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囮物語
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囮物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全104件 61~80 4/6ページ
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この作品のレビューは本当に書きにくい。 冒頭シーンの説明をするだけで核心に触れてしまう。 それだけ衝撃展開なのだと思っていただければよいかと。 一言で言うと、いよいよ最終章開幕!といったところでしょうか。 ネタバレはできないので断片的な感想を述べると、 1.撫子語りで1冊書き上げた筆力はホントに感心する。 2.月火ちゃんカワイイけどコワイ 3.ガハラさんカッコイイ! と言ったところでしょうか。 過去のエピソードが伏線となっていることが判明したり、新たに伏線が張られたり、 キャラ小説としてではなく 純粋な物語としての興味を引く仕掛けが満載です。 果たしてこの伏線はすべて回収されるのかというのが目下の楽しみなわけですが、 この作者の過去のパターンだと半分ぐらいは回収されない危険もあります。 なんにしてもこんなに次回が楽しみな小説は久しぶりです。 本作の続きは最終巻の「恋物語」となり次作「鬼物語」は本作より前の時系列となるようですが、 どんな仕掛けがあるかわからないので注意して読むことをお奨めします。 | ||||
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化物語をジャコウネコに例え、花物語を別のネコに例えたことがあるけれど、その例にならうならば、囮物語はハクビシン。 囮物語は独特の臭みがあるが熟練した腕前で丁寧に味付けされており、とても美味である。社会問題への暗喩を読み取ることは不可能ではないが、そのためには少々深読みしすぎる必要がある。 読んでるときに、なんとなく似たような性格の人物を思い浮かべることがあるかもしれない。 そして、それぞれが思い浮かべた人物が全く違うタイプのキャラだったりするのだけど、それぞれは確かに撫子の一側面だったりする。 つまり、人物描写に説得力がある。 | ||||
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囮物語 □の中の化物語 密室の中の蛇の物語 つまり・・・ いやー、面白かった 物語が加速してきました 撫子の中身に迫った内容でした あと、「撫子は俺の嫁」って人たちの内面にも迫った内容でしたよ とりあえず、撫子の可愛くない本気絶叫が聞けるのは囮物語だけっ!! あと、阿良々木くんが、妹の体の柔らかいところを興奮気味にどうにかしちゃうし、妹も素直に受け入れちゃう描写があるのは囮物語だけ | ||||
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冒頭たった20ページで明かされるのでネタばれにならないと思いますが、千石撫子が阿良々木暦と殺し合う「なんでまた?」な結末がいきなり明示されます。物語は結末が最初に示され、そこへ向けて経緯が描かれていく形です。 形式というか構造というかその辺りを別角度で言えば、『猫物語(白)』の羽川、『花物語』の神原に続き千石撫子のひとり語り。ということは『猫物語(白)』から始まる「新章」において、語り手を任されなかったのは『傾物語』の八九寺真宵だけになりますね。 さてさて、この『囮物語』ではっきりしたのは『化物語シリーズ』の構成ではないでしょうか。前半章で、善良な心根を持つ軽妙洒脱な語り手、阿良々木暦によって描きだされた魅力的で個性的なヒロインたちに、われわれ読み手は存分に惚れ込むことができます。そして新章では(『傾物語』を例外として)ヒロインたち自らが語り手になってそれぞれの“美しいとは限らない”その内面を吐露して行くことで、われわれは魅力的なヒロインの内面をどこまでも知ることができます。前半章は現代的なエンターテインメントであり、新章は日本的な私小説的世界として対比できるとも思うのです。 千石撫子が『恋愛サーキュレーション』において多くの視聴者を萌え死なせたかわいさは強力無比でしたが、そもそも小説において著者が撫子に託したのは卓越したかわいさのカリカチュアでしょう。西尾維新の面白さは撫子にかわいさ以外の何物をも与えないことです。頭が良いわけでも思慮深いわけでもなくただ ── かわいい。新章において、そのかわいさが撫子の内面を苛み続けていたという著者のリアアリティの持ち方には敬服するより他ありません。 撫子のかわいさの裏側に潜む魔性が気になるなら読まないと言う選択肢はありませんよね。 ちなみにあとがきで第三期の可能性を著者自らが匂わせていたということは朗報として添えておきます。 | ||||
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今回の話はダークです。でも面白くいっきに読んでしまいました。ただ撫子 ラスボスで終わんないよね。ねねね です。撫子だけこんな終わり方は納得いかないです。あと2話でちゃんと撫子の事も書いてほしいです。撫子ではなく[私]になれた撫子にあいたいです。 | ||||
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千石撫子をアニメのキャラだけではなく現実にいたらこんな感じの人物だということを作者さんは書いてくれたのだと思います | ||||
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『囮物語(なでこメデューサ)』読了。 感想は一言で言うと『驚愕』です。 これまで、その可愛らしさ(特にTVアニメ版における)故にネタ的な意味で『ラスボス』と言われていた撫子が、本当の意味でラスボスになってしまうとは...いやぁ、これはまったく予想つきませんでした。 何故小学2年の頃に少し遊んだだけの暦お兄ちゃんを中学生になるまでずっと思い続けていることができたのか、何故一人称が中学生になっても『撫子』なのか...まぁこういったことはマンガやアニメでは良くあることなんで、そんなキャラなんだろうと納得してしまいそうになりますが、普通の感覚で考えれば、これは十分普通じゃありませんよね。 そんな撫子のこれまで(おそらく意図的に)隠されていたダークサイドを『囮物語』では、これでもかってくらいにえぐり出してきます。以前の作品で撫子が「夏休みの宿題なんてやらなくても、ごめんなさいって謝れば大丈夫」というような事を言ってましたが、そのときは冗談のひとつぐらいだろうくらいに笑ってすませていたんですが、そうじゃなかったんですね。そんな撫子の弱さが逆に撫子をラスボスへと変えていく様はなんとも辛いものがあります。 作者曰く『化物語』第2期にあたる『猫物語(白)』以降の作品では『化物語』では語られなかったヒロイン達(『猫物語(白)』では羽川翼、『花物語』では神原駿河)の隠された内面や歪みがこれでもかってくらいに描かれていますが、衝撃度から言えば『囮物語』が最強です。なんたってラスボスになっちゃうんですからねぇ...まさにタイトルそのものの... 物語の決着は次の次の作品である『恋物語(ひたぎエンド)まで持ち越しとなりますが、悲劇的な結末は無いものと確信しています。なんたって、暦お兄ちゃん(阿良々木君)は『誰でも助けちゃう人』であり、それこそが『化物語』シリーズの根幹をなすものなのですから... とはいえ、阿良々木兄妹の関係はちょっと...いや、かなり問題ありかと...(^^:)。シスコンということでは暦君は某『俺妹』兄を超越するかもしれません。 われらが女王ひたぎ様は最後の方にほんのちょっぴりしか登場しませんが、それでも、そのわずかの間に一番美味しいところを持って行ってしまうあたりは、さすがは『化物語』メイン・ヒロインだけはあります。 それにしても、忍野扇とはいったい何者なんでしょう?ここ最近の物語は彼女(時には彼のときも)がトリガーになっている部分が多いし、特に『囮物語』で撫子をラスボスにしてしまったのは忍野扇の仕業であるといっても過言ではありません。もしかしたら、本当のラスボスはこの忍野扇という存在なのかもしれませんね。 | ||||
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化物語の既刊も、その前の西尾維新のシリーズ(たとえば戯言シリーズ)も読んでいて予定調和の域をでなかった。つまり奇想天外なところでも、すんなり読めたのですが。この作品は、作者にやられました。駿河さん予言の「撫子がラスボス」も別の意味で解釈していましたが、真のラスボスとは。 撫子を食べちゃうのは、暦おにいちゃん(嘘、忍ちゃんが食べる)と思わせて、撫子が食べちゃう。また、月火ちゃんの厳しい追及や前髪の件、よくできています。やはり、撫子には「○いおん」のようなへいおんな日常は無理だったのですね。私は、撫子ちゃんに萌えてはいなかったので、よかったのですが、「真宵バイバイ」なんてのたもうてた輩にはショックだったのでは。ざまーみろ。 素晴らしいです、維新さん。 | ||||
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怪異となった千石撫子と暦&忍が殺しあう衝撃シーンから始まって それに至るまでの物語が展開されます。とはいってもいろいろなものが 入り組み簡単には解とはわからない面白い話の構造をしています。 続きが楽しみです。 | ||||
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評価がとても難しいですね。 一つの物語として見ると少々違和感を覚えます。 今までの物語が何らかの解決に至っていたからかもしれませんが、 今までのどの作品とも違って完結しません。 厳密に言えばどの物語も完結なんてしてませんが。 この物語の結末は始まりです。 つまり物語はずっと序章ですね。 そりゃあ違和感も感じます。 しかし、西尾維新先生もきっと後に繋げるという意味の まとめに入るという事でこの内容だったんでしょう。 おそらく、この感情は意図して作り出されたものだと思います。 この巻を「前振り」として見る分には素晴らしいと思います。 ただ、この物語をどう締めくくるのか。 そんな将来への期待も込めての☆4評価です。 | ||||
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千石撫子のまさかのラスボスには驚きました。 千石のこれまでの印象、可愛いさを途中からすべて否定しているような物語で、最終的に助かるんだろうと思ってたけど、まさかの展開。モヤモヤが抑えられない。 次巻は続きではなさそうだけど楽しみにしています。 カミングスーン、神だけに。 | ||||
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タイトルがすでにネタばれかもしんないですけど、まぁつまりそういうことです。 期待通りというか、期待の斜め↑をいってくれましたね。西尾維新に狂人書かせたらほんとすごいんですよね。 これまでは千石撫子の”可愛い女子中学生”という役どころは、他の強烈なヒロイン達と比べるといまいちパワー不足で、モブとまではいかないまでも、ヒロインの一人としてはどうなの?って思ってました(実際登場回数も一番少ないですし)。まぁそんな彼女だからこそアニメ化の恩恵を一番受けたわけですが、アニメ化なかったらどうなっていたんでしょう。ほんと、たまたま可愛いくてよかったですね(笑) 個人的には、やってほしかったことを全部やってくれていたんで評価☆5をつけましたが、アニメからはいった、西尾作品は化物語しか読んでないって人はちょっと覚悟しておいたほうがいいかもしれませんっていったら流石にいいすぎですかね。 | ||||
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『偽物語』に出てきたクローゼットとアルバムの中身が気になっていたのですが、「囮物語』には出てこなかったのが残念です。 戦場ヶ原「私と羽川さんが手を組めば、千石ちゃんを倒せるはずなのよ!」『猫物語(白)』66頁 神原「・・・阿良々木先輩は、どうやら真のラスボスの存在に、まだ気付いていないようだな」『偽物語 上巻』125頁〜126頁 阿良々木「火から生命を作り出すとは、それは斬新な錬金術だな・・・・」神の域じゃねえか、それ。『偽物語 上巻』72頁 なんとなくスティーブン・キングの『キャリー』を連想したのですが、『孔雀王』や『GetBackers (奪還屋)』という気もします。 神になってしまうと、怪異の王でも敵わないようですね。 『恋物語』では戦場ヶ原ひたぎ&羽川翼コンビVS千石撫子の最終バトルになるのでしょうか? でも「真のラスボス」は、千石撫子ではない気がする。 | ||||
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一言で言うと撫子が壊れる話です。 撫子ファンにとってはツライ話です…。 話は解決していないし、救いもありません。 ただもし実際怪異というものがあるとしたら、撫子みたいな子が一番魅せられるのかもしれません。 なおタイトルで後悔していると書きましたが、もちろん内容のことではありません。 正直、続きとなる「花物語」が発売されてから一気に読むべきでした。 このモヤモヤ感を半年続くのはツライです… 個人的には撫子には幸せになって欲しいなぁ 以下気になったとこ ・冒頭で暦が撫子に対してなぜあそこまで吹っ切れているのか(「殺しに来た」とか言っていますし、家から神社に行くまでに何かあったのでしょうか?) ・他の方にもありますが月火がなぜあそこまで撫子に対して激怒したのか(この話の後、撫子は失踪扱いになっていると思うので次巻でファイヤーシスターズの行動にも何か触れてくれるのでしょうか?) | ||||
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今回は撫子が語り手でしたが相変わらずおもしろいです 撫子の容姿、思い、性格すべてを否定するような内容もあるので撫子ファンには少々辛いかもしれません(笑) | ||||
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インターネット界隈では神原のセリフが元だったか、その絡め取るような言動、行動、外見などからラスボス扱いされている千石撫子の話ですね。 ツイスターゲームだの王様ゲームだの狙われたら決して逃れることができないような罠の連続、そんな化物語のキャラの中でも面白い立場のキャラの話。 西尾先生の作品は言葉の選び方が面白く、前回の撫子の話の蛇に続いて、今回もまたヘビーな話なのですがいやあ月火ちゃんが怖かったです。 なんて書いていると強烈なネタばれをしそうなのでこのぐらいにしておきますが、タイトルの「囮物語」という「囮」がどう関連したかが自分にはまだ理解できていません。 実は「囮」だったのでしょうか。 個人的には花物語もそうですが、化物語系統というより戯言シリーズに近い気配がします。 撫子ファンにはきつい内容かもしれませんが、個人的にこういう仕草・言動等の掘り下げは凄く好き。 ただ、★4は化物語上下を★5扱いで比較すると(レビューは書いていませんが)、という感じ。 先を想像するとどうしてもGメン75のオープニングシーンを思い描いてしまうのはあれですかね。横一列で階段を上って… | ||||
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ファーストシーズンは暦視点だったので、ヒロインたちの外面しか描かれていませんでしたが(正確に言うと言動から内面を推し量ることしかできなかったというか)、セカンドシーズンでは各ヒロインを語り部にすることで内面が描かれており、そのギャップを堪能するシリーズとなってますね(笑) #羽川はドロドロだし、神原は意外にまじめで律儀だし、撫子は邪悪なほど純粋だし。 #傾では暦が語り部ですが、別の時間線では忍(というかハートアンダーブレード)が壊れるというギャップがありますし。 セカンドシーズンのあと2作も忍やひたぎの隠された内面を披露してくれるんでしょうか? 忍はともかく、ひたぎは裏表なさそうだけど・・・どういう風になるのか楽しみ。 #そういった予想も西尾先生はいい意味で裏切ってくれそうですが。 それにしても、ラスボスフラグをこういう風に回収しますか(笑) | ||||
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とにかく超展開です 何を書いてもネタバレになりそうです このレビューを見る方が本書を読んだ後に見ることを想定して記述しますと・・・ まず最初に思ったのが、前作の「花物語『するがデビル』」で阿良々木君は普通に登場していますよね 晴れて高校を卒業して車にも乗っています こう考えると花物語はただ神原の消化試合、というわけではなかったんですね 本当に全て計画通り!って感じです まあ確かに自分の中でも「もうそろそろ超展開来るだろ」みたいなことは思ってましたが まさか撫子がねぇ・・・ 西尾維新の書く作品は全く先が読めないことで定評があります(今週のめだかボックスしかり)が、 これはムリですね、ラスボスだよラスボス しかし最近は惰性で続けている感がしてしまったので、この超展開はとても嬉しいです! 書きたいこと書いてたらわけわからん文章になってしまった… 残り2作に期待です どう完結させるのでしょうか | ||||
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今回の囮物語 まさかのなでこ語りです。 しかし内容はかなり面白い 今回の作品で、化けの最終が見れるような作品です。 まさかの展開まさかのなでこの使い方。 西尾に感無量です。 愛の形?。恋の形?。 しかしなでこならそれを選ぶ事も読者ならわかってると思います。 化け作品初めての★5つです。 ただ、、、、、、 まったりとしたなでこファンにはちょっと賛否別れる作品だと思います。 私は鳥肌立ちましたけどね。 | ||||
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あなたは撫子のどこが好きですか? 可愛い顔でしょうか?可愛い喋り方でしょうか?内気で大人しいところでしょうか?一途なところでしょうか? その全てが否定される物語です。 君たちは千石撫子の何を知っているの?千石撫子を知った上でまだ好きと言えますか?そう作者から問われているような、試されているような、そんな感覚。 どんな千石だって最高だぜっ!と言える日本全国の暦お兄ちゃんにとっては最高の物語であるのは自分の経験から言って間違いないでしょう。 化を囲うは蛇の胴・・・いえ、もう口の中でしょうか。 囮物語。他シリーズと毛並みが違う作品ですが期待を裏切ることはないでしょう。 | ||||
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