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花物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
花物語 (講談社BOX)

花物語の評価: 3.73/5点 レビュー 97件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全97件 61~80 4/5ページ
No.37:
(4pt)

爽やかな読後感

前作「傾物語」から予定通り3ヶ月での刊行、3作続けてほぼスケジュール通りです。
毎回思いますが、プロ作家の鏡のような人ですね。
関係者からの信頼もさぞ厚いことだろうと思います。

さて内容ですが、またも語り部変更となり、今回主役の神原駿河が担当しています。
神原なだけにどんなエロ展開に弾けるのかと思いきや、いたって淡々と物語は進みます。
そしてちょっと退屈かなと思い始めたところで新キャラが登場。

そう、いつも登場人物が極端に少ないこのシリーズですが、今回はいつものメンバーはほとんど出番がなく、この新キャラと
神原の対決がメインとなっています。この新キャラの自分語りが実に見事です。人間の心情をこんなふうに説明されちゃうと
身も蓋もないよなあと思いつつ、頭の中にぼんやりとあっても言葉にできなかった思考が目の前で文章化されていく
爽快感を味あわせてくれます。
そしてエピローグでの神原は挿絵こそありませんが、今までで一番綺麗だったであろう事は想像に難くありません。

緻密な構成に驚かされた「猫物語(白)」、暴走状態が楽しかった「傾物語」に比べると地味ですが、
とても爽やかな読後感を与えてくれる作品です。

猫物語以降の新シリーズは、怪異譚としての体裁を装いつつ、その実SFだったり青春小説だったりと多様な展開を見せています。
このシリーズもあと3作、次回作がとても楽しみです。


花物語 (講談社BOX)Amazon書評・レビュー:花物語 (講談社BOX)より
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No.36:
(5pt)

相変わらず面白い

今回もいい意味で予想を裏切ってくれました。内容は読んでのお楽しみですが、この本から得たことを述べるとするなら、物事は見る視点によって大きく変化するってことですかね・・・まぁ読んだら分かります。
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No.35:
(5pt)

評価は分かれても、最高傑作

確かに他の方々が仰る様に評価の分かれる作風。
しかし「評価する」を選ぶならば惜しげなく西尾維新の到達点と言えるのではないだろうか。
戯言初期より読んできた身としては、化物語の続編と言うよりむしろネコソギロジカル(下)の正当進化の様に感じられた。
その辺をどの様に評価するかの問題なのだろうが、ネコソギ(上)(中)や刀語を西尾維新の迷走と捕らえてる人にこそ読んで欲しい一作。
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No.34:
(5pt)

正義でありたいという願い

『化物語』シリーズ最新作の、デキを疑う必要はないだろう。個人的には前作『傾物語』は少し暴走気味と思わなくも無かったけれど、そこはちゃんと軌道が戻っていて安心した。
西尾維新の文章力は素晴らしい。語り部が阿良々木暦から羽川翼に変わった『猫物語〜白』ではモノの見方や感じ方のセンスまで別人格に切り替える手腕に痺れた。本作『花物語』でその語り手は神原駿河に委ねられる。羽川ほど鮮やかとは言えないけれど、またもやその語り口は見事と言う他ない。
ボクは仮説として、旧来の小説とラノベの相違点を「努力、友情、勝利」のような普遍的な共感の枠組みの有無にあるのではないかと思っている。ラノベは前者である。
本シリーズで著者はそうした基本を遵守しつつ、そこに白黒のハッキリした二元論世界を決して構築しない。常に中心にあるのは「絶対的な正義」では無く「正義でありたいという」願いなのだ。そしてその正義が現実によって無残に裏切られた時に、絶望をどう希望に変えていくかが作品のカタルシスである。大抵の場合、快哉を叫ぶような一方的な勝利ではなく、どこかに悔いを残す痛み分け、折り合いの付け方を思い知らせられる「前向きな後悔の物語」になっている。
それが著者のリアリズムなのか美学なのかまではボクには分からないが、エヴァの「おめでとう」と同質のものをもっとスマートに描いている様な気がしてならない。ボクは入手ももどかしく一気に読んで満足した。夢中になって読める本を薦めないわけが無い。
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No.33:
(1pt)

バスケ経験者にはつらい

ネタばれ、とはちょっと違いますが、内容について触れているので注意


クライマックスで1on1のシーンがあるのですが、神原駿河や対戦相手の設定がすべて台無しになるような描写があり、個人的にはそこでこの作品は「終わって」しまいました。

経験者が読めば明らかにわかる非常に単純なミスで、描写的にはいくらでも修正のしようがあったと思うのですが、スケジュールの都合上そんな余裕もなかったのでしょうか。

以前の巻でルール変更ネタとかやってたのに、なんでよりにもよって「バスケットボールを始めた人間が最初に覚えるルール」で…
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No.32:
(5pt)

第二章の共通テーマは「人は勝手に一人で助かるだけ」?

猫物語 (白) を楽しめた方ならば、本作も楽しめる可能性が高いです。
個人的には将来自分の子供達が思春期に入った時に、ブレイブ・ストーリー(宮部みゆき)、猫物語 (白)など と共に、読んでくれたらうれしいと思う本のひとつになりました。

私は、西尾維新さんの芸風を判っていないのですが、商業的には化物語の延長上で勝負しても良いはずなのに、そのやり方を選ばずに、キャラクターの真の成長譚であることにちょっとした尊敬の念の抱いたりしたことを告白します。

逆に言えば、化物語の延長を期待している方は避けた方が良いかもしれません。
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No.31:
(5pt)

抉られていく

化物語1stシーズンでは暦の視点で怪異とそれに関わる人々の話が中心でしたが、この2ndシーズンではキャラ達の内面を作者が抉っていきます。
キャラの掛け合いを楽しみしている人にはかなりがっくりくる内容です。
1stシーズンであれほど明るかったキャラ達が常人ではあり得ない大きくかつ奇異な悩みに立ち向かい、でも読み進めていけばいくほど、その根幹にあるものはどこまでも些細な、人生の中で誰しもが経験していそうなものだったということが分かります。
個人的にはそれがよかったです。
そして何よりも、暦の前であんなに明るかったキャラ達がこうも深く悩んでいるのか、と捉える事ができと同時に、そんな彼女たちを自分の前では笑顔にさせてしまう彼の人間味・存在が常に「物語」の中心にあるのだと思わされます。
シーズンが変わり確かに視点は変わりますが、変わったとしても確実に彼がにいます。
今回は駿河の物語。でも、広い視点で捉えれば暦の物語。
次も楽しみです。
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No.30:
(5pt)

「化物語」「怪異」らしい雰囲気

初めは、視点が阿良々木くんから移動しているという共通点で、「猫物語(白)」と同じイメージなのかな、と感じましたが、
あとから、どちらかと言えば本作は「ふざけていない頃の阿良々木くん」的な語り口なのだとだと思いなおしました。

既出キャラがほぼ神原のみ(そもそも本作に登場するキャラ数自体少なめ)で、そのほとんどが彼女のモノローグであるため、
「物語」シリーズでの最大の特徴であるところの、西尾先生らしい軽妙なやり取りが封印されています。

私は、それをシリアスだと捉えるよりむしろ、上記のように「化物語」本来の姿に戻って来たのではないかなー、と感じました。
「怪異」と言うテーマに相応しい、小気味のよい不気味さをたずさえた、非常に「化物語」らしいお話で、個人的には高評価です。
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No.29:
(5pt)

化らしくはないが西尾らしい作品ではあった

他の方々もおっしゃる通り、化らしい作品ではありません。
ギャグシーンが少なく、いままでの神原らしくないシリアスなストーリー展開です。

化だけでなく、他の作品を読んだことある方は西尾節が炸裂したことがお分かりでしょうが、化のみの方には少し物足りない作品だと思います。

ただ、私が神原が好きだという理由で星5つをつけました。
普通の作品としては星4つとお考えください。
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No.28:
(5pt)

心配せずに買うといいです

他のと比べてがっかりする点があるという人がいるようですが。それを補って余りある内容がこの本にはあるとおもいます。
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No.27:
(4pt)

番外編の色が濃い

化物語としては異色な感じを受ける。傾のあとがきから、今回こそは2学期の話が始まるのかと思っていたけど、蓋を開けてみると一気に卒業式のあとまで時間が飛んでおり、同じヒロイン語り部でも猫(白)よりも物語シリーズの番外編としての雰囲気が強かった気がする。 登場キャラも新キャラか、まだ謎の多い扇、貝木などでレギュラーキャラが少なく、いつもの物語シリーズのような会話も少なめだった。 面白いし物足りないわけではないけれども、今までのどの物語にも当てはまらない読後感だった。
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No.26:
(4pt)

まさに青春

冒頭部で
「またやっちまったな、西尾…例のプラマイゼロ、リセット理論」
と、まぁ流石に辟易したもんなんですが、なかなか良い話でした。

るがーwの青春。うじうじ悩んで、頼って、間違って、勘違いして、振り絞って、
立ち向かう。嘆いて、苦しんで、喰いしばって、見つけて、失くして、這い上がる。
バカボンのパパも言ってるぜ
「これでいいのだ!」

あとがきで罠を張るのももう慣れたしw
1300円の価値あるかというと微妙なんで、星4つかなー。
普通に考えりゃ高すぎる講談社BOX、西尾がいなけりゃとっくにやめてるだろう。
多少の暴走も、編集部は何も言えないんだろうな…とかね。
最近は金に目が眩んでるようにしか思えない西尾維新の、
作家としての意地を、残りの物語で見せて欲しいものです。
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No.25:
(3pt)

総ての物語りの中の一つならまあ可

まあ外伝みたいなものかな?
神原さんが内面語ってんだけど今までのおもろい神原さんには繋がらないよ、繋がらな過ぎではないか?
変態の内面があまりにも普通過ぎてこれでは変態の振りしてるだけの人じゃないか。

ま、短いながら阿良々木先輩との絡みはやっぱり面白かったけどね。

結局のとこ前の羽川さんも神原さんも大事なとこは語ってないし薄いってことが分かった。



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No.24:
(5pt)

個人的には好み

個人的には猫白や今回の花物語みたいな物語が好きです
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No.23:
(2pt)

うごうごするが

読んだ感想としては、前述のレビュー通りに評価が分かれる作品です。

ちなみに僕はダメな方でした。

西尾維新さんの持つ軽快でポップなトークがなく、語り部である神原駿河のダーク面が文面にでてきてしまっており、読みおわった感想(完走)感が「重い」です。

メタ発言や阿良々木くんのトークが少なく、今までは「化物語」が読み終わった後は「おもしろかったー!」って思ってたのに、
今回は「あれれー?」って思っちゃいました。

神原駿河の持つキャラのいい面じゃなく悪い面がでてきてしまったのは語り部だから仕方ないのかな。

新キャラの名前が「めだかボックス」みたいだったのもちょっと嫌でした。

バスケネタで「スラムダンク」ネタを入れるならもっと、どかどか入れてほしかったな。
「それでもそれでも阿良々木先輩ならなんとかしてくれる。」
「まだあわてる時間じゃない。」
「ダンコ勝つ」
とか入れられたでしょ。もう、僕は物語を楽しみたいんじゃない会話劇を楽しみたいんだ!!

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No.22:
(4pt)

西尾維新

西尾維新は良くも悪くも読者を裏切ると思います。 前巻もそうだったけど、今回は特にそう思いました。次回は阿良々木クンは高校生にカムバックしてくれると思いますけど、西尾維新はどんな感じで読者を裏切ってくれますかね(笑)
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No.21:
(5pt)

青春。

今作を面白く感じるかどうかは、
新キャラ・沼地臘花が語るある種の人生論に感情移入できるかにあるのではないかと個人的に思います。
基本的に彼女の語ることはネガティブであり、ポジティブでもあるんですが、彼女に共感するにしろ、
しないにしろ、それは正解がある類いのものでもなく、結局個人がどう考えるかに集約される問いです。
それだけに深い。考え出したら深い。

今作は化物語らしい絡みも少なく、シリーズとしてはかなり特殊な作品です。個人的に先駆者・西尾維新に珍しく、
既存読者のニーズを若干外しているとも感じますが、いつも以上に西尾節に熱意がこもっていて私は好きです。

意外に終盤、アララギ先輩が悩める神原に贈った言葉と神原の行動こそが、
この作品を書くに至った著者の心情を反映しているように思うのは……私の考えすぎでしょうか?

少なくとも私には、ライトノベルとしては珍しく、読む前と後で少しだけ自身の内面と向き合えた。
そんな印象の作品でした。

さて、次回から再び時系列は戻るようですが、今作のアララギ君は変態に磨きがかかってました。
将来、妹同様に自分の娘に手を出すようになったら……嫌だな。
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No.20:
(4pt)

残り3巻・・・なのか?

神原3年生の語り部巻は、思っていたよりロウテンションで、思っていたより考えさせられました。
高校3年というと、いろいろ考える時期だから読者にもそうさせたかったのかな?

内容自体は他の巻と比べるとギャグ成分が少なく感じました。あってもなくても面白かったので問題ないんですが。
面白いところは普通に大声で笑いました。

残り3巻みたいですが、巻末にも番外みたいなのを書きたいみたいなこと書いていたので
3巻では終わらないだろうなと勝手に思っています。期待しないで期待以上の次の巻を待っています。
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No.19:
(5pt)

今回は阿良々木視点の物語ではありません。

※ネタバレ注意

今回は時間が少々飛んで阿良々木くんが卒業してからの話です。
タイトル通り今回は神原視点。 それ故か脱線、メタ発言はほぼありません。シリアス多めの今回のお話は評価に別れそうな感じ。
馬鹿で単純そうな彼女もやっぱり人の子。過去を振り返り未来に悩み現実に苦しむ。誰もいない環境で一人奮闘している姿は中々読み応えがありました。
そしてやっぱり阿良々木くんは良い先輩ですね(たとえどんどん暴走傾向で危ない人だったとしてもw)



最後に、、、あれ???扇"ちゃん"だったはずデスよね???
西尾先生は話の辻褄を合わせようと頑張るタイプではなさそうなのでちょっと今後の伏線回収が心配かもw
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No.18:
(2pt)

無題

西尾維新『物語シリーズ』新作品、『花物語』。
 今回は神原の一人称で展開される。前作『傾物語』とは大きく変わり、キャラ同士の楽しい雑談はほとんどなく、全体的にかなり重い雰囲気。雰囲気で言えば『猫物語(白)』と似たような感じで、読了後にこれまで神原に抱いていたイメージがガラッと変わる人もいるだろう。話の起伏が緩やかでモノローグが多いため、息をのむような展開やキャラ同士の掛け合い、軽快なトークを期待している人は、読んでいて苦になるというか、途中で飽きてしまうかもしれない。しかし、神原が猿の手に願うことで犯した自分の罪を気に病んだり、今作で起こる問題の解決に奔走し成長していく様子は好感が持てたし、読んでいて応援したくもなった。賛否がはっきり別れる作品になると思う。
 前作のアトガキで西尾維新氏が「作者も登場人物も休みなく次作に続く」というようなことを語っていたが、前作で消化していなかった伏線が今作でも明かされず仕舞いだったことが不満だった。
 
 決して面白くなかったわけではないが、『物語シリーズ』の中ではイマイチだった。次回作に期待したい。
 
 














 阿良々木 & 神原のエロエロ面白トークに期待してた俺(血涙)……。
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