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真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-B
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【この小説が収録されている参考書籍】
真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-Bの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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side-Aから想像させられたBへの続きは、さぞかし期待感溢れる生活が待っているのかと単純に考えてしまった私。 あなたの一生を見届けることになるかもしれない女(ヒト)を 二度も亡くすことが果たして耐えられるのだろうか?人とは結局『特別な気持ち』を持ちつづけることはできないのだろうか? 私の中でも何かが音を立てて崩れた気がした。 結局は結果がすべてなのだろうか?そこまでの過程はもう取り戻すことができない。同じ遺伝子を愛することはできない。なぜならば人間と言う感情に支配された動物に生まれたからである。あなたの人生にも照らし合わせられる部分があるかもしれない。人はそうやって変わっていくのだろう。 あなたにも是非読んでいただきたい。 | ||||
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現在、直木賞候補作に挙がっている「真夜中の五分前」。このside-Bは、side-Aから2年後の世界。そして物語の始めから、驚きの事実がある。2年という月日は、振り返れば短いようで、でも様々なものが移り変わるには十分すぎる年月です。その時の流れは持ち味の文体で描けていたと思います。「ぼく」の時計を五分遅らせることになった「瑞穂」の死という過去。そして、side-Aであのようなラストを見せた、「かすみ」との関係。他にも「尾崎さんとゆかり」「小金井さん」「野田さん」など、全ての人が共有する現実、でもそれぞれの人によって見方が違う現実の中で、「ぼく」はどう生きてるのか。その目でご覧あれ。 | ||||
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いきなり僕の彼女が亡くなっている 前回でも亡くなった彼女がキィワードだったが、今回も僕の心を開かせた彼女が列車事故で亡くなっている こいつの彼女は何人死ぬんや?! 正直、最初読書の興味を失いそうになった 僕はside-Aから2年間の間に、双子の彼女・広告代理店の仕事・小金井さんと失った 小金井さんの居ない新しい職場で、倍にもなった給与でこなす仕事には情が無い 不在となった存在 苦い自己嫌悪 連続して心を開いた彼女が亡くなる 僕は人としての感情を再び持てるのか・・・・・ 生きていくなかで、心が固まって傷ついても、新たに誰かを求める気持ち 合理的に生きようとしても、膿を吐き出すかのように自己嫌悪で自分が揺さ振られる 心が傷ついて壁が出来ても、自分が認められない 弱音を吐けず、涙がはるか遠くに消えて、そのつっかえが心に壁をつくる 傷を心の結晶にまで持っていく僕 私はこの作品がどんな評価を受けようとも好きだ | ||||
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side-A読了後、どうして2分冊なのかわからなかった。分量としては1冊で十分なものと感じられたから。でもこちらside-Bを読み終えたいまはその訳がよくわかる。著者がいうように「読んでもらうしかない」という小説だと素直に思った。独特の軽やかで静かな筆致ながら、鮮やかに描かれる登場人物の心の揺れが読んでいる私の心にも共振するような、そんな物語。 | ||||
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side-Aからは2年後の世界で、大分人々は変わっていて、最初は少し戸惑いました。文章にやや説明が少ないところが多いと思います。その点を除けば、本多さんの持ち味である繊細な描写、緻密な表現が生きてきてすごくいい印象でした。話の方も少しホラーチックな表現がありましたが、純粋な「恋愛と言う感情」を書いた小説だと思いました。とても読後感が素晴らしい小説でした。 | ||||
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