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人を殺す、という仕事
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人を殺す、という仕事の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ラストまではどうオチをつけるか、興味深かったのですか゛誤魔化しましたね。統合失調症かと思われる犯人が なぜあそこまで津獄よく犯行を遂行でき警察の追及を逃れづけたのか、全く理解できる説明がないまま終わりました。連続殺人自体妄想としても、主人公の小学生の長女を殺したのに、完全犯罪したかのような描写といい、すべては妄想世界の出来事と誤魔化すつもりかもしれませんがラストをうやむやにしすぎで全く真相が誤魔化されてます。ラストだけ最低な小説ですね。 | ||||
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荒唐無稽とはこのことだろう。<<C>>の正体をどのような形で解き明かすのかを期待して最後まで読んだが、単なる「おめん売りの屋台の老人」というだけ。<<C>>からの手紙の説明がまったくなされていないし、なぜ<<C>>がこの男を選んだのかも全く分からない。こんな荒唐無稽な小説だったら、いくらでも量産できるだろう。久々にみる駄作である。 | ||||
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先ず最初に、これはホラーではないと思う。ホラーとは読んでいて怖い事が絶対条件だ。それから、タイトルに仕事とあるが、これは間違い。主人公は殺人を生業とする暗殺者ではない。これもちょっとはずした感じだ。 物語は、子どもの頃に届いた"C"からの手紙のお陰で命拾いした男が、その手紙の送り主のせいで殺人鬼になってしまった日常だ。お話自体は良く出来ているが、大石君の作品としては珍しくエンターテイメントに振っていない。読者には殺人鬼となった主人公の男に同化して欲しいのかと思いきや、絶滅した動物達の逸話を挟んで、彼を操る超越的な存在の"C"の目線で彼を追えばいいのか判らなくなる。 結果的に、醒めた状態の一読者として物語を追うことになってしまい、物語を終えた後には、訳合って連続殺人鬼となってしまった男の日常の日記を読んだと言う印象だ。 殺人鬼となる理由がこうだったら?と言う着目点は面白いのだが、如何せん怖くない。大石ファンは押さえておきたい作品では有るが、他の人にはお勧めはしない。 | ||||
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文章の構成は久々に各章毎にまず蘊蓄、そして本文という大石ファン(大石の文章は形式が非常にマンネリ化しており、そこが人気がある)には嬉しい内容。しかし、内容は主人公で大石作品には珍しくマトモな人間で、繊細で孤独な主人公と娼婦の性格を持つ孤独で美しいヒロインがでてくることが殆どの大石作品の愛読者は面食らうこととなろう。また、主人公を殺人へ誘う本当の動機が、非常に自己勝手(内容バレしないように伏せるが)であり、「処刑列車」以来の読後の不快感を感じた。 そういう訳で、本書は決してできはよくない。むしろ大石愛読者なら一層そう感じるだろうが、本書の巻末には大石作品に珍しく解説がついている。中々面白く、それのみおすすめである。 | ||||
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