サトリ

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評判

サトリの評価:

3.91/5点 レビュー 35件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.91pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 21〜40 2/3ページ
No.36
(3pt)

順番が逆でしょ・・・

そもそも「シブミ」の前に「サトリ」が来てしまうのはおかしいでしょ・・・内容も全然悟っていないし、シブミの前兆もない未練たらしい。冒険活劇としてはおもしろいが、トレヴェニアン・日本の「渋み・悟り」というキーワードを考えると、ドンさん「ワビさび」からお勉強しましょう。
サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152092084
No.35
(3pt)

順番が逆でしょ・・・

そもそも「シブミ」の前に「サトリ」が来てしまうのはおかしいでしょ・・・内容も全然悟っていないし、シブミの前兆もない未練たらしい。冒険活劇としてはおもしろいが、トレヴェニアン・日本の「渋み・悟り」というキーワードを考えると、ドンさん「ワビさび」からお勉強しましょう。
サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV)より
4150412731
No.34
(3pt)

トレヴェニアンの圧勝

トレヴェニアン『シブミ』の前日譚として書いたのでかなり手間のかかった労作なのだろうが,いかんせん背景となる教養と文体においてトレヴェニアンには敵わないところは仕方ないか。
サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152092084
No.33
(3pt)

トレヴェニアンの圧勝

トレヴェニアン『シブミ』の前日譚として書いたのでかなり手間のかかった労作なのだろうが,いかんせん背景となる教養と文体においてトレヴェニアンには敵わないところは仕方ないか。
サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV)より
4150412731
No.32
(4pt)

非常にくせが強いがとても面白かった”シブミ”が、アクが抜けてそれなりに面白くなったと言ったところであろうか?

上巻で繰り広げられた中国でのミッションを終え、追ってから逃れるためにラオス経由でベトナムのサイゴンに逃れるところから下巻がスタートする。 ダイヤモンド少佐率いるCIA、ソビエト情報部、中国警察、ラオス・ベトナム国境付近の有力部族、ベトナムゲリラ、フランス諜報部など多数のステークホルダーと虚々実々のやり取りを繰り広げながら、ソランジュと逃走を続けていく。 トレヴェニアンの思い(アメリカ文化批判、アジア文化の深い理解、囲碁と洞窟探検のうんちくなど)アクが強かった反面、それが物語に厚みを与えていて独特の雰囲気をだしていたシブミと比べて、全体的にシンプルなストーリー構成で、”アクが抜けたシブミの続編”といった感想をもった。 シブミを読んだ時のような興奮はなかったが、それでもウィンズロウの力量でエンターテイメントとしては上出来なレベルにはなっていると思う。 冒険小説、アクション小説が好きな方に加えて、ウィンズロウ、トレヴェニアンのファンにもお勧めできると思う。
サトリ (下) (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: サトリ (下) (ハヤカワ文庫NV)より
415041274X
No.31
(4pt)

非常にくせが強いがとても面白かった”シブミ”が、アクが抜けてそれなりに面白くなったと

上巻で繰り広げられた中国でのミッションを終え、追ってから逃れるためにラオス経由でベトナムのサイゴンに逃れるところから下巻がスタートする。 ダイヤモンド少佐率いるCIA、ソビエト情報部、中国警察、ラオス・ベトナム国境付近の有力部族、ベトナムゲリラ、フランス諜報部など多数のステークホルダーと虚々実々のやり取りを繰り広げながら、ソランジュと逃走を続けていく。 トレヴェニアンの思い(アメリカ文化批判、アジア文化の深い理解、囲碁と洞窟探検のうんちくなど)アクが強かった反面、それが物語に厚みを与えていて独特の雰囲気をだしていたシブミと比べて、全体的にシンプルなストーリー構成で、”アクが抜けたシブミの続編”といった感想をもった。 シブミを読んだ時のような興奮はなかったが、それでもウィンズロウの力量でエンターテイメントとしては上出来なレベルにはなっていると思う。 冒険小説、アクション小説が好きな方に加えて、ウィンズロウ、トレヴェニアンのファンにもお勧めできると思う。
サトリ (下) (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: サトリ (下) (ハヤカワ文庫NV)より
415041274X
No.30
(4pt)

トレヴェニアンのシブミ(冒険小説の名作)の前日譚をあのドン・ウィンズロウが書いた!

冒険小説の傑作と言われるトレヴェニアンのシブミの続編が出るとは、正直思っていなかった。 20年以上前にその正確で深い日本文化の理解に驚きながら、そして興奮しながら読んだのを思い出した。そして本作を読むにあたり、シブミを再読したが、改めてその物語世界の素晴らしさを実感した。 本作サトリでは、日本での育ての親である岸川将軍が戦犯として逮捕される寸前に、ニコライが息子として、親を絞首台の屈辱から救うべく、苦痛なく一瞬にして岸川将軍を殺害した罪を問われて、巣鴨拘置所に収容された状態でストーリーが始まる。 ダイヤモンド少佐とその手下による熾烈な拷問によって心身ともに痛めつけられたニコライだが、中国にいるロシア要人を暗殺することと交換条件で釈放されることになる。 暗殺を成功させ、日本で短い間一緒に生活したフランス美女のソランジュと生活を共にすること、そしてダイヤモンド少佐とその手下に復讐することを生きがいとしてニコライの苦難の戦いが潜入した中国で始まる。 トレヴェニアンの前作と比べて、ニコライのキャラ造形は違和感がないところは、さすがウィンズロウであると思う。 またシブミで執拗に展開されていたアメリカ文化批判や、詳細なケービング(洞窟探検)のシーンなどトレヴェニアン個人の思い入れなどが一切省かれて、スリラーに徹した執筆姿勢に手堅さを感じた反面、シブミの独特な物語世界が、出来はいいがよくあるようなスリラーになってしまうような点が物足りないような感じがする。 とはいえ、中国での苦難のミッションを終えたところで上巻が終わる。 下巻が非常に楽しみである。
サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152092084
No.29
(4pt)

トレヴェニアンのシブミ(冒険小説の名作)の前日譚をあのドン・ウィンズロウが書いた!

冒険小説の傑作と言われるトレヴェニアンのシブミの続編が出るとは、正直思っていなかった。 20年以上前にその正確で深い日本文化の理解に驚きながら、そして興奮しながら読んだのを思い出した。そして本作を読むにあたり、シブミを再読したが、改めてその物語世界の素晴らしさを実感した。 本作サトリでは、日本での育ての親である岸川将軍が戦犯として逮捕される寸前に、ニコライが息子として、親を絞首台の屈辱から救うべく、苦痛なく一瞬にして岸川将軍を殺害した罪を問われて、巣鴨拘置所に収容された状態でストーリーが始まる。 ダイヤモンド少佐とその手下による熾烈な拷問によって心身ともに痛めつけられたニコライだが、中国にいるロシア要人を暗殺することと交換条件で釈放されることになる。 暗殺を成功させ、日本で短い間一緒に生活したフランス美女のソランジュと生活を共にすること、そしてダイヤモンド少佐とその手下に復讐することを生きがいとしてニコライの苦難の戦いが潜入した中国で始まる。 トレヴェニアンの前作と比べて、ニコライのキャラ造形は違和感がないところは、さすがウィンズロウであると思う。 またシブミで執拗に展開されていたアメリカ文化批判や、詳細なケービング(洞窟探検)のシーンなどトレヴェニアン個人の思い入れなどが一切省かれて、スリラーに徹した執筆姿勢に手堅さを感じた反面、シブミの独特な物語世界が、出来はいいがよくあるようなスリラーになってしまうような点が物足りないような感じがする。 とはいえ、中国での苦難のミッションを終えたところで上巻が終わる。 下巻が非常に楽しみである。
サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV)より
4150412731
No.28
(2pt)

ぐいぐい読ませる筆力と??な結末の組み合わせ

ウィンズロウの本は初めてです。
いいテンポを作れる作家さんですね。
結構、気に入って一気読みしました。
場面転換が多くて、テレビか映画のノベライズみたいな構成ですが、戸惑うことはないし、うまいです。
他の方も書かれている通り、たしかに、プロットに「テキトー」感はありますが、まっ、暇つぶしだし、私はそれも楽しんで読みました。
点が低くなっちゃったのは、急に締切がきてバタバタまとめた連載漫画みたいな終わり方(コブラがそれはないだろう・・と)が理由です。
ヘルさん=寅さん、のストーリでこれから10連作ぐらいするのなら、こういう終わり方も1作目としてありかもしれませんが、ちがうだろうな・・・。
終わり方への違和感はあくまで私個人のものですが、文章が好きだっただけにそこが残念!ということで☆2つです。
サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152092084
No.27
(2pt)

ぐいぐい読ませる筆力と??な結末の組み合わせ

ウィンズロウの本は初めてです。
いいテンポを作れる作家さんですね。
結構、気に入って一気読みしました。
場面転換が多くて、テレビか映画のノベライズみたいな構成ですが、戸惑うことはないし、うまいです。
他の方も書かれている通り、たしかに、プロットに「テキトー」感はありますが、まっ、暇つぶしだし、私はそれも楽しんで読みました。
点が低くなっちゃったのは、急に締切がきてバタバタまとめた連載漫画みたいな終わり方(コブラがそれはないだろう・・と)が理由です。
ヘルさん=寅さん、のストーリでこれから10連作ぐらいするのなら、こういう終わり方も1作目としてありかもしれませんが、ちがうだろうな・・・。
終わり方への違和感はあくまで私個人のものですが、文章が好きだっただけにそこが残念!ということで☆2つです。
サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV)より
4150412731
No.26
(5pt)

日本オタクにありがとう!

私は、日本のことを一生懸命調べたり、体験したりしてくれた作者がとてもいとおしく感じました。時には「やりすぎ」と思う場面もありましたが、主人公のニコライがスパイ通しの心理戦を碁盤を見立てて、シュミレーションする様など、私も碁をはじめたいな、と思うほどでした。ニコライの清潔な心身とそれをとりまくグロテスクな環境、ニヒルな会話、このバランスがすごくよいです。
サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV)より
4150412731
No.25
(5pt)

日本オタクにありがとう!

私は、日本のことを一生懸命調べたり、体験したりしてくれた作者がとてもいとおしく感じました。時には「やりすぎ」と思う場面もありましたが、主人公のニコライがスパイ通しの心理戦を碁盤を見立てて、シュミレーションする様など、私も碁をはじめたいな、と思うほどでした。ニコライの清潔な心身とそれをとりまくグロテスクな環境、ニヒルな会話、このバランスがすごくよいです。
サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152092084
No.24
(5pt)

『シブミ』に対するリスペクトが感じられるところが嬉しい

ドン・ウィンズロウ作『サトリ』の下巻。トレヴェニアンの『シブミ』の空白を埋める作品にして続編。

トレヴェニアンの『シブミ』という、1979年出版にしてもはや既に「古典」といって差し支えないような存在となった作品の前日譚にして続編となる作品。作者が亡くなった場合など、別の作家がシリーズを続けるのは、007シリーズのイアン・フレミング→ジョン・ガードナー→レイモンド・ベンソンの例を初めとして、そう珍しいものでもないと思うが、そもそもシリーズでもなく、まして約30年も前の作品の続編というのは、そうないのではないかと思う。その意味では、そもそもこの企画を思いついた編集者、また、それを実行出来る人間の所に話を持っていったというのが、何よりファインプレーだったと思う。

トレヴェニアンの『シブミ』においては、主人公ニコライ・ヘルの少年時代と暗殺者を引退した後の時代を描写しているのに対し、この『サトリ』では、暗殺者としての最初の事件が描かれている。ある意味、静と動というかたちで対称的になっている点が面白い。また、今作の作者であるドン・ウィンズロウがトレヴェニアンの作品を本当にリスペクトしているということを伺わせる描写が、そこかしこに見られるのも嬉しい。シャーロック・ホームズのパロディ物などでも出来の良い作品には、思わずニヤリとさせられるような描写があるが、今作でも同様だ。

更に嬉しいのは、ドン・ウィンズロウ本人はこのニコライ・ヘルのシリーズを書くことをかなり乗り気らしい。勿論、現時点で更なる続編の情報は全くないが、そう遠くない将来、あるいは第3作があるかもしれない。
サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152092092
No.23
(2pt)

「変な日本」描写にがっかり

「犬の力」が5つ星じゃ足りない程面白かったので、本作も期待して新品で上下一気に購入したが、日本を含めた東洋に関する記述が、外国映画にたまにでてくるような「変な日本」、「変な東洋」が多くて興ざめしました。
冒頭に、主人公が芸者付でお茶会したり、空手の型を秘術と呼んでみたり、なぜか暗殺者が道着(笑)を着て、手斧で襲ってきたり。ハリウッド映画にもありがちですがアジア人はプロでも拳銃を使わないで、肉弾戦を挑むようです。
それで、襲われた後殺し屋の人種は何かとの会話で主人公が「日本人は手斧を使わない」「日本人の殺し屋ならそうたやすく<壁に絵を描く恐れる僧侶>の技にやられないはずだ」と言い放ち、
犯人は中国人だと結論付けた時、私はそっと本を閉じました。

犬の力から入ったにわかファンですが、「ストリートキッズ」→「フランキー・マシーンの冬」→「夜明けのパトロール 」と読んできて、少なくとも翻訳されているものでこの作家に外れはないだろうと思い
満を持して本著を手にしたのですが(普段は外国人作家が日本や日本関連を描いたものは避けているため「サトリ」は後回しにしていた)東洋好きの外国人作家が書いたライトノベルのようで本当にがっかりしました。

日本文化に対するリスペクトのようなものはたしかに伝わってきてその点日本人としては嬉しいですが、同時に間違っていたり奇妙な描写が気になってしまいとても読んでいられません。
もはやこの作者の大ファンになっているので、このハズレ具合にはショックが大きいです。

「変な日本」が読み飛ばせるか否かで評価が大きく別れる作品だと思います。
サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV)より
4150412731
No.22
(2pt)

「変な日本」描写にがっかり

「犬の力」が5つ星じゃ足りない程面白かったので、本作も期待して新品で上下一気に購入したが、日本を含めた東洋に関する記述が、外国映画にたまにでてくるような「変な日本」、「変な東洋」が多くて興ざめしました。
冒頭に、主人公が芸者付でお茶会したり、空手の型を秘術と呼んでみたり、なぜか暗殺者が道着(笑)を着て、手斧で襲ってきたり。ハリウッド映画にもありがちですがアジア人はプロでも拳銃を使わないで、肉弾戦を挑むようです。
それで、襲われた後殺し屋が何人だったかとの会話で主人公が「日本人は手斧を使わない」「日本人の殺し屋ならそうたやすく<壁に絵を描く恐れる僧侶>の技にやられないはずだ」と言い放ち、
犯人は中国人だと結論付けた時、私はそっと本を閉じました。

犬の力から入ったにわかファンですが、「ストリートキッズ」→「フランキー・マシーンの冬」→「夜明けのパトロール 」と読んできて、少なくとも翻訳されているものでこの作家に外れはないだろうと思い
満を持して本著を手にしたのですが(普段は外国人作家が日本や日本関連を描いたものは避けているため「サトリ」は後回しにしていた)東洋好きの外国人作家が書いたライトノベルのようで本当にがっかりしました。

日本文化に対するリスペクトのようなものはたしかに伝わってきてその点日本人としては嬉しいですが、同時に間違っていたり奇妙な描写が気になってしまいとても読んでいられません。
もはやこの作者の大ファンになっているので、このハズレ具合にはショックが大きいです。

「変な日本」が読み飛ばせるか否かで評価が大きく別れる作品だと思います。
サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152092084
No.21
(4pt)

予想を裏切られたけど

1951年東京。日本的精神の至高の境地〈シブミ〉を学んだ暗殺者ニコライ・ヘルは…

との紹介だったので、忍者とかでてくるタイプかと思って読み始めました。
しかし早々日本を出て、正統派に戻っていった。
ちょっと残念だけど、面白いのでOK!
サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV)より
4150412731
No.20
(4pt)

予想を裏切られたけど

1951年東京。日本的精神の至高の境地〈シブミ〉を学んだ暗殺者ニコライ・ヘルは…

との紹介だったので、忍者とかでてくるタイプかと思って読み始めました。
しかし早々日本を出て、正統派に戻っていった。
ちょっと残念だけど、面白いのでOK!

サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: サトリ(上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152092084
No.19
(5pt)

映画を観た気分

〈サトリ〉を読むに前にトレヴェニアン著の〈シブミ〉を読みました。
以前から“トレヴェニアン”作品に興味があり、一度は読んでみたいと思っていたのと、大好きな“ドン・ウィンズロウ”の作品をより深く楽しむ為。
大正解でした。(笑)
〈サトリ〉を読もうとしておられる方の中で、未だ〈シブミ〉を読まれていない方がもしいらっしゃったら、先ずは〈シブミ〉を一気に読破してから今作〈サトリ〉を読まれる方がよいかと思います。
〈サトリ〉読後、〈シブミ〉の岸川将軍の存在が大きさが感じられました。
ダイヤモンド少佐とその部下の展開がなかったのが意外でした…
できれば、続編で少佐と部下に対する復讐の話があると…と期待してしまいました。
でも却って、その話は作品にしない方がいいのかな…
サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152092092
No.18
(4pt)

久方振りの「ニール」風味

ニールケアリーシリーズファンとしては、久し振りにあのムードを楽しめました。いろんなスタイルで描ける人ですね。しかも、発想乏しい私に、ビジュアルが目蓋の裏に浮かんでくるような語り口は変えないで。場面転換もすごいですね。下手な作家だと、話の筋が全く見えなくなる事もあるのに。今回の主人公は、ニールが、さらに過酷な環境で大人になった感じで、好感度大です。いろんな局面に対し、頭の中で状況を分析する場面は、東洋風の味付けもあって、読み応えがあります。しかもかっこいい。2次大戦後間も無い中国、ベトナムの、四つ巴、六つ巴の泥沼の中を、仁義礼智を以ってクールに切り抜けて行く姿は、新しいヒーロー像に感じます。まさに、しぶみですね。30年前に、作者も憧れたんでしょうか?下巻が楽しみです。とは言え、東洋趣味は、も少し勉強して欲しいなあ・・・(抹茶も、煎茶も、ウーロン茶も一緒くたは無いでしょう・・・1点減点です)
サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV)より
4150412731
No.17
(4pt)

続編も書いて欲しい!

米中仏越に、それぞれの派閥、ギャングが入り乱れて、何が敵で、誰が味方かも解らない、混沌の仏領インドシナの渦中に、孤高の悟りを求め、信念と尊厳を賭けて戦いに挑む。相手がなにを求めるかを、碁盤の打ち手に準え、何手先までも読んでいく。シブイ。そんな主人公に、泥沼にはまった周囲も、何かを求めて、共感して行く。これは、主人公のキャラクタだけでも、文句なしに楽しめる、稀有の作品と感じます。ただ、下巻は、上巻に比べて、少々、エネルギー不足カナ・・・?叙述の力点が、少しずれて、冗長と、不足のバランスが、最良とは行かない感じ。主人公のクールさも、時々よれるので、1点減点します。でも、このキャラクタは、今後何度でも出会いたい!是非、続編をお願いします!!!
サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: サトリ(下) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152092092