薔薇の名前
評判
薔薇の名前の評価:
4.19/5点 レビュー 117件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全124件 21〜40 2/7ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
薔薇の名前の評価:
4.19/5点 レビュー 117件。 B ランク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
上巻の327〜329ページに集約されている。
平信徒たちは教会の御用学者たちの真実より切実な真実(真の神へと至る道)を直観で見抜いている。では個々人の直観が唯一の善であるとき、どのようにして学問は普遍的な規則を再構成できる(真実を大衆に敷衍するものが学問であるゆえ)域にまで到達できるだろうか。とウィリアムは疑問を投げかける。
ウィリアムが薫陶を受けた哲学者ベーコンは科学によって人々は導かれなければならないと説いている。
ベーコンの命題はある種の薬草を用いると熱が下がる、ある種のレンズを用いると視力が上がる、といった種類の、いわば条件(事物)について語っており、一方ウィリアムは自分は事物を語っているのではなくて事物の命題について語っていると言う。
つまり、そのベーコンの命題そのものについて命題を立てようとしている(立てないわけにはいかない)ということだ。さらに言うと、ある種の薬草を用いると熱が下がる、ある種のレンズを用いると視力が上がる、という規則はなぜそのような形で存在しているのか? ということになる。それを命題として成立させるには、「いるのか?」という疑問形ではなく、規則は普遍的であると言い切ってしまわなければならない。しかし、規則を普遍的なものとするや、事物によって与えられた秩序に、神でさえ虜になってしまっていることをも含んでしまう。しかし、神は世界を別のものへ変えることもできるはずだ。と、ウィリアム。
我々に置き換えてざっくり言うと物理法則を承知して日常を送っているが(ペンを離すと落ちるなど)神がなぜそのような物理法則で世界を作ったのかはわからないということだ。
ウィリアムは当然神を信じその絶対的なことをも信じているので神であればペンを離すと上に飛んでいくような世界も創造できたはずだ、というところだろう。
弟子のアドソは「では、あなたは行動し、なぜ行動するかは知っているが、自分が行動することを知っているとなぜ知っているのかは知らないとおっしゃるのですね」とウィリアムに言う。
最初の「では、あなたは行動し、なぜ行動するかは知っているが」とはベーコンのいう命題をウィリアムが承知していることを意味し、「自分が行動することを知っているとなぜ知っているのかは知らない」はウィリアムが自身の命題を立てられていないことを示している。
規則がそうなってる(レンズで視力が上がる)ことを知っているからメガネを作ってもらうという行動をするけれど、なぜそうなってるかを、神がなぜそうしたかをウィリアムは知らないということだ。
科学を普遍的なものとして行動したり、平信徒に教え広めてはいくものの、ウィリアムはそれに不安を感じているのだ。なぜならそれは普遍的な規則ではなく神がいつでも変えられる規則のはずであるから。科学においても博識な宗教家のジレンマを抱えているのである。
科学の規則が普遍的なものだと説けば神の力が弱まる、逆に神を絶対とすれば科学的な普遍性を説けなくなる。
さて、謎多き人物ホルヘは、真実を伝える書物に滑稽な装飾を施すのはもってのほかだという考えを持っている。
一方ウィリアムは最も歪められた事物を介してのみ神は示されると言う。
神の真理へ辿り着くことにおいて笑いは邪魔なものだとするホルヘと、笑いもまた必要だとするウィリアム。
ホルヘは喜劇を扱ったアリストテレスの『詩学 第二部』の存在を否定する。存在を知っているのにもかかわらず否定する。
自分にとって都合良く神のイメージを変え、それを守るため「学問・真実を歪め、隠そうとするもの」と、ウィリアムのように神のイメージが、そのことによってたとえ揺らごうとも「学問・真実を追求、究明しようとするもの」。
この対立構造がミクロからマクロまで物語全体を形作っている。