栄光なき凱旋

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評判

栄光なき凱旋の評価:

4.48/5点 レビュー 29件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 21〜40 2/4ページ
No.47
(4pt)

「二つの祖国」と併せて読みたい一冊

山崎豊子「二つの祖国」とのインターバルが少ないタイミングで読んだため、

・日系二世
・リトルトーキョー
・新聞社のスタッフ
・最後が裁判
・通訳兵
・欧州出兵

など、エッセンスがかなり重複することもあり、最初は妙な既視感があったものの、テンポの良いストーリーの進み方はさすが真保裕一、と思えたもの。
一方で「二つの祖国」のような苦悩や内省的な描写が少なかったのは、読んだ後の”残像感”が欲しい私としてはちょっと物足りなさも。
栄光なき凱旋〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋〈上〉 (文春文庫)より
4167131110
No.46
(4pt)

「二つの祖国」と併せて読みたい一冊

山崎豊子「二つの祖国」とのインターバルが少ないタイミングで読んだため、

・日系二世
・リトルトーキョー
・新聞社のスタッフ
・最後が裁判
・通訳兵
・欧州出兵

など、エッセンスがかなり重複することもあり、最初は妙な既視感があったものの、テンポの良いストーリーの進み方はさすが真保裕一、と思えたもの。
一方で「二つの祖国」のような苦悩や内省的な描写が少なかったのは、読んだ後の”残像感”が欲しい私としてはちょっと物足りなさも。
栄光なき凱旋 上 Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋 上より
4093797269
No.45
(5pt)

とても面白い

日系2世の苦難を見事に描いていた秀作です。二人の祖国と並ぶ名作といえるでしょう
栄光なき凱旋〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋〈下〉 (文春文庫)より
4167131137
No.44
(5pt)

とても面白い

日系2世の苦難を見事に描いていた秀作です。二人の祖国と並ぶ名作といえるでしょう
栄光なき凱旋 下 Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋 下より
4093797277
No.43
(4pt)

絶望から繋がる希望

敵軍、しかも自分のルーツがある日本兵を何人も殺して戦争の英雄となったのに、かつての殺人事件で裁きうける。けれども、上巻で登場した「あの人たち」がヒューマニズムに溢れる振る舞いをしてくれて一筋の光が見えてくる。

ヨーロッパ戦線での激戦で戦死することで初めて「アメリカ人」として認められる日系人。あまりに過酷な歴史の渦に巻き込まれてしまった2世たちは終戦によってようやく希望が見え始める。

でもお互い取り返すことができない犠牲を払って、後になにが残ったのか、という虚しさはどうしてもぬぐいきれない。大河の流れに逆らったり、流されたりする普通の人たちの歴史をある意味たんたんと描いた傑作!
栄光なき凱旋 下 Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋 下より
4093797277
No.42
(4pt)

絶望から繋がる希望

敵軍、しかも自分のルーツがある日本兵を何人も殺して戦争の英雄となったのに、かつての殺人事件で裁きうける。けれども、上巻で登場した「あの人たち」がヒューマニズムに溢れる振る舞いをしてくれて一筋の光が見えてくる。

ヨーロッパ戦線での激戦で戦死することで初めて「アメリカ人」として認められる日系人。あまりに過酷な歴史の渦に巻き込まれてしまった2世たちは終戦によってようやく希望が見え始める。

でもお互い取り返すことができない犠牲を払って、後になにが残ったのか、という虚しさはどうしてもぬぐいきれない。大河の流れに逆らったり、流されたりする普通の人たちの歴史をある意味たんたんと描いた傑作!
栄光なき凱旋〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋〈下〉 (文春文庫)より
4167131137
No.41
(5pt)

入隊する「権利」を獲得しなければならない理不尽

自分たちの祖国・アメリカを父や母の祖国である日本軍から守るために戦う決意を固める日系2世たちには、まずアメリカ軍に入る「権利」を獲得しなければどうにもならない、という事実が立ちはだかる。LAでは日系人のほぼ全員が強制収容され、砂漠のど真ん中に「隔離」されてしまうし、ハワイでもいわれのない差別や逮捕が繰り返される。

軍隊には「義務」として参加するのではなく「権利」として入隊するのだ、という強烈な意識。しかも相手は祖父母や伯父伯母らが現在も住んでいるはずの日本であり、同じ年頃の従兄弟たちと戦場で殺しあうかもしれない苦悩。

さまざまな理不尽がわずか二十歳前後の若者に襲いかかる。日本語に堪能で暗号解読や日本兵の尋問など安全そうな軍務についた語学兵にも、およそ達成困難な作戦が与えられ、ハワイ出身の日系人で編成された隊は対ドイツとの激戦地・イタリアに派遣される。

とても重くなりがちなテーマの中でもハワイ出身の若者たちの明るさや「権利」獲得のためには常に主張するべきだ、という前向きな姿勢に救われる。どうかますます悲惨になりつつある戦局の中で希望が見える展開が後篇で待っていることを心から祈ります。
栄光なき凱旋〈中〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋〈中〉 (文春文庫)より
4167131129
No.40
(4pt)

小役人シリーズを超えた大河感

今までの小役人が普通の市民生活の中で事件に巻き込まれへこたれそうになりながらもなんとか解決する、という一連のシリーズとは打って変わって逃げようのない歴史の流れに翻弄される国家、民族、個人を描きながらも根底ににはヒューマニズムがしっかりと感じられる大作。ハワイとLAの日系人街で暮らす3人の若者がそれぞれの希望や問題をかかえながらも自由に生活していた日々が、日米の開戦と同時に抗うことのできない環境に大変化してしまう。収容所収監、軍隊への入隊(しかも日本語解読という軍務)、いわれのないスパイ容疑などまだまだ苦難が予想される展開。そんな中でも雇用してくれた白人の社長や弁護をひきうけてくれたクェーカー教徒の弁護士などの虚心のない言葉に救いを感じる。文庫も2冊と勘違いし、旅行中で上巻と下巻しか手元にない不運を嘆きつつ、下巻を先に読んでしまうか、帰国したら成田で中巻の速攻買いか思案のしどころとなった・・・。
栄光なき凱旋〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋〈上〉 (文春文庫)より
4167131110
No.39
(4pt)

小役人シリーズを超えた大河感

今までの小役人が普通の市民生活の中で事件に巻き込まれへこたれそうになりながらもなんとか解決する、という一連のシリーズとは打って変わって逃げようのない歴史の流れに翻弄される国家、民族、個人を描きながらも根底ににはヒューマニズムがしっかりと感じられる大作。ハワイとLAの日系人街で暮らす3人の若者がそれぞれの希望や問題をかかえながらも自由に生活していた日々が、日米の開戦と同時に抗うことのできない環境に大変化してしまう。収容所収監、軍隊への入隊(しかも日本語解読という軍務)、いわれのないスパイ容疑などまだまだ苦難が予想される展開。そんな中でも雇用してくれた白人の社長や弁護をひきうけてくれたクェーカー教徒の弁護士などの虚心のない言葉に救いを感じる。文庫も2冊と勘違いし、旅行中で上巻と下巻しか手元にない不運を嘆きつつ、下巻を先に読んでしまうか、帰国したら成田で中巻の速攻買いか思案のしどころとなった・・・。
栄光なき凱旋 上 Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋 上より
4093797269
No.38
(5pt)

傑作です

戦争物を毛嫌いするタイプの人でなければ、この本は読み始めてすぐに物語にグイグイ引き込まれていく傑作だと思います。
日系2世アメリカ人ならではの心の葛藤を3人のタイプの異なる人間からの視点も巧いなと思わせられる、帯にあるように真保氏の本の中でも代表作になりうる作品だと思います。
栄光なき凱旋〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋〈上〉 (文春文庫)より
4167131110
No.37
(5pt)

傑作です

戦争物を毛嫌いするタイプの人でなければ、この本は読み始めてすぐに物語にグイグイ引き込まれていく傑作だと思います。
日系2世アメリカ人ならではの心の葛藤を3人のタイプの異なる人間からの視点も巧いなと思わせられる、帯にあるように真保氏の本の中でも代表作になりうる作品だと思います。
栄光なき凱旋 上 Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋 上より
4093797269
No.36
(4pt)

感動!

感動した!
日系人たちがまさに「栄光」を勝ち獲るために、両親たちの国、日本を相手に戦う描写は素晴らしいです。
3篇と長編ですが、読めば読むほどとまらなくなりました。
ぜひ、手に汗握って読んでください!!
栄光なき凱旋〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋〈上〉 (文春文庫)より
4167131110
No.35
(4pt)

感動!

感動した!
日系人たちがまさに「栄光」を勝ち獲るために、両親たちの国、日本を相手に戦う描写は素晴らしいです。
3篇と長編ですが、読めば読むほどとまらなくなりました。
ぜひ、手に汗握って読んでください!!
栄光なき凱旋 上 Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋 上より
4093797269
No.34
(5pt)

最高峰の戦争小説

第二次大戦下における日系人の苦悩を描く超大作。登場人物は架空だが、起こったことなどは全て事実。著者の調査に感心するとともに、ノンフィクションではなく物語に仕上げることによる圧倒的な説得力とリアリティにただ脱帽。素晴らしい小説だ。
戦時中の日系人が受けた差別はなんとなく知っていたが、ここまで詳しく知らなかった。そして私がもっとも衝撃を受けたのは、ヘンリーの章で語られる第四四二連隊の実態である。帯に「地獄を見た」とあったが、ここで語られる内容は全て史実である。戦場のすさまじさ、残酷さの描写は、上巻の解説にもあったとおり、プライベートライアンを超えているのではないか。読書中に神に祈ったのは初めてである。
真保氏といえばホワイトアウトを代表とするエンターテイメント娯楽小説の第一人者である。今でも「面白かった」と思うのはホワイトアウトだが、後々まで心に残るという意味では、断然「栄光なき凱旋」である。おそらくこの本のことは一生忘れない。
最後に、今まで第四四二連隊のことを全く知らなかったことを恥ずかしく思う。
栄光なき凱旋 下 Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋 下より
4093797277
No.33
(4pt)

深く静かに強く心に残る作品。

上巻を読んだとき、エンターテイメント性が秀でている真保らしくない地味な真面目な作品だと感じた。
中巻では緊迫感あふれるリアルな戦争シーンに、エンターテイメントを超えた怖さを感じた。
映像はなくとも映画で見る戦争よりも生々しく伝わったし、命のはかなさ、国ってなんだろうって強く思った。
下巻を読み終えて、いろいろな気持ちが交わり、なんとも言えない読後感が残った。
これまでの真保作品のどれよりも深く、強く、静かに心に伝わる作品。
栄光なき凱旋 下 Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋 下より
4093797277
No.32
(5pt)

最高峰の戦争小説

第二次大戦下における日系人の苦悩を描く超大作。登場人物は架空だが、起こったことなどは全て事実。著者の調査に感心するとともに、ノンフィクションではなく物語に仕上げることによる圧倒的な説得力とリアリティにただ脱帽。素晴らしい小説だ。
戦時中の日系人が受けた差別はなんとなく知っていたが、ここまで詳しく知らなかった。そして私がもっとも衝撃を受けたのは、ヘンリーの章で語られる第四四二連隊の実態である。帯に「地獄を見た」とあったが、ここで語られる内容は全て史実である。戦場のすさまじさ、残酷さの描写は、上巻の解説にもあったとおり、プライベートライアンを超えているのではないか。読書中に神に祈ったのは初めてである。
真保氏といえばホワイトアウトを代表とするエンターテイメント娯楽小説の第一人者である。今でも「面白かった」と思うのはホワイトアウトだが、後々まで心に残るという意味では、断然「栄光なき凱旋」である。おそらくこの本のことは一生忘れない。
最後に、今まで第四四二連隊のことを全く知らなかったことを恥ずかしく思う。
栄光なき凱旋〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋〈下〉 (文春文庫)より
4167131137
No.31
(4pt)

深く静かに強く心に残る作品。

上巻を読んだとき、エンターテイメント性が秀でている真保らしくない地味な真面目な作品だと感じた。
中巻では緊迫感あふれるリアルな戦争シーンに、エンターテイメントを超えた怖さを感じた。
映像はなくとも映画で見る戦争よりも生々しく伝わったし、命のはかなさ、国ってなんだろうって強く思った。
下巻を読み終えて、いろいろな気持ちが交わり、なんとも言えない読後感が残った。
これまでの真保作品のどれよりも深く、強く、静かに心に伝わる作品。
栄光なき凱旋〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋〈下〉 (文春文庫)より
4167131137
No.30
(5pt)

彼らの勇気が仇

第二次世界大戦の始まりから、終戦の後始末までがジロー・マット・ヘンリーの青春期である。舞台は、アメリカ合衆国。もっとも大きな要素は、戦争である。また、彼らの共通点は日系二世である。
当時、自由の、また移民への最大のチャンス(生活の場)がアメリカであった。かつてのブラジルや満州の如く(ここでは侵略の概念を外す)。しかし”12・8”が、決定的に運命を変えた。アメリカにおけるマイノリティーとして支配される社会集団と見なされるようになった。貧困でありながらもひたすら働く:ジローしかり、地元密着型小売店の息子:マットしかり、エリート教育学びつつあったヘンリーしかりである。
彼らは、紆余曲折がありながらも、支配される側に踏み込み自己実現の生き様を選択した。それは潮流であり、選択の結果でもあった。優秀な彼らは、駄目もとの作戦に巧みに利用される。運よく成功する。しかし、結末は彼らのボディーは壊れ、魂は消えた。文中、侵略に成功した地域へ、いち早くジープで駆けつけるのは、白人将校たちであると記されている。まさに、社会構造の仕組みを裏打ちしていると感じました。
同じ時代に・同じ苦労をしながらも、その後楽しく老後生活を送った人も少なくはないはずである。では何故、彼らは…。私は、彼らの勇気が仇になったと思いました。
栄光なき凱旋 下 Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋 下より
4093797277
No.29
(5pt)

彼らの勇気が仇

第二次世界大戦の始まりから、終戦の後始末までがジロー・マット・ヘンリーの青春期である。舞台は、アメリカ合衆国。もっとも大きな要素は、戦争である。また、彼らの共通点は日系二世である。
当時、自由の、また移民への最大のチャンス(生活の場)がアメリカであった。かつてのブラジルや満州の如く(ここでは侵略の概念を外す)。しかし”12・8”が、決定的に運命を変えた。アメリカにおけるマイノリティーとして支配される社会集団と見なされるようになった。貧困でありながらもひたすら働く:ジローしかり、地元密着型小売店の息子:マットしかり、エリート教育学びつつあったヘンリーしかりである。
彼らは、紆余曲折がありながらも、支配される側に踏み込み自己実現の生き様を選択した。それは潮流であり、選択の結果でもあった。優秀な彼らは、駄目もとの作戦に巧みに利用される。運よく成功する。しかし、結末は彼らのボディーは壊れ、魂は消えた。文中、侵略に成功した地域へ、いち早くジープで駆けつけるのは、白人将校たちであると記されている。まさに、社会構造の仕組みを裏打ちしていると感じました。
同じ時代に・同じ苦労をしながらも、その後楽しく老後生活を送った人も少なくはないはずである。では何故、彼らは…。私は、彼らの勇気が仇になったと思いました。
栄光なき凱旋〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋〈下〉 (文春文庫)より
4167131137
No.28
(4pt)

彼らの勇気が仇に

第二次世界大戦の始まりから、終戦の後始末までがジロー・マット・ヘンリーの青春期である。舞台は、アメリカ合衆国。もっとも大きな要素は、戦争である。また、彼らの共通点は日系二世である。
当時、自由の、また移民への最大のチャンス(生活の場)がアメリカであった。かつてのブラジルや満州の如く(ここでは侵略の概念を外す)。しかし”12・8”が、決定的に運命を変えた。アメリカにおけるマイノリティーとして支配される社会集団と見なされるようになった。貧困でありながらもひたすら働く:ジローしかり、地元密着型小売店の息子:マットしかり、エリート教育学びつつあったヘンリーしかりである。
彼らは、紆余曲折がありながらも、支配される側に踏み込み自己実現の生き様を選択した。それは潮流であり、選択の結果でもあった。優秀な彼らは、駄目もとの作戦に巧みに利用される。運よく成功する。しかし、結末は彼らのボディーは壊れ、魂は消えた。文中、侵略に成功した地域へ、いち早くジープで駆けつけるのは、白人将校たちであると記されている。まさに、社会構造の仕組みを裏打ちしていると感じました。
同じ時代に・同じ苦労をしながらも、その後楽しく老後生活を送った人も少なくはないはずである。では何故、彼らは…。私は、彼らの勇気が仇になったと思いました。
栄光なき凱旋〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 栄光なき凱旋〈上〉 (文春文庫)より
4167131110