■スポンサードリンク


蒼穹の昴



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

蒼穹の昴の評価: 4.60/5点 レビュー 268件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.60pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全241件 221~240 12/13ページ
No.21:
(5pt)

歴史小説

私は歴史小説を読むのが好きだが、清の時代の話はまだ読んだことがなかったので、少しとっつきにくさを感じていた。しかし、何気なく買ってみて読むと、すぐに引きこまれてしまった。次は、次はと読み進めるうちにすぐに読みきってしまった。個人的には春児のかわいさがよかった。自分の運命をひたすら信じて生きる姿に、頑張れ!と応援してあげたくなった。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.20:
(5pt)

歴史小説の楽しみ

第4巻では、主人公の李春雲と梁文秀がいよいよ、歴史の激動に巻き込まれます。「戊戌変法」と言われる、歴史的事件と架空の主人公とを筆者がどう料理するかが楽しみの一つ。また筆者独自の個性をあたられた実在の人物がどう動くかももう一つの楽しみである。歴史事件という骨格の間をドラマという肉をいかにつけるかが、歴史小説の見所だが、この作品は上手くいった例だ。 また清朝宮廷の動向を追跡する、岡圭之助トム・バートンら外国人記者が夏の北京を奔走する。読む際には北京の地図を手もとに置いたら読みやすい。
蒼穹の昴(4) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(4) (講談社文庫)より
4062748940
No.19:
(5pt)

清末期から新しい時代へを、スケール雄大に描いた一挙に読ませる面白さを持った本です

科挙や宦官に代表される旧弊が残り、役人は賄賂にあけくれ、人民は貧困にあえぎ、列強から食い物にされかかっている大清帝国。その清朝末期から次の時代へを、幼なじみでありながら科挙と宦官に分かれ、そのトップにまで登りつめる文秀、春児という主人公を中心に、西太后とそれを取り巻く体制派、康有為らの改革派、そして列強のジャーナリスト等々の多種多彩にして魅惑的な登場人物をからませ、雄大なスケールで描いた小説です。もちろん、いつもの浅田作品に見られる感動場面に加え、歴史作品として、毒婦としての印象の強かった西太后像、日清戦争において李鴻章はなぜかくも簡単に敗れたのかといった面に新たな解釈も加えられています。また清末期から新しい時代を象徴する人物へのバトンタッチの描かれ方もさすが浅田次郎とうならされる筆致です。唯一残念であったのは、第1巻で非常に魅力的な人物として描かれていた文秀と春児の個性が第2巻以降、やや薄れたことでしょうか。それも大清の巨大さがなせる業でしょうか。ただ、そういった面を差引いても、4巻一挙に読み通してしまうだけの面白さを持った本です。
蒼穹の昴(4) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(4) (講談社文庫)より
4062748940
No.18:
(5pt)

多くのひとに読んでもらいたい

中国の歴史小説は登場人物も多く、スケールが大きくなればなるほど主人公への感情的な思い入れは少なくなってしまいがちです。この小説も途中、春児はどうなったんだろう、史了は?と外れそうになりますが、そこを一気に最後まで読ませるのはさすがです。この物語は西太后が大きな柱で、全編この女性を中心に話しは展開しており、そのことが二人の主人公を際立たせていると思います。素直に感動しました。4巻は本を置けません。夢や勇気など期待して本を読むことはありませんが、それをここまでストレートに感じる小説はそれほどありません。「泣けます」だけが目立つ最近の風潮の中で、ここまで真っ直ぐに正面からくる作者の迫力を感じた物語は珍しいと思います。たくさんの人に読んでもらいたい本です。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.17:
(5pt)

大切な大切な物語

人に勧められて読み始めたときは、中国の歴史物・・・?と思って抵抗がありました。しかし解りやすい文体、一気に読ませる筆力。貧窮の極みの生活から駆け上る、生きる力強さに感動します。電車の中で読んでいても、何度も涙しました。わたしにとっては本当に大切な物語です。人に勧める本を1冊、と言われたら、躊躇なく、この本を推します。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.16:
(5pt)

寝食を忘れて読みました

本が好きな方は休みの前の日から読み出されることをお奨めします。最初は漢字の中国読みがうっとうしかったのですが、ページをめくるたびに何度もふり仮名を振ってくれているので気にならなくなります。 話は明治初期の中国-清朝。主人公春雲の幼少から西太后の側近として最高位に昇るまでの成長物語です。その中に、アヘン戦争・日清戦争・列国の領土割譲・伊藤博文から孫文、毛沢東までからんできます。突拍子もないような複線が綺麗に全部解決して後味の良い作品にまとめ上げたのは作者の真骨頂でしょう。 日本の維新を理想とする革命派と保守派の権力争いを横軸にして魅力的な登場人物が何人も出てきます。西太后の性格描写がうすっぺらい事だけが残念でした。 なお、文庫本の陳舜臣さんの解説は自分の知識だけをひけらかして、解説になっていませんでした。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.15:
(5pt)

待望の文庫化

文庫化されるのを長い間まってました。すでに図書館で読みましたが、手元において、時々読み直して、生きる勇気をもらいたい本です。当然、4巻まであわせてお勧めです。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.14:
(5pt)

浅田ファンなら、楽しく読める!

蒼穹の昴…タイトルからして難しいし、中国語の名前も馴染めないし、歴史的な背景も複雑そうだし…と、食わず嫌いしている人もいるかと思います。私もそのひとりでしたが、読んでみたら大丈夫!浅田次郎ファンなら楽しく読めると思います。主人公の春児は、貧しい境遇から予言により示された己の天運をつかむために旅立つのがこの第一巻ですが、「おいらは男だから、口が裂けたって没法子(仕方ない)だなんて言っちゃいけねえんだ。待ってちゃいけねえんだ!」と「天切り松闇がたり」シリーズの松蔵少年のように、「男の心意気」をしっかり胸に抱いて運命に立ち向かいます。そのためには自分で自分を傷つけることすら躊躇なく…。彼の守護星、昴が照らす彼の運命を一緒に追って行きたく、ぜひ続きが読みたいと思いました。さて、2巻を買おうかな…。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.13:
(5pt)

中国の歴史に疎くても楽しめる壮大な物語/序章

本書は中国最後の王朝「清」を舞台に様々な人々が入り乱れる群像劇です。第一巻では、世界史の教科書でサラリと紹介されている「科挙」と「宦官」について詳しく書き込まれていて実に興味深い。王朝が変わっても代々継承された文人政治を機能させた科挙の「合格」するまでのシステムは気が遠くなるほど深遠です。さらに宦官。前々から「切った」後のケアがどのようになっておるのか、と素朴な疑問を抱いていたのですが、こちらも深く納得することができました。やっぱり切っちゃったら大変なのです。また切っちゃったモノをきちんと壺に入れて保管しておかなくてはならないとのこと。ふうん。ぼくは小学生の頃にビデオゲームで「三国志」を遊んだぐらいで中国の歴史に関する知識は皆無に等しいのですが、そんな中国歴史音痴も安心して楽しめます。映画「ラストエンペラー」を見ておくと文章から喚起されるイメージもより具体的になってくるのではないでしょうか。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.12:
(5pt)

元気の出る作品

第115回直木賞候補作 「宝島社 このミステリーがすごい!」 97年版 6位 「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 96年 34位 列強が続々と侵略してくる動乱の中、旧態依然としている清王朝。しかし、そんな清も少しづつではあるが、変革の芽が出始める。そのような変革期を旧態依然を維持しようとする者の視点から、また変革を目指すものの視点から、そして侵略をしてくる列強の新聞記者の視点から描く。 人間には運命がある。しかし、運命に翻弄されながらも必死に生きようとする人々を通して、人間には運命を変える力があるということを訴える作品。 必死に生きる登場人物達を見ていると、自分も頑張ろうと元気が出てくる。 「宦官」になるために男性のシンボルを切り落とす場面が物凄くリアリティのある文章で書いてあり、その場面を読んだ時、男性としては冷や汗ものであった。 ソレデハ…
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(1) (講談社文庫)より
4062748916
No.11:
(5pt)

すごい

すごいとしか言いようがない。よくこんな話かけるなぁ。映画になったってこれより面白いはずはないんだけど、浅田氏にお金が入って浅田氏が喜んでくれるなら映画化してもいいと思う。原作の6割くらいでも世の中的には最高傑作になるからね。いっぱい人物が出てきて、それぞれのセリフに泣かされたので何度号泣した事か。本当に、おすすめ。読んでない人は人生ひとつ損してる。
蒼穹の昴(下)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(下)より
4062080397
No.10:
(5pt)

人生の中でベスト3に入る歴史大作!

素晴らしい歴史小説であり、大河ドラマを超え、ミステリー大作でもある。主人公・李春雲少年の波乱の人生だけでなく、登場人物一人一人にドラマがある。そして、歴史の勉強であれほど暗記がわずらわしかった人物達が、魅力たっぷりに生き生きと動いている!「これを書くために作家になった」という浅田次郎渾身の名作を堪能してください!
蒼穹の昴(上)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(上)より
4062074974
No.9:
(5pt)

必読の物語

全面的に否定するわけでもないのですが、浅田次郎は少々巧すぎます。そして、その巧さゆえに、浅田次郎の書物から手を引いている方も少なからずいらっしゃるのではないかとも思います。ですが、それはこの作品を前にした時、正直、「愚」の選択だと思います。この作品は違います。巧さを超えています。乱暴に言い切ってしまえば、浅田次郎を超えています。浅田次郎が物語を支配しているのではなく、この物語が浅田次郎を突き動かしているような感じさえしてくるのです。中国の宦官、科挙制度のリアルな描写、西大后に対する新しく魅力的な解釈、・・・ 惹きこまれます。そして、惹きこまれたまま、この清朝末期の怒涛の時代の波に翻弄されつくされてしまいます。・・・ 間違いなく、物語の力に呑まれ、ただただ、夢中に読まされてしまうという本読みの悦楽を十二分に味あわせてもらうことのできる作品です。
蒼穹の昴(上)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(上)より
4062074974
No.8:
(4pt)

通勤電車で読んじゃダメ

貧しい境遇から自分を信じて身を立てていく春児のひたむきでいたいけな姿が目に浮かぶようです。頑張って、気を張って生きぬいていく登場人物達が、人生の不条理に慟哭するシーンに差し掛かると、もう電車の中でも涙無しには読めません。いつもの浅田次郎節、と思っても抵抗することはできないんですよね。
蒼穹の昴(上)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(上)より
4062074974
No.7:
(5pt)

異色の才人

司馬遼太郎、松本清澄、新田次郎など亡き後、エンターテインメントとしての小説を書かせたらこの作者の右に出る作家は皆無ではないか。浅田氏の力量には感服するほかない。
蒼穹の昴(上)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(上)より
4062074974
No.6:
(5pt)

本当におもしろい

主人公の宦官の幼い時のかわいらしさは目にうかぶようです。成長して、宦官として出世していく彼と、役人として出世していく幼馴染との対立が本当に切なく、最後まで一気に読めてしまう本です。
蒼穹の昴(上)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(上)より
4062074974
No.5:
(5pt)

男性ならずとも....

"°èa¬è  ̄¨è¨°±ääoo...¬'éä§°èa¬ '"¨ ̄£è3-èa"¨°'a£-\"''1¨"-¨'-è¡"  ̄"§a¨è¡é-"¿äa-3' ̄  §¨£¬é... ̄äoo"äoé ̄-é-¢èé'¨ 'äoo§è±äèäooäoo §é¢'3'é¨'¶...'2ä1±ä£è°§a 'äooääoo...¬è1§§...aäoo""¨ä°-èa- ̄è\¿§è¨è'é£...¬ '§ ̄è¨è'§¨3£!\3§äoo¨- ̄a 'è¨è'é£'¨è¨§£-é¢'£"oa é¢60è¿'\3§ä"o°¨a--1' ̄äaé'§"¨"äa-
蒼穹の昴(上)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(上)より
4062074974
No.4:
(5pt)

この5、6年間で読んだ中でベスト

発売されてすぐに買って以来、何度か読み返しましたが未だこれより面白い歴史小説には出会っていません。わたくしもひねくれ度には自信がある?のですが粗の探しようがない完璧なプロットにいつも参りました、となり、また何かこう元気が出てくる読後感をいつも味わいます。いつまでも手元においておきたい1冊、というか2冊。ただし、勢いにのって続編の「珍妃の井戸」を買う必要はなし。著者がどういう意図で書いたか知りませんが、こちらの方は大変失礼ながら「蛇足」以外の何ものでもありません。
蒼穹の昴(下)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(下)より
4062080397
No.3:
(5pt)

やられたって感じです

上下とも、時も忘れて読みふけりました。こんなに強烈に印象に残っている本はなかなかありません。ことあるごとに友人知人に勧めています。まだ読んでいない人がうらやましいです。今からこの本と出会えるんですから…
蒼穹の昴(下)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(下)より
4062080397
No.2:
(5pt)

噂どおりの面白さ

物語の基軸は一人の宦官とその義兄弟の官僚の話であるが、晩清をめぐる様々なエピソードがアメリカンキルトのように時空を超えてちりばめられ最後には一枚の織物として完成される構成力には「まいった」という気持ちにさせられる。末期の清は列強に蚕食された挙句、最後は共産主義などに乗っ取られるという悲惨な歴史を辿ったが、国家の末期とは逆に浅田さんの描く登場人物達はそれぞれに生き生きしており魅力的な生き様を見せてくれる。ところで我々日本人は満州人と漢人の関係など殆ど知らないでいるが、この本を通してその確執にある程度触れることができる点でも貴重であった。12~13世紀にユーラシア大陸を制覇した蒙古の血脈は以後の世界史にも度々登場するが、これほどの近年まで影響しているのだということを再認識させられた。
蒼穹の昴(下)Amazon書評・レビュー:蒼穹の昴(下)より
4062080397

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!