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緑ヶ丘小学校大運動会



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【この小説が収録されている参考書籍】
緑ヶ丘小学校大運動会
緑ヶ丘小学校大運動会 (双葉文庫)

緑ヶ丘小学校大運動会の評価: 2.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

からみあうストーリー

2011年に出た単行本の文庫化。
 小学校の運動会を舞台に、謎の薬をめぐって子どもたちと父兄が右往左往する物語だ。
 運動会の描写は愉快だ。楽しいところも嫌なところも、いかにもな感じで語られており、懐かしさを感じる。
 真相は意外。複雑にからみあっており、ミステリとしてもよくできていると思う。ただ、ちょっと肩すかしな読後感ではある。盛り上がりにいまひとつ欠けた印象だ。
緑ヶ丘小学校大運動会Amazon書評・レビュー:緑ヶ丘小学校大運動会より
4575237353
No.1:
(2pt)

「運動会」であることに意味はあったのだろうか?

森谷明子お得意の日常のささいな謎を読み解くミステリー。
運動会と謎ときがどう結び付くのかと、ワクワクしながらページを捲ったのだが、
読み進めるうちに「別に運動会を舞台にする必然性ないよなー」と感じた。

恩田陸の『ドミノ』は大勢の登場人物による視点の変化を利用して、
先が読めない展開に仕立てることに成功していたが、
本作ではそれがうまく作用しておらず、 情報過多のよく分からない話になってしまっている。
主人公も小学生なのか、それともその父親なのかハッキリせず、
父子家庭の彼らが抱えるトラウマも物語にあまり活かされていない。
同級生の女の子との恋愛話も正直不要だ。

唯一良かったのは、運動会のプログラムを模した目次ページ。
洒落てて実に面白い。

やっぱり森谷明子は、紫式部シリーズや『七姫幻想』のように、
古典を題材にした作品の方がキレがある。
緑ヶ丘小学校大運動会Amazon書評・レビュー:緑ヶ丘小学校大運動会より
4575237353

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