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相剋



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【この小説が収録されている参考書籍】
相剋―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫)

相剋の評価: 4.00/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(4pt)

兄弟・職場での相剋と父娘の絆(その喪失)

小説の主題が兄弟の相剋だとすれば、父娘の関係は通奏低音か。
ストーリーは巧みだが、複雑にしすぎたきらいがなきにしもあらず。説明に必要以上の語数が費やされていて、僅かに減点。
予想に違わず仲間の特性が徐々に明らかになり、一体感が増進してくる。捜査一課や部門長との相剋まで絡んでくる。それはそれで面白くはあるのだが、やや過剰感がある。ネタ元の登場にも唐突感がある。
娘の幻影がどう焦点を結んでいくのか、シリーズへの期待は高まる。
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No.9:
(5pt)

道場瞬一ファン

道場瞬一ファンであり高城賢吾のファンでもあり次の邂逅が楽しみです。
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No.8:
(4pt)

中学の女子生徒を探して欲しいと同級生の男子生徒から頼まれ動き出す

行方不明になった希を探すため、同級生や家族の話を聴くが手掛かりが掴めない。だが、父親の様子がおかしいと感じる高城。調べるうちに障害事件と希の失踪との関係が浮上する。そこには会社における兄弟関係の複雑さが影を落としていた。
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No.7:
(4pt)

結構

面白かったです。中年男の汚さが想像できます。横にいたら臭ってきそう。男もひとりになると大変だね。
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No.6:
(4pt)

お気に入り

ほとんどのシリーズを愛読しています。どれも大好きな作品です。
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No.5:
(3pt)

平均点です。読んで損はしません

前回「白球は海へ」とかのスポーツ小説を読んでいまいちだったが、やはりこの人は警察モノだ。
この人が書く警察モノには二人の主人公がいる。高城賢吾と鳴沢了。鳴沢の方はテレビドラマなどにもなっていて、東洋の荒鷲坂口征二の息子が刑事を演じたりしている。

この話は、ある中学生が「友達が行方不明かもしれない…」と警察にやってきて、その親に確認したら「うちの子は時々家出するから、別に心配してもらわなくてもいい…」という連れない反応。

これで警察がおめおめ引き返すわけにも行かず、とりあえず内密で捜査をしていたら…。父親のIT会社の立ち上げ時の血縁の争い、順調に行きだしての外国ファンドからの乗っ取り攻撃、それを後ろで手を引く暴力団、その暴力団と対抗する暴力団の若頭と主人公高城の変な関係…。

読み出すと一気に引きこまさせる筆力、興味を引く警察の内部事象…。
新幹線とビールには最適の本です。
エンターティンメントという意味では、重松なんかよりずっといいのだろう。


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No.4:
(4pt)

シリーズ第2弾にしてストーリーに深みが

失踪課シリーズ第2弾。
高校入学直前の秀才女子中学生の失踪と捜査一課が追う通り魔殴打事件。
一見関わりのなさそうなふたつの事件だが…。
かなりの長編だが、シリーズ第2弾目にしてストーリーにがぜん深みが増してきた。
捜査の過程で視点が収れんしていく過程が読者を飽きさせない。

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No.3:
(3pt)

ちょっと残念

堂場瞬一のファンです。かなりの作品(文庫本になったもの)を読みました。これまで失敗したと思ったことはなかったです。しかし、今回は…確かに読みやすいし、やめられない。が、最後に期待するどんでん返しがない…普通の終わり方…サプライズが無いのがサプライズ!!なのか???また、主人公の心情(詳細は前作)は理解できるがこれだけで引っ張るのはどうか?高城賢吾シリーズ3作目を購入する気には、まだなれない…まだ読んでいない昔の作品を探すことにします
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No.2:
(5pt)

高城は「父親」であることを回復できるのだろうか

事件は、女子中学生が失踪した「らしい」という同級生からの届け出で始まる。だが当の両親は、「家にはいないが、どうせすぐ帰って来る」と捜索願いすら出さない。まるで事件性の見えないこの一件に、高城は全力を尽くして捜査を始めた―。高城が行方不明の女子中学生・希(のぞみ)の行方を探さずにはいられないのは、高城が「父親」であるからだ。それも不幸な事件により、「父親」であることを中途で途絶させられた父親だからだ。すべて子を持つ親であれば実感することであるが、親は子が生まれることで親になるのではない。子を育て時間を共にする中で、笑い、泣き、驚き、嘆き、落胆し、誇りに思う―そういう子どもにまつわるあらゆる感情の集積が、ただの男(女)を父親(母親)に変える。高城は、その「思いを積み重ねていく過程」を突然、理不尽に、奪われた父親なのだ。だから、希(のぞみ)の行方を探さずにはいられない。この高城の行動に納得するためには前巻「触罪」から読んで来る必要があるので、本書を読まれる場合、ご注意されたい。二巻目にして、「失踪課」のメンバーが徐々に「良い味」を出してきている。今回は、「体力だけがとりえ」と思われていた「子沢山の巨漢」醍醐刑事が性格の陰翳が描かれ、味わい深かった。
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No.1:
(4pt)

ちょっと変わってきたなー

料理に関する記述が正直うざい。「蒼の悔恨」でもそうだが、料理の記述がうざい。いかにも、「書いてます」的なところが鼻につく。それに、ハートじゃなくてテクニックに頼ってる気がする。段落の最後のひとりごちたせりふはいらないと思う。ハードボイルドにはお決まりだけど。堂場ってもっと骨太だったと思うのだが。売れようが売れまいがお構いなしに、書きたいことを書くっていうのが魅力だったのに。うまい作家はごまんといる。伏線の張り方が下手だとか書いてきたが、そんなのは、ハートのアツさでカバーできたはず。うまい堂場って読みたくない。アツい堂場が読みたい。本作だけど、ツッコミどころは結構ある。ネタばれになるので詳しくは書けないが、一番のツッコミどころだけ。「なぜ、希の捜索にそこまでこだわったのか」が弱い。高城は大好きなキャラだけに星4つとしたけど料理をはじめとする堂場の好みの部分がうざくてもっとページを削ってくれよというのが正直な感想。高城の人間回復がこのシリーズのメインテーマなんだけど、もっと悩んでもいいのにっていう気がする。せっかくのテーマが泣いてる。ちょっと厳しいレビューになったけど、それだけ期待してるってこと。
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