悪人

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評判

悪人の評価:

4.01/5点 レビュー 407件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.01pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全435件 81〜100 5/22ページ
No.355
(4pt)

早く下巻を読み終えたい

おもしろい。 出会い系というツールから単純な社会風刺を連想したが,そこに留まらない魅力がつまった小説だと思う。 まだ上巻なので作者の意図が半分しかわからないが,登場人物の背負う寂しさ,嘘,欺瞞の形がひとつひとつ違ってそれぞれに奥行きがある感じがある。 犯人も実はわからないのだが,そのあたりも含めてカラマーゾフに少し近いような気もした。
悪人(上) (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237
No.354
(5pt)

悪人

やはり他の方も書かれているように、悪人とは?について考えさせられるような内容になっている。

罪を犯し、社会的に悪人と扱われる祐一。
人として最低の行動をしていながらも、社会的には無罪の増尾。
自分の名誉や欲求のためなら、簡単に人の心を踏みにじることができる被害者佳乃。
そして社会的に罪を犯した悪人を愛してしまった光代。

多くの読者が祐一や光代に好感を持ち、増尾や佳乃に軽蔑的な気持ちを抱いたのではないかと思う。

法律は絶対守るべきものだが、法に触れなくても人は簡単に悪人になれてしまう。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.353
(5pt)

祐一に憧れます。

祐一は殺人という大罪を犯してしまいました。もちろんその罪は償わなければなりません。

でも、私は同性ながら祐一にとても憧れています。祐一のようになりたいと思っています。

なんていうか、祐一は「男」なんですよね。

無骨で、不器用で、無口でも、さりげない優しさがあって・・・。

一方、私は祐一とは真逆で、いつもヘラヘラしていて、およそ男気とは程遠い性格。

でも、そんな祐一も、やっぱり人の温もりが欲しかったんでしょうね。

たとえ出会い系サイトでの出会いでも、誰かと寄り添いたかった・・・。

佳乃と関係をもつ前に、もっと早く光代と出会っていたら、祐一と光代の人生はもっと別のものになったのではないか。

もし、あのとき佳乃を追いかけるようなことをしなければ、こんな悲劇はおきなかったのでは。

そう悔やまれてなりません。

ラストは涙が止まりませんでした。

最後まで祐一は不器用な優しさを見せてくれました。

こんなに切ない作品を読んだのは久しぶりです。

レビューを書かずにはいられません。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.352
(4pt)

下巻になった途端、素晴らしい作品に。

下巻になった途端、素晴らしい作品に。 傷付きながらも、強く生きよう、とにかく一緒に生きて行こうとする登場人物たち。 しかし、やはりとにかく何とも悲しい話。
悪人(下) (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 悪人(下) (朝日文庫)より
4022645245
No.351
(3pt)

日本が嫌になる本。魅力もモラルもない若者、愚かな年寄、寂れて退屈な地方都市、、、

日本が嫌になる本。 魅力もモラルもない若者、愚かな年寄、寂れて退屈な地方都市、そして誰が殺しても、殺されたとしても、仕方がないような、焦ったいストーリーと感動のなさ。 しかし、読まされてしまう。 下を早く読みたい。 新しいストーリーテラーだ。 でも、口直しが必要だ。 学問ノススメでも読もうか。
悪人(上) (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237
No.350
(3pt)

これが作者の代表作ならば別作品に手を伸ばしてみたいとは感じなかった

難しくなくサクサク読めた印象。
読後、こんな悪人等がおりましたチャンチャンって印象。
特に残るものなし。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.349
(3pt)

祐一と光代の純愛っぷりには付いていけなかった…。

誰もが考えそうなことだろうけれど、結局、「悪人」とは誰だったのか、祐一じゃなくて横尾って意見が大半な気がするけれど…どうだろうか。
佳乃も悪人っちゃ悪人だけど、さすがにちょっと可哀想…かな。
(その佳乃って人物の描写が本書で一番光っていた。「嫌いにはならんれど、うざったい子、おるおる、こいいう子」がリアルに描かれている)

疑問なのが、光代と祐一がなぜここまでにお互いに惹かれたのかが分からない…吉田さんが描写を省いたからなのか、自分が深く読めていないのか、出会ってすぐに訥としたままホテル行って、その後ちょっと連絡取り合っただけで、愛の逃避行するところに感情移入ができなかった。

紙幅がなくなるにつれ、「どう終わるんだろう?」と気になっていたら、終わり方も、斬新というか今まで読んだ本にない感じで、興味深かった。

───「今の世の中、大切な人のおらん人間が多すぎったい。大切な人がおらん人間は、何でもできると思い込む。自分には失うもんがなかっち、それで自分が強うなった気になっとる。失うものもなければ、欲しいものもない。だけんやろ、自分を余裕のある人間っち思いこんで、失ったり、欲しがったり一喜一憂する人間を、馬鹿にした目で眺めとる。そうじゃなかとよ。本当はそれじゃ駄目とよ」(p.245)

…本書で私が読んだ吉田修一作品は5冊目になったけれど、一番面白かったのは断トツで『横道世之介』かな…他は横並び、という感じ。
その他、お勧めの作家さん、著者があれば、遠慮なくお勧めして下さい。

著者:吉田修一(本書で第34回大佛次郎賞を受賞)
発行:2009.11.30  2010.9.30 第10刷
読了:2015/05(060/11)★3.4
悪人(下) (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 悪人(下) (朝日文庫)より
4022645245
No.348
(1pt)

この作品も

この著者の作品はなぜか評価がどれも良いので、頑張って読んでみようとするが、
どれも単調なストーリー、稚拙な文章、魅力ない登場人物で、
この作品も例外なく、何が良いのか理解できません。
悪人(上) (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237
No.347
(1pt)

合いませんでした

主人公の2人が、悲劇のヒロイン・ヒーロー気取りで、気持ち悪いって事この上ないですね。
ラストの、男の懺悔も自己満以外の何者でもない。

他の方も書いていますが、SNSで知り合ったバカ同士勝手にやってろって感じです。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.346
(4pt)

シンプル

著者の好きなことろは、(私の想像だが)
読者に伝えたいことがまずあって、そのためのシチュエーションを
あとから考えいるようなところがあり、ストーリーそのものやいわゆる”オチ”的な、
ところからではなく、著者の想いが先にあるような気がして、読んでいて好感が持てる。

本作においてもやはり、シチュエーション自体には、惹きつけるような引力はないのだが、
その”事件”にまつわる人の心の動きで、圧倒的に読者をひきつけるものがある。
語られる登場人物の話に、いちいち考えさせられてしまうというか、簡単に見える話を
さまざまな視点で読者に見せることにより”簡単ではない”と実感させる。

シンプルじゃないんだよ。というシンプルなことを伝えために作られたのかなと
思います。
悪人(上) (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237
No.345
(1pt)

なぜ評価が高いのか全く理解できない。

正直な話、よさがわからない。とりあえずテンポはいいので続けて読めますが、後にはなにも残りません。非常に違和感を感じるのが、佳男がおそらく愛情を持って育てただろう娘が軽薄一辺倒で描かれているところ。親の想いは現実としては子に伝わらないものですが、子の性格はある程度家庭環境を反映するものです。とにかく人物描写が軽薄です。親子や親類同士のつながりを感じない。どの登場人物にも感情移入できない。リアルを感じない。あと無駄な話が多い。色々な細かいエピソードが伏線かと身構えていても全く繋がらず、たんに無駄な話になっている。連載って紙面を埋めなければならないので、こんなものなんですね。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.344
(3pt)

ドストエフスキーが付けそうなタイトルだが(あ、それは悪霊か)

名前負けしている。もう少し哲学のある悪人が出ると思ったのに。

内容は凡庸でクライマックスも特にない(アレをクライマックスとは呼ばない)。どんでん返しもなく、逆に驚いたぐらい。九州が舞台だけに方言会話でつかえて読書ペースが若干乱れた。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.343
(5pt)

人間らしさ‥

映画を先に観たのですが、とても心に残りました。
小説が原作になっているのは知らなかったのですが、小説の売り込み通り良い内容でした。
ストーリー自体は世の中の理不尽さを感じられずにはいられませんが、人と人との繋がりや心の葛藤を美味く表現できているように思いました。
人を殺めることが悪人なのか、殺められようなことをするのが悪人なのか‥
こんなことを考え始めるとマイケル サンデルを思い出しますが、それはそれとして、人間らしさを思い起こさせる内容に感動しました。
人間の欲望が見え隠れするところをどう捉えるか、そこも面白かったです。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.342
(5pt)

大切な人とは,その人の幸せな様子を思うだけで,自分までうれしくなってくるような人たい

吉田修一は,すべての人物描写に手を抜かない。
 本書に登場する人物について,その人間が目の前に実在するかのように一人一人実にしっかり掘り下げて書いている。
 たとえそれが,警察から事情聴取されるだけの出会い系サイトの利用者の一人であっても,その背景などからしっかり書いており,その書きっぷりは,他の作家なら準主役級の登場人物かと思わせるくらいの描き方で,本作においては,一人たりとも無駄な人物がいないと思わせる。
 文体は読みやすく,上下巻あっというまに読了してしまうのですが,かと言って決して文章が軽いというのではなく,何度も読み返したくなるような文学作品としてのテクニックが駆使された文体だと思われ,このあたりに,吉田修一という作家の非凡さが感じられる。
 さらに本作は九州が舞台となっていることから,会話文も長崎出身の著者ならではの九州弁が自然で嫌みがない。

 「夜の先に,また別の夜があるのだとすれば,そこへむかっている」ような雄一。
 「寂しさを紛らわすためだけに,生きていくのはもううんざりだ。寂しくないように笑っているのはもう嫌だ」と気づいた光代。
 「自分を余裕のある人間と思いこんで,失ったり,欲しがったり一喜一憂する人間をバカにした目で眺めている」増尾
 実にリアルな人間たちの生き様がひしひしと胸に伝わる。傑作。
悪人(上) (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237
No.341
(5pt)

素晴らしい作品

読みながら、せつなくて苦しくなりました。
自分に置き換えて読めるところが多かった。
登場人物はどれもみんな馬鹿な生き方をしているけど、誰一人として憎めない。
だって、人ってそんなに上手に生きられるわけじゃないから。
悪人(下) (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 悪人(下) (朝日文庫)より
4022645245
No.340
(5pt)

読みながら、苦しくなった。

読みながら、せつなくて苦しくなりました。
自分に置き換えて読めるところが多かった。
登場人物はどれもみんな馬鹿な生き方をしているけど、誰一人として憎めない。
だって、人ってそんなに上手に生きられるわけじゃないから。
悪人(上) (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237
No.339
(3pt)

繰り返された内容です

内容が、ありふれていて新鮮味がない。
もう少し掘り下げてもいいのではないかと
悪人(上) (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237
No.338
(4pt)

よっしゅー

あちこちで評判になっているので★5つを期待したけど、そこまでには至らなかった。
ミステリーのようなカラクリを期待したのもあったから。

でもタイトルがうまいと思った。
群像劇のように展開し、それぞれの人物に裏表があり、悪人にも被害者にも見えるのだ。

生活感のある内容も相まってリアリティもあり、味わいのある作品となった。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.337
(4pt)

寄る辺のなさ

緊迫したプロットが最後まで続き、引き込まれて読み終えた。同じ作者の『パレード』ほどの難解さはなく、同時にナゾ解きの推理小説の多くにみられる、「答えは一つ」みたいなシンプルなところもない。いわば、読み手の解釈の余地に幅があり、十分に深みがあった。佐賀や長崎の田舎街で暮らす人々の寄る辺のない様子も克明に描かれていて、リアリティはなかなか。警察から逃げ回る2人は、車を使うのに九州北部にとどまり続け、その辺りも「寄る辺のなさ」を示して、秀逸だった。
悪人(下) (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 悪人(下) (朝日文庫)より
4022645245
No.336
(4pt)

徐々に緊迫

まだ半分を読んだだけ。習慣的に分冊でも上下、一・二・三などその都度レビューを書いている手前、今回も上巻でまずレビューのページを開いた。上巻は、事件の全体をカバーする多数の伏線の提示が中心。ただ、かつて知ったる福岡、長崎、佐賀の3県が舞台で、3県の方言の微妙な違いも書き分けられているように思えた。20代、30代の若者の言動や心理描写もなかなかにリアルで、物語は次第に緊迫の度を高めていく。期待をもって下巻に入っていくことにした。
悪人(上) (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: 悪人(上) (朝日文庫)より
4022645237