期の頃のやんちゃな男の子的なものを取り戻したくなったんです。
『鴨川ホルモー』を書いたのはデビュー前だから、下手だからこそできたことが多々あるとはわかっているけど、
ああいう乱暴で荒々しい感じを今回は意識的に戻そうというのがありました」
との作者インタビューがありました。
なるほど。
処女作からずっと読んでいますが、お話の勢いが力強くて、特に中盤過ぎ位からはどんどんページをめくらせる勢いがありました。
もっとじっくり読みたいのに。
どの作品をとっても、語り手となるひとの選び方が秀逸だと思います。
曰く、今回の主人公は「日常を保つために戦う」人だとのこと。
笑いも切なさも爽やかさも併せ持つ
ここで終わらず後日譚を期待したくなる、魅力的なお話でした。



偉大なる、しゅららぼん Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼんより
4087713997
No.21
(4pt)

ライトにまとまった傑作

今回の作品は、琵琶湖を舞台とした、いつもの超能力作品です。文章がやや森見作品のようになった気がしなくもないですが、よくまとめられた傑作だと思います。前回の「プリンセス・トヨトミ」が構成や展開が気になり、なかなか読めなかったのに対し、今回は一気に読むことが出来ました。
 確かにホルモーの様にクセの強さが無いため、やや盛り上がりに欠けるように思うかもしれませんが、これまでの作品よりも文章や台詞が軽快で、私は万城目作品の中では一番好きです。これからの作品にも、さらに期待したいと思わせる作品だと思います。
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)より
4087451429
No.20
(4pt)

ライトにまとまった傑作

今回の作品は、琵琶湖を舞台とした、いつもの超能力作品です。文章がやや森見作品のようになった気がしなくもないですが、よくまとめられた傑作だと思います。前回の「プリンセス・トヨトミ」が構成や展開が気になり、なかなか読めなかったのに対し、今回は一気に読むことが出来ました。
 確かにホルモーの様にクセの強さが無いため、やや盛り上がりに欠けるように思うかもしれませんが、これまでの作品よりも文章や台詞が軽快で、私は万城目作品の中では一番好きです。これからの作品にも、さらに期待したいと思わせる作品だと思います。
偉大なる、しゅららぼん Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼんより
4087713997
No.19
(5pt)

しゅっらららららら、ぼぼぼぼぼぼぼぼんっ!

このバカバカしくも、どこか甘酸っぱさの漂う青春小説を万城目さんは一人で考えているのかなぁ。それとも、途中、編集者には「こんな感じにしよう」と思うんだけど、どうですかねぇ・・・なんてやってるのかな。だとしたら、
編集者の人はほんと幸せですよね。打ち合わせの段階でも、きっと、くすくす笑いとかがはははは笑いが入り交じったようなハッピーな感じだろうし。
鴨川ホルモーや鹿男あをによしなど、他の万城目さんの作品と同じテイスト。
馬鹿馬鹿しい。でも登場人物は一生懸命だし、でも屈折してて、でも屈折してるとは思われたくなくて、そこを無理するからもっとおかしい・・・。しかも、舞台はいかにもありそうで、断じてない世界・・・

他の方も書いてらっしゃいますが、ラスト、ちょっと余韻の残る、そしてわくわく感いっぱいの終わり方。
胸いっぱいにハッピー感がひろがるいい終わり方でした。
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)より
4087451429
No.18
(5pt)

しゅっらららららら、ぼぼぼぼぼぼぼぼんっ!

このバカバカしくも、どこか甘酸っぱさの漂う青春小説を万城目さんは一人で考えているのかなぁ。それとも、途中、編集者には「こんな感じにしよう」と思うんだけど、どうですかねぇ・・・なんてやってるのかな。だとしたら、
編集者の人はほんと幸せですよね。打ち合わせの段階でも、きっと、くすくす笑いとかがはははは笑いが入り交じったようなハッピーな感じだろうし。
鴨川ホルモーや鹿男あをによしなど、他の万城目さんの作品と同じテイスト。
馬鹿馬鹿しい。でも登場人物は一生懸命だし、でも屈折してて、でも屈折してるとは思われたくなくて、そこを無理するからもっとおかしい・・・。しかも、舞台はいかにもありそうで、断じてない世界・・・

他の方も書いてらっしゃいますが、ラスト、ちょっと余韻の残る、そしてわくわく感いっぱいの終わり方。
胸いっぱいにハッピー感がひろがるいい終わり方でした。
偉大なる、しゅららぼん Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼんより
4087713997
No.17
(4pt)

完成された世界を超えて

万城目氏の作品を読むのは初めてだったが、
文章のテンポが良く、すいすい読める。
登場人物たちも奇想天外、ストーリーも荒唐無稽だが、
読み物としては非常に楽しませてもらった。

しゅららぼんという語感を思いつくのは並大抵ではない。
琵琶湖とサイキックバトルという組み合わせもまた、
不思議な化学作用が起こって新鮮。
このノリははっきりと好き嫌いがわかれるだろうが、
ストーリテラーとしての才能は申し分なく感じた。

個人的な懸念は、やはりどこかしら漫画的であるため、
小説的な深みを保てないところにある。
作者本人は極めて自覚的に、この作品を構築したと感じられるため、
こうした世界観が彼の作品の本質なのだ、
と言われてしまえばそれまでだ。

だが、これほどストーリーテラーとしての才能を持っているのだから、
もう少し小説的な「闇」に突っ込んでもいいのではないか、と感じた。
完成された世界を崩すことは苦しいことだと思うが
自己の完成された世界からの脱却を期待したい。

ただ、ラストの締めは非常に良かった。
私にとっても、登場人物にとっても、
「期待」の感覚がふつふつと沸いてくる、
素晴らしいラストシーンだ。
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)より
4087451429
No.16
(2pt)

魅力的な設定、だが…

著者の関西圏を舞台とした一連の作品を愛読しています。
今回は第四弾ということで滋賀県が舞台です。相変わらず著者は魅力的な世界観の設定に長けており、文章も読みやすく、サラッと読破できます。

しかし、魅力的な設定だったにも関わらず、十分に背景を物語の展開、結末に生かしきれていないという印象を持ちました。
舞台である滋賀ですが、鴨川ホルモーや続編のホルモー六景が、歴史的事実やフィクション、あるいはその土地の風土を用いて絶妙のバランスで構成されていたのと比較し、単に琵琶湖が出てくるというだけで、どこの土地であっても良かったのではないか?そう思えるほど、せっかく選んだ滋賀という土地を生かせていません。

また、登場人物それぞれに関する掘り下げも不足気味。ある種の特殊能力を与えられたことに対する各人たちの内面での葛藤や感情の移り変わりなど、それらを描写する作業がほとんど無いので、キャラクターへ感情移入することができませんでした。

また、著者は一目ぼれを作品の中で展開の1つとして多用することを好んでいますがちょっと安直です。
ホルモーで使ったのだから、控えたほうがいいかと思います。
偉大なる、しゅららぼん Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼんより
4087713997
No.15
(4pt)

完成された世界を超えて

万城目氏の作品を読むのは初めてだったが、
文章のテンポが良く、すいすい読める。
登場人物たちも奇想天外、ストーリーも荒唐無稽だが、
読み物としては非常に楽しませてもらった。

しゅららぼんという語感を思いつくのは並大抵ではない。
琵琶湖とサイキックバトルという組み合わせもまた、
不思議な化学作用が起こって新鮮。
このノリははっきりと好き嫌いがわかれるだろうが、
ストーリテラーとしての才能は申し分なく感じた。

個人的な懸念は、やはりどこかしら漫画的であるため、
小説的な深みを保てないところにある。
作者本人は極めて自覚的に、この作品を構築したと感じられるため、
こうした世界観が彼の作品の本質なのだ、
と言われてしまえばそれまでだ。

だが、これほどストーリーテラーとしての才能を持っているのだから、
もう少し小説的な「闇」に突っ込んでもいいのではないか、と感じた。
完成された世界を崩すことは苦しいことだと思うが
自己の完成された世界からの脱却を期待したい。

ただ、ラストの締めは非常に良かった。
私にとっても、登場人物にとっても、
「期待」の感覚がふつふつと沸いてくる、
素晴らしいラストシーンだ。
偉大なる、しゅららぼん Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼんより
4087713997
No.14
(5pt)

やっぱ面白れぇぞマキメワールド

先祖代々琵琶湖から得る特別な超能力を持つが故に、互いに牽制しあう日出家と棗家の末裔たち。そこに第三の勢力が紛れ込み日出家と棗家は琵琶湖から追われることとなった。第三勢力の正体とは?日出家と棗家の運命は!?

個性的な登場人物たちが繰り広げるドタバタな青春劇。「うる星やつら」が好きな人なら大好きなジャンルだと思います。錯乱坊主とか面堂終太郎とかがうっとおしいと思う人は楽しめないでしょう。

ていうか万城目ワールドはどれも留美子ワールド的だよな。そう思いません?
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)より
4087451429
No.13
(5pt)

やっぱ面白れぇぞマキメワールド

先祖代々琵琶湖から得る特別な超能力を持つが故に、互いに牽制しあう日出家と棗家の末裔たち。そこに第三の勢力が紛れ込み日出家と棗家は琵琶湖から追われることとなった。第三勢力の正体とは?日出家と棗家の運命は!?

個性的な登場人物たちが繰り広げるドタバタな青春劇。「うる星やつら」が好きな人なら大好きなジャンルだと思います。錯乱坊主とか面堂終太郎とかがうっとおしいと思う人は楽しめないでしょう。

ていうか万城目ワールドはどれも留美子ワールド的だよな。そう思いません?

偉大なる、しゅららぼん Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼんより
4087713997
No.12
(4pt)

よりブッ飛んだ

「鹿男あをによし」も「プリンセス・トヨトミ」も、その世界観や「ことの始まり」における神秘的な歴史イメージは素晴らしいものの、いざ事件が起こってみると結局大事にはならなかったり、絵に描いたように無事に解決するという物足りなさが残念な点だった。琵琶湖が舞台の本作では、湖から与えられた特別な「力」、早い話が超能力という、これまでより強いフィクション性をもつ設定を取り込むことで、小説としての「ブッ飛び感」が増した。「鹿男〜」ではいかに鹿や鼠が喋ろうとも、最終的に「おれ」が直面する課題というのはあくまで「普通の人間」が実現可能なものであったり、「〜トヨトミ」では府民すべてが秘密を守っているというカラクリさえクリアできれば「大阪全停止」という作品の肝は「ありえなくもない」話であったのに対して、本作には「超能力一族」に加え琵琶湖に潜む(?)ちょっとありえないくらい巨大な秘密がクライマックスに登場し、他と比べてもかなり派手な展開をみせる(琵琶湖に起こる異変も併せて、やや映像的に「見せ」ようとしすぎたきらいもあるが)。さらにラストは「時間」を超える完全にSF的なまとめで、単なるハッピーエンドにはしなかった。「念じれば何でもできちゃう」というご都合主義になりがちな話に片足を突っ込んでいるので、これまでの作品と同じように受け入れられるとは限らないが、作者の持ち味であるややコッテリ系ミステリの持ち味は、このくらい吹っ切れた見せ場や仕掛けをもつ話の方が、設定の大胆さに見合った起伏を伴っているように思える。

ただ、相変わらず「そこに現れたのは…○○だった」とか「よく考えたら〜ではないか」といった描写(がもたらす事実)が見え透いていて、意外でも何でもない人の登場や事実(の表現)に対して冷めてしまう瞬間が少なくない。特に、「グレート清子」が登場する節々は、そこに作者が感じているサプライズ感と読者の予想が完全にすれ違ってしまっていて、せっかくの魅力的なキャラクターが予定調和に登場させられているような印象なのが惜しい。

最後に、映像化された「鹿男〜」の藤原君、「〜トヨトミ」の鳥居、ともに性別を変更して女優の綾瀬はるかが演じているが、本作にも彼女のもつイメージに重なりそうな(初の)女性キャラクターが登場する。よほど作風との相性が良いのだろうか。
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)より
4087451429
No.11
(4pt)

よりブッ飛んだ

「鹿男あをによし」も「プリンセス・トヨトミ」も、その世界観や「ことの始まり」における神秘的な歴史イメージは素晴らしいものの、いざ事件が起こってみると結局大事にはならなかったり、絵に描いたように無事に解決するという物足りなさが残念な点だった。琵琶湖が舞台の本作では、湖から与えられた特別な「力」、早い話が超能力という、これまでより強いフィクション性をもつ設定を取り込むことで、小説としての「ブッ飛び感」が増した。「鹿男〜」ではいかに鹿や鼠が喋ろうとも、最終的に「おれ」が直面する課題というのはあくまで「普通の人間」が実現可能なものであったり、「〜トヨトミ」では府民すべてが秘密を守っているというカラクリさえクリアできれば「大阪全停止」という作品の肝は「ありえなくもない」話であったのに対して、本作には「超能力一族」に加え琵琶湖に潜む(?)ちょっとありえないくらい巨大な秘密がクライマックスに登場し、他と比べてもかなり派手な展開をみせる(琵琶湖に起こる異変も併せて、やや映像的に「見せ」ようとしすぎたきらいもあるが)。さらにラストは「時間」を超える完全にSF的なまとめで、単なるハッピーエンドにはしなかった。「念じれば何でもできちゃう」というご都合主義になりがちな話に片足を突っ込んでいるので、これまでの作品と同じように受け入れられるとは限らないが、作者の持ち味であるややコッテリ系ミステリの持ち味は、このくらい吹っ切れた見せ場や仕掛けをもつ話の方が、設定の大胆さに見合った起伏を伴っているように思える。

ただ、相変わらず「そこに現れたのは…○○だった」とか「よく考えたら〜ではないか」といった描写(がもたらす事実)が見え透いていて、意外でも何でもない人の登場や事実(の表現)に対して冷めてしまう瞬間が少なくない。特に、「グレート清子」が登場する節々は、そこに作者が感じているサプライズ感と読者の予想が完全にすれ違ってしまっていて、せっかくの魅力的なキャラクターが予定調和に登場させられているような印象なのが惜しい。

最後に、映像化された「鹿男〜」の藤原君、「〜トヨトミ」の鳥居、ともに性別を変更して女優の綾瀬はるかが演じているが、本作にも彼女のもつイメージに重なりそうな(初の)女性キャラクターが登場する。よほど作風との相性が良いのだろうか。
偉大なる、しゅららぼん Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼんより
4087713997
No.10
(5pt)

私にとっては最高傑作でした

基本的には青春SFギャグ小説。人知れずサイキック能力を持ち、ひっそりと城(本物の城ですよ、あーた)に住む一族がいた。そのサイキック能力を私欲のために使い、滋賀県で権力をほしいままにしているのが日出一族であり、視点人物「涼介」が能力ありとして本家に迎え入れられるところから本編がスタートする。
 だが、日出のサイキック能力には、致命的な副作用があったのだ。そして、不幸にもライバル一族さえいたのだ。
このまた副作用が冗談のようなものなのだ。しゅららぽんって…。
 赤い詰襟で船で通う高校生なんて、ギャグが突き抜けすぎてスペってまっせ、マキメはんっ!
 序盤は何のことやら仕組みがわからなくて、とにかく読み進めました。半分くらいで、なーるほどと、いろんなセリフが整合性を持ってきます。
一族を揺るがす大事件が起きるあたりから急展開。滋賀県のごく一部だけで普及率百パーセントというボードゲーム「カロム」は、本筋にあまり関係ないものの、事実ですよ。
 なんといっても物語の収束が完璧だ。物語の初めと終わりでは、事件が終わってほとんど元に戻っている。でも決して同じ世界ではない。何かが取り戻され、何かが失われている。世界というのはそういうものだ。決してただ単に元に戻るなんてことはない。
 そして、描かれないラストシーン。描く必要のないラストシーン。
 蛇足だが、彼がいるからには、彼女だっているはずだ。
 完璧だと思います。
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)より
4087451429
No.9
(5pt)

私にとっては最高傑作でした

基本的には青春SFギャグ小説。人知れずサイキック能力を持ち、ひっそりと城(本物の城ですよ、あーた)に住む一族がいた。そのサイキック能力を私欲のために使い、滋賀県で権力をほしいままにしているのが日出一族であり、視点人物「涼介」が能力ありとして本家に迎え入れられるところから本編がスタートする。
 だが、日出のサイキック能力には、致命的な副作用があったのだ。そして、不幸にもライバル一族さえいたのだ。
このまた副作用が冗談のようなものなのだ。しゅららぽんって…。
 赤い詰襟で船で通う高校生なんて、ギャグが突き抜けすぎてスペってまっせ、マキメはんっ!
 序盤は何のことやら仕組みがわからなくて、とにかく読み進めました。半分くらいで、なーるほどと、いろんなセリフが整合性を持ってきます。
一族を揺るがす大事件が起きるあたりから急展開。滋賀県のごく一部だけで普及率百パーセントというボードゲーム「カロム」は、本筋にあまり関係ないものの、事実ですよ。
 なんといっても物語の収束が完璧だ。物語の初めと終わりでは、事件が終わってほとんど元に戻っている。でも決して同じ世界ではない。何かが取り戻され、何かが失われている。世界というのはそういうものだ。決してただ単に元に戻るなんてことはない。
 そして、描かれないラストシーン。描く必要のないラストシーン。
 蛇足だが、彼がいるからには、彼女だっているはずだ。
 完璧だと思います。
偉大なる、しゅららぼん Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼんより
4087713997
No.8
(3pt)

期待して読んではみたものの

GW最後の1日を利用して読みました。
どうも盛り上がりに欠ける序盤、いやいやホルモーだって中盤から盛り返して…。
結局、盛り上がらずに読了。あれあれ?

だいたい日出と棗の力のぶつかり合いなんてほとんど無い。
しかもなんか力自体地味でよくわからない。もっと読者が「なるほど、これはすごい力だ!!」と思うような話があれば。。。
琵琶湖から力を得た者は名前にさんずいの漢字を一文字入れるという設定も、なんかぱっとしないし。
パタ子さんや不念堂の修行など面白くなりそうなキャラや話があったのに、なんか…ねぇ。

表紙は良かったです。帯だって「大大大傑作!!!」とかそそられるものがありましたし。
きっとジャケ買いする人が多いと思います。ということで☆は3個。内容的には期待が大きかった分、2個くらいだなぁ。
ホルモー以来万城目さんの本なら予備調査せずに即買っちゃうなぁと思っていたのですが、今後はちょっと微妙です。
かのこちゃんは面白かったのにな。残念です。
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)より
4087451429
No.7
(4pt)

ここまで続くと、やはり天才かも・・・

これまでの作品と比較すれば、少し物足りなさを感じる。とは言え、ほぼ年1冊のペースで出しているのに、このクオリティを維持できる著者は、やはり天才かもしれないです。

それにしても、どの作品も主人公がちょっと間抜けで、周囲の登場人物の能力や言動に素直に影響されている姿は、著者ご自身と思ってもよろしいですか?
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)より
4087451429
No.6
(3pt)

期待して読んではみたものの

GW最後の1日を利用して読みました。
どうも盛り上がりに欠ける序盤、いやいやホルモーだって中盤から盛り返して…。
結局、盛り上がらずに読了。あれあれ?

だいたい日出と棗の力のぶつかり合いなんてほとんど無い。
しかもなんか力自体地味でよくわからない。もっと読者が「なるほど、これはすごい力だ!!」と思うような話があれば。。。
琵琶湖から力を得た者は名前にさんずいの漢字を一文字入れるという設定も、なんかぱっとしないし。
パタ子さんや不念堂の修行など面白くなりそうなキャラや話があったのに、なんか…ねぇ。

表紙は良かったです。帯だって「大大大傑作!!!」とかそそられるものがありましたし。
きっとジャケ買いする人が多いと思います。ということで☆は3個。内容的には期待が大きかった分、2個くらいだなぁ。
ホルモー以来万城目さんの本なら予備調査せずに即買っちゃうなぁと思っていたのですが、今後はちょっと微妙です。
かのこちゃんは面白かったのにな。残念です。

偉大なる、しゅららぼん Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼんより
4087713997
No.5
(4pt)

ここまで続くと、やはり天才かも・・・

これまでの作品と比較すれば、少し物足りなさを感じる。とは言え、ほぼ年1冊のペースで出しているのに、このクオリティを維持できる著者は、やはり天才かもしれないです。

それにしても、どの作品も主人公がちょっと間抜けで、周囲の登場人物の能力や言動に素直に影響されている姿は、著者ご自身と思ってもよろしいですか?
偉大なる、しゅららぼん Amazon書評・レビュー: 偉大なる、しゅららぼんより
4087713997