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富士覚醒
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富士覚醒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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死都日本を先に読んでしまったので、残念ながら並み。 | ||||
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歴史から火山の事まで勉強になった | ||||
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新品を注文したはずだが、中古品が届いた。 金額も違う 衛生的に大丈夫と書いていたが、梱包材は捨てました | ||||
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レビュー評価がもう一つなのであまり期待せずに読み始めたら、おもしろいことおもしろいこと! 不気味な鳴動をつづける富士山、それに続く(想定外の)噴火とを縦糸に、豊富な神話の知識と火山を中心にした(すこし強引な)独自の解釈を横糸として、さらに御殿場中央高校の文化祭のディティールの細かさ、そして大阪弁の幼馴染実業家の短絡的だけど現実的思考とガチぶつかり合う自然科学原理主義(偏見ありw)。ちゃんとスペクタクルシーンもあるし、手に汗握るアクションシーンもある。そしてほのかなロマンスも。 ただのディザスターパニック小説とはもう全然趣が違う、というか知識と考察の裾野がめちゃ広い、富士の話だけに。でも実際起こりうる想定だと思うし、まだハザードマップ見てないけれどもしかしたら作者の仮説は考慮したほうがいいかもしれない、特に御殿場市は、と思いました。そういう意味では「死都日本」に引き続き「実用的な」小説といえるでしょう。 | ||||
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レビューで酷評している方は破滅的であったりサバイバル的な描写に期待していたのだと思います。 しかし、この本の内容は旧題の「昼は雲の柱」の方がピッタリです。 なぜならば、古代の歴史や神話、宗教についての著者の考察を小説で表現しているからです。 後書きから、改題は著者が東日本大震災の被害を見て、自然を甘く見ている現代社会に警鐘を鳴らしたいと考えたからのようですが、それならば新しい作品を書いた方が良かったでしょう。 本作は旧題のままが良かったと思います。 そのことを知らずに、「死都日本」と同じような展開を望んで購入した方にはがっかりでしょう。 逆に、火山についてはよく知らないが、古代の宗教や神話に興味のあるという方が本書を読めば、そのような解釈があったかと驚かれることでしょう。 実際、私はとても驚きました。 これからは、旅行するときは新しい視点で火山や地形を見ていくことにします。 良い本でした。 会話などの表現がちょっと下手ですけど(笑)。 | ||||
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「死都日本」が抜群に面白かったので、富士山の噴火をテーマにしたこの作品に手を出した。しかし、結果から先に言うと、「死都日本」に比べると格段に出来が落ちる。 「死都日本」は話がよく整理されていて、火山の破局噴火による被害>それに関わる主人公と周囲の人間の物語(噴火からの逃避行)>南九州壊滅に対する政治の対応、という話のフレームワークがしっかりできていた。だから、時々記紀の伝承と火山信仰の話を結びつけるトリビアが入っても、それは小説のいいアクセントになることはあっても、話を壊すことはなかった。また、人間描写、特に政治に関わる人間の描写が薄いなあと思うことはあっても、この小説の本筋はあくまで破局噴火とそれに伴う被害の話なので、話の面白さに特に影響はなかった。 「富士覚醒」における、富士山の噴火とそれに直面した人間の行動の描写は、「死都日本」に引けを取らない。クライシス・ノベルが好きなので、災害に関する本はいろいろ読んだつもりだが、石黒氏の描く噴火以上に迫力のある描写を読んだことがない。しかも、科学的根拠がしっかりしているから、フィクションと言い切れない怖さがある。本作でも、この石黒氏の強みは存分に発揮されていて、この噴火のシーンを映画化したら面白いだろうなあ、でもハリウッドクラスの予算が必要だろうなあなどと、思ったものである。 しかし、「富士覚醒」は話のフレームワークがきちんとできていない。富士山の噴火という地質学の要素、火山信仰と日本神話(記紀)の関係という神話学の要素、そして徐福の旅という歴史伝承に関わる要素が渾然一体としてしまい、話の流れを壊している。特に、徐福伝説という要素を入れたことで、現実味のあるクライシス・ノベルのはずが、まるで伝奇小説のようになってしまった。さらに、富士山の噴火という小説のクライマックスで、主要キャストの高校生二人ともう一人の人物が、延々神話のなぞ解きをしている場面が挿入されたおかげで(このなぞ解きの場面は、高橋克彦氏の伝奇小説そっくり)、噴火の興奮がすっかり醒めてしまい、このなぞ解きのシーンは読むのがつらかった。 「徐福伝説」「火山信仰と日本神話の関係」も、個々に取り上げると話としては実に面白い。石黒氏は徐福伝説についてよく研究しているし、主要キャストの口を借りて語られる火山信仰に関する作者の説は、強い説得力がある。また、地震の名称に関する「御用学者」の説も、トリビアとしてはとても興味深い。このように、「富士覚醒」を構成している個々の要素は、それぞれ独立した一冊の本になるかと思えるほど質が高い。しかし、それらを一冊の小説に溶かし込むと、話が全くつまらなくなってしまう。個々の食材としては最高の素材でも、全く合わない食材を組み合わせて料理を作ったら、どうしようもなく不味い料理ができてしまった、そんな感じだろうか。つくづくもったいないと思う。 | ||||
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火山や地震の描写に関しては相変わらず素晴らしく面白いのだが、どうにも登場人物が足を引っ張る。 「震災列島」でも思ったことだが話の展開に振り回されているというか、作者の脳内を各キャラクターに分散して喋らせているようにしか思えないため薄っぺらい。 「死都日本」は災害描写がメインだったためさほど気にならなかったが、今作は人物描写がメインになっているためその薄さが目に付く。 人物描写に重きを置く人にはお勧めできない。 この作者には災害描写がメインで人間ドラマは添え物程度の作品を書いて欲しい。 | ||||
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『死都日本』の読んだイメージから、『富士覚醒』というタイトルなら富士が破局的に噴火してくれるのかと想像して読み進めましたが、記紀と富士を結びつけて新しい解釈を模索する高校生カップルがメインで富士の噴火はおまけ程度のものだったので非常に残念でした。 日本神話が読みたいわけではなかったので最後まで読むのが苦痛でした。『ドラゴンヘッド』みたいな内容だったら最高だったと思います。 | ||||
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読んでよかったです。 今後の災害にあった時にきちんと備えをしておかないとと思わされました。 作者の違う作品も読んでみようかと思います。 | ||||
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作者の「死都日本」を読んでファンになり、2作目としてこの本を読みましたが、80頁くらいで挫折して、それ以降読むことができませんでした。 その後、ブラタモリで富士山が取り上げられ、本書が話題になったりしたこともあり、再度チャレンジし、途中で何度も放棄しそうになりましたが、後半にはそのシーンになるだろうからと、ぐっと我慢しながら読んで、ようやく読了しほっとしました。 本書は全体で613頁ありますが、本題の富士山噴火に関係する場面が登場するのは甘い評価をしても250頁くらいから、厳しくみると300頁以降にならないと出て来ません。 そこまでは延々と火山学者の山野承一郎とその娘真紀、山野の幼なじみの成金的関西弁の土建屋、富成興産社長富成建男、その息子亮輔が中心となり、特に高校生の富成亮輔と山野真紀の淡い恋物語のようなことばかりで、火山などに関することはちらりとしか出て来ません。そして、大昔中国から日本に来た徐福の墓を発掘したとかの話しで、いつになっても本題にならないのです。 高校生の恋物語を読むために、この本を読んだわけではないし、徐福と富士との関係が分からないままの状態で、このかなり厚い文庫本の半分程度まで読み進まないといけないわけですが、そこまではどうしても我慢して読む気ににはならないのです。 登場人物のどの人も、あまりにもステレオタイプで安易な作りでリアリティがなく、それが物語の進行を悪い方向にばかり進めているようです。後半は富士山噴火の場面になりますが、人物のことが気になり本題に集中できませんでした。 | ||||
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読んで良かった。富士山を中心とした災害。現実に富士山噴火地震が話題になっている。実際に起こった時どうすべきか。政府は本当に被災者を救済してくれるだろうか。私利私欲のためのみ考えるのだろう。それが政治家である。自分の身は自分たちで守る。再度考えるときがやってきたのだろう。東北だって復興はされていない。私たちは政府に騙されてはならないと思う。他国に金をばらまいている段階ではない。今の政府で救済ができるのか。真剣に考えさせられる1冊であった。 | ||||
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医師にして災害小説作家、石黒氏の描く世界に共感し、それに畏怖。 | ||||
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同作家さんの作品が好きで、見た瞬間ポチっとしてしまいました。『昼は雲の柱』の改題文庫版とは気づかずに。。。 とはいえ、改めて読む機会を得たとポジティブにとらえ、やはりあっという間に読了しました。 『死都日本』を読んだ時の衝撃ほどでは無いですが、やはりこの人の作品には独特の怖さがあり、物語の中の出来事が実際には起こらないとは誰にも言い切れないどころか、起きても不思議ではないんですよね。 大自然に対する人間のちっぽけさ、自然を顧みない人間のエゴ、ひとたび自然が動き出せば人間の作ったモノはあっけなく崩れていくということ。 神話の中に込められた教訓、大きな災害はいつか必ずやってくるけれど、事前知識や心構えを持つことはとても大切なんだと教えられます。 最近は新刊を書かれていないようですが、次の作品にも期待したいと思います。 | ||||
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科学的なデータと伝記的要素を取り入れた,読み応えのあるパニックノベルかと期待したが…。漫才のような土建屋のおじさんに安っぽい会話の高校生たち,真剣なのかふざけているのかわからない文章と描写(ユーモアのつもりなら作者の勘違い)。若い作家ではないのだから(キャリアという意味ではなく年齢的に),これらがせっかくの題材をぶち壊しているのに気づいてほしい。それでも我慢して読んでいたが,終盤はもう苦痛だった。「ポセイドン・アドベンチャー」や「タワーリング・インフェルノ」,「ダンテズ・ピーク」といったパニックムービーの雰囲気を活字で味わいたい人は手に取るのを避けてください。頭を抱えたくなるので。 | ||||
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NET購入は、最安購入が目的。これが達成出来れば、少々の想定外はオミットできるので、いつも最上級の評価にしています。 | ||||
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意外な展開、そして、ああ、と無意識に引き込まれていく感じは何とも言いようがない。運びの上手さはとてもとても。気に入っています。 | ||||
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題材は火山研究者である山野承一郎それに娘の真紀を主人公とする富士山噴火と富士に纏わる古代伝説を織り交ぜた一種の仮想現実社会である。地震学より伝説に詳しいと言っても差し支えない研究者を取り上げたことでストーリーが面白くなっている。火山神を中心に世界宗教、日本誕生、中国徐福まで登場する壮大な宗教学まではば広く展開していく。なじみの少ない話だけあってただひたすら読むしかなかったがそれなりに面白かった。ただ小説的に残念な点は真紀の存在で、高1という設定にも関わらず古典歴史研究者顔負けの知識力を持ったスーパーエリート的な点や、同級生男子もたかが歴史書物を数冊読んだだけでこれもまた一気に大学教授並みの知識力を短時間で身に着けた人物を登場させるなど出来すぎが目立つ。さらには徐福の副官呂氏の二千年の末裔にあたる女性を出す点などはミステリーもどきになってしまって残念。興味が湧いたのは千円札の逆さ富士は本当の富士ではなくシナイ山という説。確かに千円札をよく見ると逆さ富士はとても富士とはいえないのに驚いた。一般文学通算513作品目の感想。2012/12/30 14:15 | ||||
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石黒作品との出逢いは、震災列島でした。 火山についてとても詳しくて石黒耀のペンネームも 火山岩の黒曜石からということです。 今回の富士覚醒も富士山が大噴火すればどうなるか? 大昔、富士山の峰は二つだった・・・。 大噴火で火山灰の影響は~? 最近でこそハザードマップなど新聞でも 富士大噴火の影響の予測が載っていますが 阪神淡路大震災以降、火山列島日本を憂いている石黒さん応援しています。 | ||||
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『死都日本』を読了後、196ページまで読了です。 登場人物の関係がよく考えられています。 高校生たちを登場させていますが、その会話の生き生きしていること・・・・・この著者は本当に1954年生まれなんですか? 高校生向けの恋愛ノベルも書けそうな「感受性」と「実態観察力」です。 まるで高校生の傍で見聞きしてきたかのような会話文は、お見事です。 火山関係のサイエンスフィクションですが、著者としては色んなジャンルの小説をこの本の中で試みているのではないでしょうか? 本業が医師であるためか、いい意味での「実験」「挑戦」をされているのが分かります。 そしてそれなりの成果と言うか成功をおさめているようにも感じます。 今後のご活躍にも注目したいです。 | ||||
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『死都日本』は2回読んで☆5つの価値あり、と思っていますが、『震災列島』と本作品は期待はずれでした。火山にまつわる専門的な話や神話の解釈等は、十分に魅力的なのですが、人物描写・人間ドラマの部分が浅いというか、類型的というか...高校生2人のからみや土建屋の社長が登場する場面では、何度も読むるのをやめそうになりました。火山薀蓄をたくさんお持ちのようなので、新書のようなかたちで作品を読んでみたいです。 | ||||
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