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60秒の煉獄
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60秒の煉獄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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短編集だったので、読みやすく、病院の待ち時間にほとんど読み切れました。 普段小説を読まない者が言うのもなんですが、 男性全般の描写はとてもリアリティがあるのに、 特に脇役の女性全般の表現が少々古かったり、 こんな女いねーよ!みたいな男性の理想像をふんだんに詰め込んだ キャラクターが多く少々辟易しました。 また、もうすぐ1歳になる子供の描写が明らかに生後3〜6ヶ月の感覚でかかれていました。 物語とはあまり関係ないとは思ったのですが そういう細かい箇所が気になりました。 | ||||
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この作品は、ホラーではなく現代の寓話として読むべきだろう。震えが止まらないホラーも、あっと驚くようなトリックや展開、またぞくぞくするようなサスペンスも無い。60秒間時間を止めることができる力を与えられた人間の所業をたんたんと語っているのだけど、中にはその力を使う前の段階で終っている話しもある。想像力の無い読者は拍子抜けしてこの作品をつまらないと酷評するかもしれない。最後のほうで、それまでに語られた、止めた60秒間の間に犯された犯罪を捜査する警察官が登場し、各話しが有機的に繋がるのかと期待したのだが、結局その警察官も木乃伊取りになってしまう。なんとも暖簾に腕押しのような話しが続いて終るのだけど、なんと最後の作者による「あとがき」に愕然とした。読者はなんとあの有名な死刑囚と、この本を読むという同じ体験をさせられていたことを伝えられるのである。この作者の熱心な読者は既知の話しなのかもしれないけど、私は寡聞にも知らなかった。さて、あの死刑囚はこの本をどんな気持ちで読んだのだろう。あの死刑囚は60秒間時間を止められたらどうするんだろう?そんなことを60秒間考えるだけでも感慨深かった。 | ||||
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