(短編集)

町長選挙

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評判

町長選挙の評価:

3.81/5点 レビュー 190件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.81pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全248件 161〜180 9/13ページ
No.88
(4pt)

オーナーは名作

シリーズ3作目で、主人公を特定できる方向での話の展開。
このやり方には、読者の想像力を奪うという点で賛否両論があろうし、
作品自体も出来不出来が激しい。
「カリスマ稼業」は相当の駄作であるが、
「オーナー」は伊良部シリーズきっての名作である。
私自身、パニック障害と付き合ってもう15年以上。
パニック発作が起こるきっかけはまさに本作品に書かれているとおりで、
他人にとってはまったく普通のことが、
パニック障害の人には発作のきっかけになる
(私自身の場合、電車のドアが閉まる音がきっかけになることが多い)。
ひょっとして、奥田自身パニック障害をわずらっているのかと思うぐらい
よくかけている。
そして、パニック発作中の自分を他人が見たら、
おそらく相当の奇行に見えるだろうなということ自分はしているのだが、
それをうまーく描いている
(私の場合、電車内で発作がでたときは、そこにじっとしていられないので車内を歩き回る、季節関係なしに窓を開けたくなる、だから窓が開かなくておまけに次の駅までの乗車時間が長い新幹線は死ぬより苦行)。
この作品だけで見ると、あぁ、ついに筒井康隆を超えたかと思う。
ただ、ページが進むにつれ、その思いは消えていくのだが。


おすすめするとしたら
伊良部シリーズのファンはもちろんのこと
パニック障害に苦しむ人たちだ。
「オーナー」を読んで、笑えるようなら
パニック障害とうまく付き合えているということだし、
笑えない人は途中でやめてもかまわない。
いつか大声で笑えるようになる日が来るから。
町長選挙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 町長選挙 (文春文庫)より
4167711036
No.87
(4pt)

オーナーは名作

シリーズ3作目で、主人公を特定できる方向での話の展開。
このやり方には、読者の想像力を奪うという点で賛否両論があろうし、
作品自体も出来不出来が激しい。
「カリスマ稼業」は相当の駄作であるが、
「オーナー」は伊良部シリーズきっての名作である。
私自身、パニック障害と付き合ってもう15年以上。
パニック発作が起こるきっかけはまさに本作品に書かれているとおりで、
他人にとってはまったく普通のことが、
パニック障害の人には発作のきっかけになる
(私自身の場合、電車のドアが閉まる音がきっかけになることが多い)。
ひょっとして、奥田自身パニック障害をわずらっているのかと思うぐらい
よくかけている。
そして、パニック発作中の自分を他人が見たら、
おそらく相当の奇行に見えるだろうなということ自分はしているのだが、
それをうまーく描いている
(私の場合、電車内で発作がでたときは、そこにじっとしていられないので車内を歩き回る、季節関係なしに窓を開けたくなる、だから窓が開かなくておまけに次の駅までの乗車時間が長い新幹線は死ぬより苦行)。
この作品だけで見ると、あぁ、ついに筒井康隆を超えたかと思う。
ただ、ページが進むにつれ、その思いは消えていくのだが。


おすすめするとしたら
伊良部シリーズのファンはもちろんのこと
パニック障害に苦しむ人たちだ。
「オーナー」を読んで、笑えるようなら
パニック障害とうまく付き合えているということだし、
笑えない人は途中でやめてもかまわない。
いつか大声で笑えるようになる日が来るから。
町長選挙 Amazon書評・レビュー: 町長選挙より
4163247807
No.86
(4pt)

このシリーズはいつも笑えます。

伊良部シリーズはかかさず読んでます。
いつも笑えるのでお気に入りです。
今回の前半の3つは実在の人物をもとに書いているのが一目瞭然。
それが面白くある反面、オリジナリティとしてはちょっと物足りなさも感じました。
町長選挙は病院を出た伊良部が引き起こすドタバタストーリー。

町長選挙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 町長選挙 (文春文庫)より
4167711036
No.85
(4pt)

このシリーズはいつも笑えます。

伊良部シリーズはかかさず読んでます。
いつも笑えるのでお気に入りです。
今回の前半の3つは実在の人物をもとに書いているのが一目瞭然。
それが面白くある反面、オリジナリティとしてはちょっと物足りなさも感じました。
町長選挙は病院を出た伊良部が引き起こすドタバタストーリー。

町長選挙 Amazon書評・レビュー: 町長選挙より
4163247807
No.84
(4pt)

おもしろいが文庫で十分

伊良部シリーズ第三弾。
はじめの3話はナベツネ、ホリエモン、黒木瞳と思われる人物が登場し、
それを伊良部がいじるので、なかなかおもしろい。
個人的には1話目のナベツネが最高におもしろかった。

4話目の町長選挙はややこれまでとは異質な作品。
伊良部節はあまりなく、別テーマの話といった感じ。

シリーズ3作目ともなるとさすがにマンネリ化してきたかな、
とも感じないわけではないですが、
安心して楽しめる作品には仕上がっています。
町長選挙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 町長選挙 (文春文庫)より
4167711036
No.83
(4pt)

安定感のあるおもしろさ

伊良部シリーズ第三弾。
はじめの3話はナベツネ、ホリエモン、黒木瞳と思われる人物が登場し、
それを伊良部がいじるので、なかなかおもしろい。
個人的には1話目のナベツネが最高におもしろかった。

4話目の町長選挙はややこれまでとは異質な作品。
伊良部節はあまりなく、別テーマの話といった感じ。

シリーズ3作目ともなるとさすがにマンネリ化してきたかな、
とも感じないわけではないですが、
安心して楽しめる作品には仕上がっています。
町長選挙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 町長選挙 (文春文庫)より
4167711036
No.82
(4pt)

色合いの変化には事前注意。

変な精神科医と変な患者の伊良部シリーズも第3弾。今回は短編4作収録。

表題作以外、明らかに特定有名人をネタにしています。まったくいじる気が見られないので、よく取るなら風刺的な色を帯びているといったところ。今までとのこの違いには戸惑うかもしれませんが、流れ自体はいつも通りです。3タイトル目のサッと引く幕切れは「あれ?」と思いつつ、振り返ると味わいが。

そしてラストの表題作が、明らかに今までとパターンが違いまた分量もあるのですが、非常に笑えて一気にラストまで。伊良部の意外な一面が見え、より人間くさいキャラクターに育ったなという感です。

先日文庫が出たのは不思議な偶然ですね。
町長選挙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 町長選挙 (文春文庫)より
4167711036
No.81
(5pt)

なんて面白いのでしょう

やっと 文庫になってくれました。
4つの話全てが面白かったです。
個人的には カリスマ女優の話が好きかな。
ぜひ、みんなに読んでもらいたい本です。
続編を待っています。
町長選挙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 町長選挙 (文春文庫)より
4167711036
No.80
(4pt)

おもしろいが文庫で十分

伊良部シリーズ第三弾。
はじめの3話はナベツネ、ホリエモン、黒木瞳と思われる人物が登場し、
それを伊良部がいじるので、なかなかおもしろい。
個人的には1話目のナベツネが最高におもしろかった。

4話目の町長選挙はややこれまでとは異質な作品。
伊良部節はあまりなく、別テーマの話といった感じ。

シリーズ3作目ともなるとさすがにマンネリ化してきたかな、
とも感じないわけではないですが、
安心して楽しめる作品には仕上がっています。
町長選挙 Amazon書評・レビュー: 町長選挙より
4163247807
No.79
(4pt)

安定感のあるおもしろさ

伊良部シリーズ第三弾。
はじめの3話はナベツネ、ホリエモン、黒木瞳と思われる人物が登場し、
それを伊良部がいじるので、なかなかおもしろい。
個人的には1話目のナベツネが最高におもしろかった。

4話目の町長選挙はややこれまでとは異質な作品。
伊良部節はあまりなく、別テーマの話といった感じ。

シリーズ3作目ともなるとさすがにマンネリ化してきたかな、
とも感じないわけではないですが、
安心して楽しめる作品には仕上がっています。
町長選挙 Amazon書評・レビュー: 町長選挙より
4163247807
No.78
(4pt)

色合いの変化には事前注意。

変な精神科医と変な患者の伊良部シリーズも第3弾。今回は短編4作収録。

表題作以外、明らかに特定有名人をネタにしています。まったくいじる気が見られないので、よく取るなら風刺的な色を帯びているといったところ。今までとのこの違いには戸惑うかもしれませんが、流れ自体はいつも通りです。3タイトル目のサッと引く幕切れは「あれ?」と思いつつ、振り返ると味わいが。

そしてラストの表題作が、明らかに今までとパターンが違いまた分量もあるのですが、非常に笑えて一気にラストまで。伊良部の意外な一面が見え、より人間くさいキャラクターに育ったなという感です。

先日文庫が出たのは不思議な偶然ですね。
町長選挙 Amazon書評・レビュー: 町長選挙より
4163247807
No.77
(5pt)

なんて面白いのでしょう

やっと 文庫になってくれました。
4つの話全てが面白かったです。
個人的には カリスマ女優の話が好きかな。
ぜひ、みんなに読んでもらいたい本です。
続編を待っています。
町長選挙 Amazon書評・レビュー: 町長選挙より
4163247807
No.76
(4pt)

3作の中では一番いまいちかな

伊良部先生、相変わらずいい味出してます。
面白かったのですが、モデルが分かる分、先の予測がついてしまって損をしてると思います。
個人的には「イン・ザ・プール」や「空中ブランコ」の方が面白かった!

この本の中では、オリジナリティのある「町長選挙」が一番気に入りました。
老人達が伊良部先生に寄せる気持ちが、読者のそれに近いかも。
ただ、途中先生に疲れが見えるところは残念。伊良部先生にはいつも傍迷惑な程
ハイテンションでいてほしいです(笑)。
町長選挙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 町長選挙 (文春文庫)より
4167711036
No.75
(4pt)

3作の中では一番いまいちかな

伊良部先生、相変わらずいい味出してます。
面白かったのですが、モデルが分かる分、先の予測がついてしまって損をしてると思います。
個人的には「イン・ザ・プール」や「空中ブランコ」の方が面白かった!

この本の中では、オリジナリティのある「町長選挙」が一番気に入りました。
老人達が伊良部先生に寄せる気持ちが、読者のそれに近いかも。
ただ、途中先生に疲れが見えるところは残念。伊良部先生にはいつも傍迷惑な程
ハイテンションでいてほしいです(笑)。
町長選挙 Amazon書評・レビュー: 町長選挙より
4163247807
No.74
(5pt)

『イメージ』の世界の人たち

2006年4月15日リリース。初出はオール讀物の平成17年1月号から平成18年1月号。伊良部+マユミシリーズの第3弾。

今回の作品は限りなく具体的に現実にいる人3人(ちなみに誰が読んでも、渡邉恒雄・堀江貴文・黒木瞳だ)と伊良部+マユミを対峙させるというかなり実験的な試み(そんなにたいそうな物でもないのかもしれないが・・・・)と、別空間へ伊良部+マユミを送り込んだらどうなるか、といった試みに意図的に取り組んだ感じだ。その辺が小説手法にさまざまなアプローチを試みている奥田氏ならではのモノになっている。

本作を読了して感じたのは、人間というのは自分のイメージを創作し、そのイメージに沿って生きようとするモノなのだなということだった。そういう行為というのは人間のような頭脳を持ったものしかしないだろう。それが他の動物には決して生じないようなストレスを産んでいるのだろう。だから伊良部のように自分のイメージを創造しないタイプの人間は疲労しない。だから伊良部は子供のようなのだろう。

見ず知らずでなく、マスコミに多々露出している人たちは『イメージ』の世界の人たちだ。言ってみればそれは彼等が外の世界に向けて発している『偶像』に過ぎない。吉田拓郎の『イメージの詩』の歌詞が頭を過ぎった。
町長選挙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 町長選挙 (文春文庫)より
4167711036
No.73
(5pt)

『イメージ』の世界の人たち

2006年4月15日リリース。初出はオール讀物の平成17年1月号から平成18年1月号。伊良部+マユミシリーズの第3弾。

今回の作品は限りなく具体的に現実にいる人3人(ちなみに誰が読んでも、渡邉恒雄・堀江貴文・黒木瞳だ)と伊良部+マユミを対峙させるというかなり実験的な試み(そんなにたいそうな物でもないのかもしれないが・・・・)と、別空間へ伊良部+マユミを送り込んだらどうなるか、といった試みに意図的に取り組んだ感じだ。その辺が小説手法にさまざまなアプローチを試みている奥田氏ならではのモノになっている。

本作を読了して感じたのは、人間というのは自分のイメージを創作し、そのイメージに沿って生きようとするモノなのだなということだった。そういう行為というのは人間のような頭脳を持ったものしかしないだろう。それが他の動物には決して生じないようなストレスを産んでいるのだろう。だから伊良部のように自分のイメージを創造しないタイプの人間は疲労しない。だから伊良部は子供のようなのだろう。

見ず知らずでなく、マスコミに多々露出している人たちは『イメージ』の世界の人たちだ。言ってみればそれは彼等が外の世界に向けて発している『偶像』に過ぎない。吉田拓郎の『イメージの詩』の歌詞が頭を過ぎった。
町長選挙 Amazon書評・レビュー: 町長選挙より
4163247807
No.72
(4pt)

話題性と社会性を盛り込んだ伊良部シリーズ第3弾。しかし彼の存在感は・・・。

伊良部一郎医師の人気シリーズ第3弾。残念ながらまだ文庫化されていないが、人気ぶりからして時間の問題であろう。本書は従来のテイストに加え、話題性と社会性を盛り込んでおり、伊良部医師もいよいよ表舞台にご登場かという印象を強く与えてくれた。某新聞社の会長兼球団オーナーの威厳ぶりや時代の風雲児と呼ばれた某社社長の人生哲学などを描いた「オーナー」や「アンポンマン」といった作品は、懐かしい感慨めいた雰囲気に満ちている。「カリスマ稼業」もおそらく同様であろう。

 話題性を優先する大衆メディアは報道内容が偏重し、十分な論議や総括をすることなく、次なる話題に飛びつき読者の関心を巧みに誘導する効能を有している。むろんメディアのみの責任ではないが、メディアの作用は実に大きい。かつての某IT企業による球団獲得・その後のラジオ放送社買収騒動事件は多くの人にとってすでに「過去のもの」として記憶されているだろう。「時価総額世界一」と豪語された人生哲学も今では嘲笑の対象とみなされているのかもしれない。本書はいずれもそうした主題を「過去の話題」としてではなく、そこに潜む人間の深層心理とともにヘビーな作風というよりは新鮮な趣をもった内容として再生されてくれているような気がした。

 とはいえ、そうした話題性・社会性が注目される反面、伊良部の活躍というか存在感が薄くなっているような印象も拭えない。伊良部による患者の症状の治療に対する突拍子もないが核心を突いた発言とともに、奇抜な言動ぶりは相変わらず健在ではあるが、私にはそう映った。伊良部総合病院を離れての初の仕事ぶりを、その離島の「町長選挙」(本書の第4作品)と絡めて描いた作品も、やや腰砕け的なもののように思えた。とくにエンディングは物足りない感じであった。少なくとも『空中ブランコ』所収の作品群を超える出来ではない。次回作への強い期待を込めて今回は「星4つ」としたい。

町長選挙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 町長選挙 (文春文庫)より
4167711036
No.71
(4pt)

話題性と社会性を盛り込んだ伊良部シリーズ第3弾。しかし彼の存在感は・・・。

伊良部一郎医師の人気シリーズ第3弾。残念ながらまだ文庫化されていないが、人気ぶりからして時間の問題であろう。本書は従来のテイストに加え、話題性と社会性を盛り込んでおり、伊良部医師もいよいよ表舞台にご登場かという印象を強く与えてくれた。某新聞社の会長兼球団オーナーの威厳ぶりや時代の風雲児と呼ばれた某社社長の人生哲学などを描いた「オーナー」や「アンポンマン」といった作品は、懐かしい感慨めいた雰囲気に満ちている。「カリスマ稼業」もおそらく同様であろう。

 話題性を優先する大衆メディアは報道内容が偏重し、十分な論議や総括をすることなく、次なる話題に飛びつき読者の関心を巧みに誘導する効能を有している。むろんメディアのみの責任ではないが、メディアの作用は実に大きい。かつての某IT企業による球団獲得・その後のラジオ放送社買収騒動事件は多くの人にとってすでに「過去のもの」として記憶されているだろう。「時価総額世界一」と豪語された人生哲学も今では嘲笑の対象とみなされているのかもしれない。本書はいずれもそうした主題を「過去の話題」としてではなく、そこに潜む人間の深層心理とともにヘビーな作風というよりは新鮮な趣をもった内容として再生されてくれているような気がした。

 とはいえ、そうした話題性・社会性が注目される反面、伊良部の活躍というか存在感が薄くなっているような印象も拭えない。伊良部による患者の症状の治療に対する突拍子もないが核心を突いた発言とともに、奇抜な言動ぶりは相変わらず健在ではあるが、私にはそう映った。伊良部総合病院を離れての初の仕事ぶりを、その離島の「町長選挙」(本書の第4作品)と絡めて描いた作品も、やや腰砕け的なもののように思えた。とくにエンディングは物足りない感じであった。少なくとも『空中ブランコ』所収の作品群を超える出来ではない。次回作への強い期待を込めて今回は「星4つ」としたい。

町長選挙 Amazon書評・レビュー: 町長選挙より
4163247807
No.70
(4pt)

引き続き面白かったが


伊良部先生シリーズの「イン・ザ・プール」、「空中ブランコ」を読んで面白さにすっかりはまってしまい、立て続けに第3作となる本書にも手に取った。

様々な心身症の患者が伊良部先生のところへ訪れる設定は過去の作品と共通だが、従来との相違点は今回の患者のうち4名中3名が実在有名人をモデルにしているところだ。この点に関しては賛否両論があると思うが、個人的には面白く読めた。

一方、タイトル作でもある、町長選挙は今一歩であった。離れ島の過激な町長選挙に伊良部先生が巻き込まれてしまうのだが、設定自体が荒唐無稽なので、さすがの伊良部先生も思うような活躍ができなかった感じがする。このシリーズの面白さは、悩みをかかえた患者が伊良部先生の無茶苦茶な言動に振り回されながらも悩みを解決していく展開にあると思うので、政治のような生臭い世界には相性が悪い気がした。
町長選挙 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 町長選挙 (文春文庫)より
4167711036
No.69
(4pt)

引き続き面白かったが


伊良部先生シリーズの「イン・ザ・プール」、「空中ブランコ」を読んで面白さにすっかりはまってしまい、立て続けに第3作となる本書にも手に取った。

様々な心身症の患者が伊良部先生のところへ訪れる設定は過去の作品と共通だが、従来との相違点は今回の患者のうち4名中3名が実在有名人をモデルにしているところだ。この点に関しては賛否両論があると思うが、個人的には面白く読めた。

一方、タイトル作でもある、町長選挙は今一歩であった。離れ島の過激な町長選挙に伊良部先生が巻き込まれてしまうのだが、設定自体が荒唐無稽なので、さすがの伊良部先生も思うような活躍ができなかった感じがする。このシリーズの面白さは、悩みをかかえた患者が伊良部先生の無茶苦茶な言動に振り回されながらも悩みを解決していく展開にあると思うので、政治のような生臭い世界には相性が悪い気がした。
町長選挙 Amazon書評・レビュー: 町長選挙より
4163247807