ファントム・ピークス

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評判

ファントム・ピークスの評価:

3.44/5点 レビュー 70件。 C ランク

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平均点3.44pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全65件 61〜65 4/4ページ
No.5
(5pt)

ノンフィクションのようなリアリティ

良い小説でした。この著者がとても冷静に なおかつ愛情を持って自然を観察し 人物を表現している事に好感が持てた。この話の中にもでてくるが たぶん苫前村三毛別の事件を参考にしてるか あるいは啓発されてイメージを作ったのではないかと思う。その事件をもとに吉村昭が「羆嵐」を戸川幸夫が「羆風」を書いたのだけど それらは木村盛武という営林署の署員が作った資料をもとにしていた。後に木村氏は「慟哭の谷」というノンフィクションを出すが、私はそちらを先に読み 後から羆嵐や羆風を読んだ。吉村昭の羆嵐は悪くなかったけど ノンフィクションを読んだ後では うすめられたコーヒーのようだった。このファントムピークスを読んだ人が一様に映像が浮かぶというのは この著者の自然や生き物に対する知識がしっかりしている事と 冷静にノンフィクションのようなリアリティを求めたからではないかと思う。読んでいて 実際にあった話ではないかという錯覚に陥る部分もあり だからこそ話にのめり込めた。ミステリーの中には読んでいる時はその世界に引き込まれてしまうが 読後の余韻のないものもある。でもこの小説にはしっかりしたテーマがあり余韻も充分楽しめる。映画化を望む声があるけど 恐ろしさだけが強調されるような話にはしてほしくないと思った。残念なのは この著者の新作がもう読めないと言う事だ。まだまだ執筆者として進化しそうな人だけに本当に惜しい。ちなみに 映画化するならキャストは江口洋介と深津絵里というのはどう? 
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4048738194
No.4
(5pt)

迫力がありました。

すごく迫力のある1冊でした。読んだ後は、映画を1本見終えたような気分に。堀金村は近所なので、風景がありありと浮かんでちょっと怖いくらいでした。地名は全て実在の場所なんですよね。面白かった。ちなみに私は、周平は、江口洋介、凛子は柴咲コウ、の設定で読んでいました。
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4048738194
No.3
(5pt)

映画化希望!

非常にスリリングで、映像的な小説。サスペンス、ミステリ、アクションと、複数のジャンルをミックスした作風がおもしろい。個人的には、物語のツボをもとに思い切った脚色をして映画化してもらいたいと思う。なお勝手な脳内キャスティングでは、主人公の三井周平は哀川翔、山口凛子は永作博美、丹羽刑事は役所広司、でした。
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4048738194
No.2
(5pt)

たくさんの人の目に触れますように。

テレビで紹介していて気になり、手に取りました。作者の方は昨年お亡くなりになっていて、友人達の働きかけて出版にこぎづけたと聞きました。きっとお友達の多い方だったのでしょう。パニックものですが、どこかやさしいのですよね。文面から人柄が伝わってきました。信州のある山で、女性ばかりが失踪する事件が続きます。中盤まで一人ずつ失踪していく課程と、その波紋が丁寧に描かれています。薄暗い森に潜む犯人がひたひたと自分の方に迫ってくる、そんな不気味な雰囲気が途切れることなくあり、ドキドキしながら読み進めました。後半は大きな動きがあり、ラストまで息をつかせません。あっという間に読み終えてしまいました。妻を亡くした主人公・周平が静かに、でも強い意志を持って敵と立ち向かうラストは圧巻でした。あとがきにもありましたが、これは映像にすると迫力があるでしょうね。ちょっとグロテスクですが。楽しく読ませていただきました。ご冥福をお祈りします。
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4048738194
No.1
(5pt)

グイグイ引っぱられて呼んでいるうちに、ハリウッド映画のような画像が頭に浮かんできます

アルプスをバックに抱える山に遊びに行く時には、思いがけないことがあり、また、心して山に入ります。それは自然の見えざる何かが人間をあざ笑うような怖さと大きさなのですが、この小説にはその感覚を見事に突かれてグイグイと最後まで引いて行かれました。ストーリーも、著者の自然への造詣と経験が顛末がわかりそうになりながらもそれをカバーして引っ張る醍醐味があります。途中からは、鮮やかに安曇野の山と動物の動きが頭に映像化されて”映画”をみていると錯覚をしました。この作品は、著者の映画への哀愁と興味を体現しているようです。 小さい娘も、最初は怖いといいながら、2-3日本を抱え毛布を持ち歩きながら(笑)、最後まで読破。この著者の本をもっと読みたいというくらいですから、どうやらこのようなミステリーエンターティメントにはまったようです。
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4048738194