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60秒の煉獄
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60秒の煉獄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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60秒だけ時間を止める力を与えられた人がその力をどう使うかを書いた短編集。 力を与えられた殆どの人が悪い事に使う胸クソ小説です。 悪意を書いてる小説です。 全然面白くないです。 正直読まなきゃ良かったと思いました。 | ||||
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60秒時間を止められたらあなたは何をするか?がテーマの連作。 連作だからある程度仕方ないにしても、謎の少女が登場して力を授けてくれる一連の流れがくどい。何度も同じような描写を繰り返し読むのにうんざりしてきます。同じ内容を何度も書くからこそ、飽きさせないのが作者の力量なのではないかな。浅田次郎とかならもっとうまいこと読ませてくれる気がします。 そして1作ずつが短いからか、テンプレ的な登場人物が多い。そしてみんな「ああっ」を多用。いろんな年齢・立場の登場人物がみんな一様に「ああっ」と言っているのはもはや笑いの域です…。 読んでいて気になるのは力を悪用する人の多いこと。それも単純犯罪じゃなくて病んでるような犯罪。善意で使った人も見返りを求めたり、とにかく後味が悪いです。悪いことをしても罰されるわけじゃないし、ただただ不快。勧善懲悪じゃなくてもいいけどもう少し救いがほしい。 ということで、文章力も内容もいま一つでした。 あとがきは衝撃だったのであとがきだけ立ち読みされてもいいと思います。 | ||||
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短編集だったので、読みやすく、病院の待ち時間にほとんど読み切れました。 普段小説を読まない者が言うのもなんですが、 男性全般の描写はとてもリアリティがあるのに、 特に脇役の女性全般の表現が少々古かったり、 こんな女いねーよ!みたいな男性の理想像をふんだんに詰め込んだ キャラクターが多く少々辟易しました。 また、もうすぐ1歳になる子供の描写が明らかに生後3〜6ヶ月の感覚でかかれていました。 物語とはあまり関係ないとは思ったのですが そういう細かい箇所が気になりました。 | ||||
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★4、5 60秒間時間を止めれたらどうするかという話。この題材でここまで書けるのは大石さんぐらいだろう。やはりラストが上手い。 | ||||
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作者の作品は殆ど読破しているが、作風としてはあまり短編に向いていないと思う。読後の感動や、想いは殆どなかった。新たな境地を模索されていると理解するが、変に阿刀田さんのような作風に走る必要は無いと思う。 友人にはおススメしない作品です。 あの少女は何だったんだろ。 | ||||
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散々使い古された感がある『時間を止める能力を与えられたら?』を大石さんがどう料理するか?がこの本を手にとる読者の全てだろうと思う。 読み終えて感じた事は、所詮60秒では無理があったなと。他の方もレビューに書いておられるが、話が小粒すぎてショートショートにもなっていない気がした。更に言えば、10話ある内の5話を文庫本用に書きおろしたのなら、それぞれの話をクロスオーバーさせるなりして欲しかったし、十人十色のバリエーションを出して欲しかった。 そんな訳で、この本の評価は、大石ファンなら読んどけば?と言う程度の星二つ。 この本での一番の驚きは、他の方も書いていらっしゃる様に、あとがきにある。 | ||||
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皆さんおなじみ「悪意の特盛り一丁ツユだくで!!」な大石節は2010年も健在ですが、 全部で11編の短編収録と、どのエピソードもいささか細切れ&小粒すぎ。 この辺は掲載誌の都合でしょうが……まァその分テンポ良く読めますが…… う〜〜ん……やっぱり「悪意濃度」がかなり希釈されてる感はあるなァ。 もっと掘り下げてほしいエピソードもあったので、チト残念。 (とはいえ大石ファンなら読んで損は無しだ) 「時間を止め、その止めた時の中で自由に振る舞える」という、 多分誰もが一度は考えたことのあるシチュエーション。 その辺にいそうなフツーの人々が狂って……もとい本性をさらけだしていく様は、 なるほど使い古しではあるが、確かに大石作品にはもってこいのネタ。 もし私がこの能力を手に入れたとしたら、 おそらくこの文庫の登場人物達と同じように、 欲深で下劣であさましい事を平気でするんだろうな。 うん。だから自分は大石作品を好んで読むのだ。 そしてそんな自分が大好きだ。 え なんか文句あります? じゃあなたは何を? …………は? 世のため人のためになることをするに決まってる? ええい! この大嘘つきめ!! 「殺人勤務医」を2万回読んでから出直してくるがよいわ!!!!! | ||||
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この作品は、ホラーではなく現代の寓話として読むべきだろう。震えが止まらないホラーも、あっと驚くようなトリックや展開、またぞくぞくするようなサスペンスも無い。60秒間時間を止めることができる力を与えられた人間の所業をたんたんと語っているのだけど、中にはその力を使う前の段階で終っている話しもある。想像力の無い読者は拍子抜けしてこの作品をつまらないと酷評するかもしれない。最後のほうで、それまでに語られた、止めた60秒間の間に犯された犯罪を捜査する警察官が登場し、各話しが有機的に繋がるのかと期待したのだが、結局その警察官も木乃伊取りになってしまう。なんとも暖簾に腕押しのような話しが続いて終るのだけど、なんと最後の作者による「あとがき」に愕然とした。読者はなんとあの有名な死刑囚と、この本を読むという同じ体験をさせられていたことを伝えられるのである。この作者の熱心な読者は既知の話しなのかもしれないけど、私は寡聞にも知らなかった。さて、あの死刑囚はこの本をどんな気持ちで読んだのだろう。あの死刑囚は60秒間時間を止められたらどうするんだろう?そんなことを60秒間考えるだけでも感慨深かった。 | ||||
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