ハメット
評判
ハメットの評価:
4.00/5点 レビュー 4件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1〜6 1/1ページ
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ハメットの評価:
4.00/5点 レビュー 4件。 C ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
奥付によれば2009年に文庫初版なので、初めて読んだのは、そんなに昔ではない。
ただし、初出は70年代に訳されたもののようだ。
読み物には、大雑把に言って、
「やあ! 面白かった!……でも、二度は読まないだろうナ」というやつと、
「むむむ。なんてややこしいんだろう。でも、なんだか深い味があるゾ」とがあるのだが、典型的な後者。
大御所ハメット自身やチャンドラーの著作がそうであるように、単純なのに重層的で、細部に、なんとも言えない味がある。
正確には言えないが、通読で5回は読んでいると思う。
つまみ読みもする。
ある種「聖書」だ。
この作品の魅力を一口で語るのは容易でないが、素直に挙げてみると、
・主人公の、まだ売れない作家ハメットの、人間的魅力(頑固なお洒落もの、博打好きで酒が欠かせない。知的で優しいが、いつもカネには困っている)。
・アパートの隣人、田舎出の小娘・グッディの魅力。ハメットと彼女の、可愛らしいデートを通して、1928年のサンフランシスコがリアルに浮き出す書き方がされている。
・コンチネンタル・オプのモデルとなった、ジミー・ライトとの友情。
・ハードボイルドによく出てくる、暗黒街のギャング。そして、もっと悪いやつ。
・高級淫売宿のマダム、モリー・ファーに見られるような、立体感のある女。
・そして……ハードボイルドの定番……(ここはネタバレになるから、言うまいが)。
手持ちの文庫は、カバーも逸し、ボロボロになっていて、旅先で棄ててこようと何度思ったかしれないが、棄てられなかった。
棄てないでよかった。
いまは絶版なのか、手に入りづらいようだ。
ジョー・ゴアズ自身による解説と、小鷹信光先生による解説も、とても濃密だ。