ジークフリートの剣

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評判

ジークフリートの剣の評価:

4.56/5点 レビュー 18件。 B ランク

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平均点4.56pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(5pt)

迅速・美本

思っていたよりきれい本で、中古感がないです。満足してます。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.11
(5pt)

迅速・美本

思っていたよりきれい本で、中古感がないです。満足してます。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.10
(4pt)

鮮やかな幕切れが美しいミステリ

デビュー作「ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!」とは打って変わって、2作目以降、「芸術」をテーマにしてきた作者が本作品で取り上げたのは、「オペラ」。2010年9月刊行。

オペラ歌手藤枝和行は、久々に海外から帰国した折、恋人・遠山有希子に連れられて、評判が高いという老占い師を訪ねることに。
そこで、有希子の死に関わる不吉な予言を受けた2年後、彼はドイツ・バイロイト音楽祭で、ジークフリート役に抜擢され、注目を集める。
音楽祭も間近なある日、有希子が列車脱線事故に巻き込まれたことを知り、衝撃を受けるが…。

この作品の特徴は、その題名と、各章の名称が「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」ということから、想起されるとおり、ワーグナーのオペラ「ニーベルングの指環」を中心とした「蘊蓄」。
その作品の演出方法が、演出家によってどのように違うか、といった点や、そのストーリーの不可解な点などを、登場人物達が論じる場面があったり、音楽評論の評論が掲載されていたりするのです。

不思議なことに、ストーリー展開は、あまりミステリ的ではない。
何かの謎を解いていくというよりも、主人公のオペラ歌手藤枝が、ジークフリート役を演じる日までの心理的葛藤が中心の流れ。
でも、もちろん後半には、謎解きもありますし、藤枝がどのように舞台初日を迎えるのか、という興味についても、工夫された結末が用意されています。

ミステリとしての評価ですが、自分があまり詳しい知識を持っていない分野について、「蘊蓄」を聞かされるのは、ミステリの愉しみのひとつと考えていますので、その点で評価ができます。
また、「事件の発生」→「探偵の登場・推理」→「事件の解決」という通常の流れとは一味違う展開に面白さを感じるとともに、「鮮やかな結末」という要素も相俟って、私は高く評価できる作品だと思いました。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.9
(4pt)

鮮やかな幕切れが美しいミステリ

デビュー作「ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!」とは打って変わって、2作目以降、「芸術」をテーマにしてきた作者が本作品で取り上げたのは、「オペラ」。2010年9月刊行。

オペラ歌手藤枝和行は、久々に海外から帰国した折、恋人・遠山有希子に連れられて、評判が高いという老占い師を訪ねることに。
そこで、有希子の死に関わる不吉な予言を受けた2年後、彼はドイツ・バイロイト音楽祭で、ジークフリート役に抜擢され、注目を集める。
音楽祭も間近なある日、有希子が列車脱線事故に巻き込まれたことを知り、衝撃を受けるが…。

この作品の特徴は、その題名と、各章の名称が「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」ということから、想起されるとおり、ワーグナーのオペラ「ニーベルングの指環」を中心とした「蘊蓄」。
その作品の演出方法が、演出家によってどのように違うか、といった点や、そのストーリーの不可解な点などを、登場人物達が論じる場面があったり、音楽評論の評論が掲載されていたりするのです。

不思議なことに、ストーリー展開は、あまりミステリ的ではない。
何かの謎を解いていくというよりも、主人公のオペラ歌手藤枝が、ジークフリート役を演じる日までの心理的葛藤が中心の流れ。
でも、もちろん後半には、謎解きもありますし、藤枝がどのように舞台初日を迎えるのか、という興味についても、工夫された結末が用意されています。

ミステリとしての評価ですが、自分があまり詳しい知識を持っていない分野について、「蘊蓄」を聞かされるのは、ミステリの愉しみのひとつと考えていますので、その点で評価ができます。
また、「事件の発生」→「探偵の登場・推理」→「事件の解決」という通常の流れとは一味違う展開に面白さを感じるとともに、「鮮やかな結末」という要素も相俟って、私は高く評価できる作品だと思いました。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.8
(4pt)

ラストがすべて

読み始めてすぐ、お、これは来たなと期待がふくらみ、途中でだんだんどうかなという気がしてきましたが、ラストがよいという評判を聞いていたので、とりあえず最後まで読んでみました。本当にラストは素晴らしかったです! はっきりとその場の音や熱気、その他もろもろが伝わってきて、耳の中は音楽でいっぱいになり、本当にオペラを見ているように腹の底から感動がこみ上げてきて、読後もジーンとしつづけてしまいました。このラストを読むための小説という感じですね。

途中はオペラ解説(オペラ談義?)となっていた長いメールのやりとりや評論まるごとがこのオペラを知らない者にはしんどく、主人公の性格の悪さや新たなヒロインの言動の意味不明ぶり、やたらと優秀すぎる謎の青年など、登場人物に惹かれるものがなくて、最後の謎解きもかなり不快だったのですが。とにかくそのあとのラスト部分が素晴らしかったです。あそこで感動するために、我慢して読むべきだったのだなとわかりました。ストレスをためておいて、一気に爆発、みたいな? それほど長い小説ではないので、充分、報われました。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.7
(4pt)

ラストがすべて

読み始めてすぐ、お、これは来たなと期待がふくらみ、途中でだんだんどうかなという気がしてきましたが、ラストがよいという評判を聞いていたので、とりあえず最後まで読んでみました。本当にラストは素晴らしかったです! はっきりとその場の音や熱気、その他もろもろが伝わってきて、耳の中は音楽でいっぱいになり、本当にオペラを見ているように腹の底から感動がこみ上げてきて、読後もジーンとしつづけてしまいました。このラストを読むための小説という感じですね。

途中はオペラ解説(オペラ談義?)となっていた長いメールのやりとりや評論まるごとがこのオペラを知らない者にはしんどく、主人公の性格の悪さや新たなヒロインの言動の意味不明ぶり、やたらと優秀すぎる謎の青年など、登場人物に惹かれるものがなくて、最後の謎解きもかなり不快だったのですが。とにかくそのあとのラスト部分が素晴らしかったです。あそこで感動するために、我慢して読むべきだったのだなとわかりました。ストレスをためておいて、一気に爆発、みたいな? それほど長い小説ではないので、充分、報われました。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.6
(5pt)

お見事

私にとって接する機会のない、オペラが舞台となった物語なので、
内容についていけるか不安を感じたものの、
作品中でwikiよりずっと分かりやすく解説されている。

主人公は天才的オペラ歌手。
日本人でありながら、バイロイト劇場で「ニーベルングの指環」の主役を務めることになる。
そのオペラ前とオペラ本番での話。

最後まで読んで分かるのだけれど、ストーリーとオペラの内容が見事にリンク。
中盤、中だるみを感じるが、おそらくこれも計算されたもの。
最初から緻密に練られた構成。
後半、テンポが加速して一気にたどり着く大団円がすばらしい。

主人公が必要以上にイヤなヤツなのだけれど、
それも最後まで読むと納得できます。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.5
(5pt)

お見事

私にとって接する機会のない、オペラが舞台となった物語なので、内容についていけるか不安を感じたものの、作品中でwikiよりずっと分かりやすく解説されている。主人公は天才的オペラ歌手。日本人でありながら、バイロイト劇場で「ニーベルングの指環」の主役を務めることになる。そのオペラ前とオペラ本番での話。最後まで読んで分かるのだけれど、ストーリーとオペラの内容が見事にリンク。中盤、中だるみを感じるが、おそらくこれも計算されたもの。最初から緻密に練られた構成。後半、テンポが加速して一気にたどり着く大団円がすばらしい。主人公が必要以上にイヤなヤツなのだけれど、それも最後まで読むと納得できます。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.4
(5pt)

とにかくもの凄い作品!

凄い… とにかく凄いとしか言いようのない作品だ。万物が凝縮していて、ジャンルという観念は既に超えてしまっている。
 ジークフリートの章で、この作家のレギュラーが登場するが、そのアンバランスささえもプラス効果を醸しだしている。
 これだけムチャクチャに風呂敷を広げておいて、最後には予定調和?でまとめてしまう作者の手腕にも唖然とするほかはない。 感想として 書きたいこと、書くべきことは無数にあるが、この作品を評するような大それた文章は、とても僕の手には余るし「恐れ」すら感じる。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.3
(5pt)

とにかくもの凄い作品!

凄い… とにかく凄いとしか言いようのない作品だ。万物が凝縮していて、ジャンルという観念は既に超えてしまっている。
 ジークフリートの章で、この作家のレギュラーが登場するが、そのアンバランスささえもプラス効果を醸しだしている。
 これだけムチャクチャに風呂敷を広げておいて、最後には予定調和?でまとめてしまう作者の手腕にも唖然とするほかはない。 感想として 書きたいこと、書くべきことは無数にあるが、この作品を評するような大それた文章は、とても僕の手には余るし「恐れ」すら感じる。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.2
(5pt)

芸術ミステリとは言い切れないが、ラストが秀逸

ジークフリードの剣というタイトルに惹かれて購入しました。何か騎士道物の作品かと思うと、ワーグナーのオペラ、「ニーベルンゲンリング」の歌い手が主人公という内容。作品中に、ワーグナーをはじめ、オペラ、音楽、声楽についての説明がうまくされていて、その道に疎い僕でも読み進めるうちになるほどとわかるようになっています。しかし、芸術作品(本作ではニーベルンゲンリング)の中に「謎」があり、それが現実の事件とリンクしているというような、芸術ミステリまたは歴史ミステリの根幹・基本は完全に崩れているといっていいでしょう。探偵役の謎ときもかなり強引であり、ミステリ作品としても一級品とは言い難い。しかしながら、それらを補って余りあるくらいに、この作品は感動すると思います。最初に書かれていた伏線をラストで大きく登場させるあたり、いってみればこの作品が一つの「舞台」のように感じました。一見の価値あり! 購入をお勧めいたします。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.1
(5pt)

芸術ミステリとは言い切れないが、ラストが秀逸

ジークフリードの剣というタイトルに惹かれて購入しました。何か騎士道物の作品かと思うと、ワーグナーのオペラ、「ニーベルンゲンリング」の歌い手が主人公という内容。作品中に、ワーグナーをはじめ、オペラ、音楽、声楽についての説明がうまくされていて、その道に疎い僕でも読み進めるうちになるほどとわかるようになっています。しかし、芸術作品(本作ではニーベルンゲンリング)の中に「謎」があり、それが現実の事件とリンクしているというような、芸術ミステリまたは歴史ミステリの根幹・基本は完全に崩れているといっていいでしょう。探偵役の謎ときもかなり強引であり、ミステリ作品としても一級品とは言い難い。しかしながら、それらを補って余りあるくらいに、この作品は感動すると思います。最初に書かれていた伏線をラストで大きく登場させるあたり、いってみればこの作品が一つの「舞台」のように感じました。一見の価値あり! 購入をお勧めいたします。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531