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図書館革命
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図書館革命の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 41~60 3/4ページ
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『図書館戦争シリーズ』の4作目にして完結刊,07年11月の単行本からの文庫化になります. シリーズの最後を飾るにふさわしいエンタメ性に,最初から最後まで目の離せない展開です. 特に中盤あたりからは,まるでアクションやスパイ映画のようなスピードと緊張に満ちていて, そこへ物語が進むにつれ高まっていく高揚感が,否が応でも結末への期待を膨らませてくれます. そんな中でもしっかりラブコメはしていて,「もう相手の方はすべてお見通しなのでは?」 と思わせられる駆け引きというかやり取りや,それにうろたえてしまうヒロインの様子など, これまで以上にベタベタの甘々で,ニヤけるのを通り越して恥ずかしくなってしまうほどです. そして迎える結末.はじめはただの問題児としか思えず,理解できない部分もあった彼女が, 憧れの人へと近づこうとし,その中で芽生えた強さの末のハッピエンドは強く印象に残ります. またメディアへの検閲など,決して笑い話だけでは済まされないこの世界の大きな問題について, 恋物語のような完全なハッピエンドとしなかったのは,絶妙な落としどころだったように思います. なお,巻末には単行本版と文庫版のあとがき,設定資料的な『図書隊について』をはじめとし, 1巻から続いている著者と児玉清さんとの対談の最終回,ショートストーリが収められています. (ショートストーリについては,アニメDVDの2巻から『プリティ・ドランカー』となっています) | ||||
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図書館戦争シリーズが図書館革命で一連の話としては完結しました。まだ、短編集の文庫が出るはずですが。まず、図書館シリーズの話からすると、検閲から本を守るというのが軸になっています。しかし、エンターテイメントとしてとても面白く書かれていて私はドキドキしながら読みました。恋愛もそこここにちりばめられていて、恋愛話としてもよくできています。一番の感動は本を守りたいという強い気持ちです。涙が出ます。 敵の良化法側(検閲する側)について理解できるほどの描写がないのですが、著者のあとがきによるとわざとだそうです。私は書かないことで不気味さや無感情な感じになっていると思います。世の中には一般の人にはわからないまま進んでいってしまうものごとがありますし、、、作品の欠点にはならないと思います。 | ||||
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言論の自由を奪われる時、人はどこまでその始まりに自覚的でいられるのだろうか。 もう既に、私達が生活する社会の中に入り込んでいる検閲を投げかけながら、物語は嵐の中を疾走していく。 郁の恋の行方も、図書隊の未来も、嵐をくぐり抜けた先にしかないから、最後まで走りぬけるしかない。 苦難に負けない勇気だけを握り締めて。 この冒頭。原発のテロから始まる。 去っていった稲峰司令といい、このシリーズが今、文庫化されて、改めて発売されることの不思議を感じた。 | ||||
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単行本未収録短編『プリティ・ドリンカー』目当てで買いました。 柴崎と手塚の本編以上の甘々ぶりは、うっかり砂糖を吐きそうになります。 これでまだ付き合っていないのがすごい…。 やっぱり有川さんは恋愛要素で本領発揮しますね。 本編は、特殊部隊はもちろん、手塚のお兄さんが大活躍です。 主人公とは反対の立ち位置にいる人ですが、こんなに出番が多く魅力的に描かれているのが嬉しい。 個人的には一番好きなキャラです。 | ||||
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文庫版「図書館戦争」シリーズも革命編で終幕です.原発テロを機に一気に言論統制。今の日本でもあり得ないとは言えない恐ろしい話をさらりとエンターテイメントにしてしまう有川浩の才能にほれました.ラブコメ調でありながら、言論統制、国家権力の恐怖を見事に描ききっています.床屋、按摩、乞食が使えないっていったいどんな国なんですか日本は?正義の皮をかぶった差別、大衆迎合、権力志向の司法、官僚。この国は民主国家ではありません。見えない怪物による独裁国家です。有川作品にの底辺にある生真面目さがこの作品にも息づいています.おまけの「プリティ・ドリンカー」もなかなかのあまあまラブストーリーです.番外編、別冊シリーズも楽しみです.図書館で借りずに、文庫を買いましょう! | ||||
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もう最近は、例えばあいうえおと書いてあるだけでも好き!といっちゃいそうなくらい有川浩が好きなあたし。 実は遊びすぎて午前3時に帰宅した日でさえ図書館内乱を読み、一気にそのまま畳み掛けて図書館危機を通勤電車の中で読み切り、 次の日には革命に進んだくらいだ。 そうしてその感想は、もう、終わるのがいやで仕方なかった、それにつきる。 ベタ甘なストーリーだけは好きじゃない。 でも、それが立っている部分の物語が骨太できちんとしているので、そのベタ甘部分がきちんと立ちあがって、すごく光っているからそれが好き。 堂上教官みたいな人、いたらあたしにご一報お願いします! | ||||
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今著第四章のタイトルではありませんが、 まさに「嵐を衝いて」一気に駆け抜けた感じの図書館シリーズ最終巻でした。 さすがに、4巻を連続して読むと、 筆者の文体や、登場人物のキャラに慣れ、 筆者の言葉ではありませんが、登場人物が 自分の頭の中で勝手に動き始め、読む速度を 上げよとばかりに「早く!早く!」と背中を押す。 最終巻とは言いながらも まだ先が続きそうな余韻を残す幕引きも、味があってイイ。 そして、実は面白い本でありながら、 一番、心に残ったのは”あとがき”に 綴られた著者の今作への思いだったりもしました^0^ 是非、本分だけで読み終えることなく、巻末までお読み下さい!! | ||||
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「図書館戦争」シリーズ第4弾、完結編。 あるフィクションとその手口が酷似しているテロ行為が行われた。 それを皮切りに、表現の自由をめぐって図書館側と良化委員会が真っ向から激突。 今まで短編の連続のような長編でしたが、今回は完全に長編。 しかもこの物語の核となる部分を大いに掘り下げている。 今まで小出しにしてきた分、一気に見せています。 これですよ。恋愛とか戦争とかいいから、こんな話が読みたかったんです。 読み始めたら、止まりません。 なぜこのような大げさな設定にしたのだろう。 これがこのシリーズを最初に読んだときの感想でした。 でもこれは浅はかな感想だったのかもしれません。 現代にも「検閲」は存在する。 それを分かりやすい形にしたのが良化委員会であり、その対立を戦争にしただけなのかもしれない。 今回はこのあたりの説明もあり、不満も解消できて満足です。 恋愛面でも非常事態を通じて各キャラに決着がつき、いいアクセントになっていると思います。 ただ、黒幕が明かされたとき登場人物たちは一様に驚いていましたが、正直こいつ誰だっけ?って感じでした。 メイン・サブメインまではキャラが非常に立っているのですが、それ以外はさっぱりなのが残念です。 これは読み方が悪いのかもしれませんが。 表現の自由。 自由は与えられている限り、あまり意識しないものです。 ですが、この作品を通じて少しは意識できるようになった気がします。 | ||||
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図書館シリーズ4部作の完結編だ。 今回はメディア良化法の強化の法制化を契機に、遂に図書隊がマスコミからの協力を得て正面切ってメディア良化法のあり方を問うことに事態が進展し、その中で手塚兄が率いる未来企画の存在も変質して、郁たちと共同戦線を張るといった大変換が起きる。その中で平行して堂上と郁の関係も進展して行く。 シリーズ4作を通じていえるのはテーマは結構重いが、ライトノベルにふさわしく軽快に物事は進展し、そして結果は想定範囲内に収まるので、安心して楽しめるところだ。気楽に楽しく読ませていただきました。 | ||||
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図書館シリーズの第4作であり、最終作。 テロの脅威と表現の自由という911以降の民主主義国家に突きつけられた極めて現代的なテーマを主人公の恋愛を絡めて描く。 難しいテーマだけど、すごくテンポもよくて、あっという間に読めてしまう。 ただ、メインのテーマについては突っ込みが足りないようなきがする。確かに、著者のいう通り、テロの脅威に屈して自ら表現の自由を始めとする国民の基本的人権を制約するのは、民主主義国家にとっては自殺行為であり、テロ組織の思う壺だと思う。 自分自身は、表現の自由こそ、民主主義国家を支え、個人の尊厳をまっとうするために必要なものだと思うが、でも、現実的な生命の危険においては、人権なんて言ってられないって言う人のいうことも理解できる。そんなに単純じゃない。難しいね。 | ||||
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すべての名著はボーイ・ミーツ・ガールだ!と思っているので、本筋のいろいろな出来事はもちろん、それぞれの登場人物の恋愛感情をちゃんとフォローしてくれているので、大満足です。ミリタリーっぽいのが好きなわけじゃないので、隊内の順列とか記章とかの詳細さはそんなに興味なく、巻末の図表は逆にちょっと興ざめでしたが。 「阪急電車」でファンになった軟派(?)なので、一番気になるのは、柴崎・手塚組の行く末かなあ、なんて・・・。 どの著作も美人が美人として正当に扱われ、活躍しているので、著者も美人なのかなあ、なんてちょっと邪推しちゃいました。 図書館シリーズ最終巻、満足です。 | ||||
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まずは一言。「ラスボスかと思ってた!」 誰とは言わないですけど。 テロみたいな、普通のアクションものだったら それ自体で一本のお話のメインディッシュに出来ちゃうネタを、 なんの迷いもなくただのダシに使っちゃうんだから凄いなあ。 それでちゃんと面白いんだからもっとすごい! 骨太アクションも健在だけど、 ラブコメ要素もちゃんと完結済み。 お幸せに、って感じです。 そしてなぜかカモミールティーが飲みたくなる一冊。 | ||||
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皆さんいろいろ書いておりますので、この作品に数ある「すげぇ!」の一つをちょっと違った角度で。 いままで深謀遠慮で隊員達の尊敬を集めていた稲嶺(前)司令の狂気が、少しだけ見られます。 稲嶺司令って、奥さんを殺されて、一介のテロリストになったって、全然不思議ではなかったのですね。図書隊を創設して、人とお金を集め、さまざまな中傷や妨害をはねのけてと、才能と人生を真っ当に使ったからこそ玄田隊長を初めとする多くの「正義の味方」が集ったわけですが、それだけに正常な人ではなかったようです。別の巻でしたが 「本当に凄いのは玄田隊長を自由にさせている稲嶺司令だ」 と言ったキャラがいましたが、実は稲嶺司令は玄田隊長のあの大らかさにとてつもなく救われているんじゃないかと思います。 まともな常識人では図書隊創設や良化委員会との対決なんて出来るはずがなく、狂気を意志でねじ伏せて犯罪にではなく公憤に昇華させ、「ここは日野だ」と言いつつ引き金を引かなかった稲嶺司令、やっぱ大きいですよ! | ||||
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無粋を承知で固いこと書きます。 図書館は民主主義を担保する装置です。 「図書館の自由に関する宣言」が高らかに「図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。」と謳っている「図書館の自由」とは、民衆の「政治に参加する権利」なのです。民主主義の本質が「民衆が政治に参加する権利」であってみれば、どのような図書であれ、特に権力にとって目障りな図書であればあるほど、それを閲覧する権利は守られねばならない。政治学者の新藤宗幸氏の金言【間接民主主義の同意と信頼の体系は、直接民主主義の抵抗と参加の体系によって、常に監視・コントロールされなければならない。】に言う「抵抗と参加」を、現実的に担保する装置が図書館なのであります。 戦後の日本において検閲が存在せず、「抵抗と参加」を保障する装置としての図書館の性格が表に出る必要がなかったことはたいへん幸運なことでした。しかし、将来においてその本来の使命が思い出される必要が絶対にないとは言えない。 有川浩が「図書館戦争」という素晴らしいエンターテインメントを書いて、私たちに「図書館の使命」を思い出させてくれたことは、とても良かったと思います。 なにより嬉しいのは、この本は面白い!ということ。 「幸せな読書」の時間を提供してくれてありがとう、と心から申し上げる。 笠原郁ほか図書隊の献身と貢献に感謝! 敬礼ッ!! | ||||
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図書館シリーズの最終巻です。 すごい勢いで最後まで一気に読めちゃいます。 とてもおすすめです! | ||||
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これまでは一冊にいくつかの戦いが盛り込まれてたけど、 今回は一冊まるごと一つの戦いが描かれてます。 かつてない大規模な戦いで、その分、郁の活躍度&ムチャ度もハンパないっ!! 4作目ともなると読者ももうすっかり激甘に慣れてしまって、 いくら砂糖を投入されてもついてけます。 むしろ中毒症状の如く、甘さを求めてる、みたいな? 甘さはもちろん「ホテルに泊まった時、化粧水どうしよ〜」みたいな 女にしかわからないエピソードが細かに書かれてあるのも好きなの。 乙女の恋心だけじゃなく、こんなとこまで女子として共感できちゃう。 バカップルって身近にいたり、ナマで目撃すると腹がたつもんだけど、 郁と堂上教官の場合は許せちゃうんだよな〜。 こんなにキャラがしっかりしてて、魅力のある作品ははじめて。 いろんなはじめての気持ちをくれたシリーズでした。大好きですっ! そして・・・ 好きな本が自由に読めるって、本当に幸せなことなんですね。 | ||||
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図書館シリーズ最終巻。 やっと動き出した恋模様とメディア良化法へのドンパチ。 いずれの巻もメディア良化法とはやりあっていたわけですが、今回は最終巻ということもあって…。 郁と堂上の関係もベタ甘な展開を用意されていました。 「こうなるかな?」と思ったのが、ビンゴ!みたいな感じです。乙女読みはみんなそう思うのかな? ラストもごまかすのではなく、キッチリ書かれているので、消化不良も起こさずスッキリです。 4巻を読み終えた感想としては、ハードカバーで出版されていますが、ノリはライトノベルという感じがしました。 デビューがライトノベルなのでしょうがないですね。 面白かったです。 4月には新刊も出る、アニメ化されるということで、楽しみです。 | ||||
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この巻では最初に起きた原発のテロから始まったストーリーが最後まで続きます。 内容は他のレビューにもあるのでいいとして、郁と堂上のデートが最初にあり、これが結構にやにや しながら読んでしまいます。堂上もまんざらじゃないんだなぁという気が。 あと、作者は女性なのに、男は尻ポケットに財布を入れるから小銭をたくさん入れて膨らませたく ない、なんてことをよく書けるなぁと感心してしまいました。 最後にエピローグがあり、みんなのその後がわかります。 | ||||
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4巻までつづいた「図書館〜」シリーズもこれで完結。 原子力発電所に突っ込んだヘリによるテロ行為、それに酷似した小説を書いていた著者がその作品を抹殺されそうになってしまいます。表現の自由と、メディアの力、好きな物を好きに読める楽しさを目一杯噛みしめて………… なんて、堅いことはいいっこなし。図書館に防衛隊が配備されているという過剰なメディア規制の世界で繰り広げられる徹底したラブコメ。気持ちよくノンストップで楽しめる、そうそうこういう楽しい読書をしたいんですよ。エンタテイメントに徹した作品です。ぜひ、4冊一気に読み進めて下さい。 そうかぁ、アニメ化かぁ。ちょっと興味そそられますねぇ。 | ||||
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いやもう、甘いのなんのって、胸焼けがするほど甘い。プリンにハチミツかけて食べるくらい甘い。おれ、これまでの人生で、こんなに甘ったるい恋愛小説読んだことないよ(やや誇張)。だがそれがいい。 というわけで、「図書館戦争」シリーズも四巻にして最終巻。延々とシリーズを続ける傾向のある昨今の流行に乗らず、適切な長さできっちり終わって、じつにすがすがしい。まぁ、ハードカバーで何十冊も続けられたらたまらんが。 「言論の自由」という実に重いテーマを扱いつつも、そして派手なアクションシーンがふんだんに盛り込まれつつも、やはりここは、郁と堂上の関係の進み具合というか進まなさ具合に、身悶えしながら読むのが正しい。そう、ここは主人公にならって「キャラ読み」で! | ||||
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