ジークフリートの剣

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評判

ジークフリートの剣の評価:

4.56/5点 レビュー 18件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.56pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 1〜20 1/2ページ
No.32
(4pt)

教科書その2

大変見やすく内容に入り込みやすいことから教科書として重宝しております。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.31
(4pt)

教科書その2

大変見やすく内容に入り込みやすいことから教科書として重宝しております。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.30
(2pt)

俺様ヒーローに自己投影したい方にお勧め

ミステリとして破綻はなく、ちゃんとナゾも謎解きもカタルシスもあります。
星3つつけようかとよほど迷いましたが、エンターテイメントとしての面白さが薄く
ブンガクとして読めるほどの深みもなく、この作者にお金を出すことはもうないだろうと思ったので
少々辛いとは思いましたが星二つです。

肝心のミステリ部分はアーチャーやディーヴァーなら短編として書いてしまう程度です。
それまで事件でもなんでもなかったものを、突然第三者が「実は…」とやってナゾとそのナゾ解きまで一気に語ってしまう。
では残りの枚数、何を書いているかと言うと、音楽・オペラ・ワーグナーに関するウンチクと
チートな俺様主人公が何でも上手くこなしながらいい気になって周囲の人間を踏みつけにする経緯。

作者がこの才能あふれる自信過剰な二枚目ヒーローに自己投影&陶酔しているのが地の文からプンプン臭うのが
どうしても好きになれませんでした。
池井戸潤や初期の真山仁に臭ういやらしさが、ゲージュツ()を語るというスノビズムと相まって倍増。
それでいて池井戸や真山ほどストーリーが面白いわけでもありません。

登場人物たちの行く末は描かれませんが、
きっと「美女」は意義ある仕事を捨ててしまうんだろうな、それを作者はハッピーエンドだと思ってるんだろうなと思わされます。
鈍感なマッチョ主人公無双に感情移入できる方にはお勧めです。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.29
(2pt)

俺様ヒーローに自己投影したい方にお勧め

ミステリとして破綻はなく、ちゃんとナゾも謎解きもカタルシスもあります。
星3つつけようかとよほど迷いましたが、エンターテイメントとしての面白さが薄く
ブンガクとして読めるほどの深みもなく、この作者にお金を出すことはもうないだろうと思ったので
少々辛いとは思いましたが星二つです。

肝心のミステリ部分はアーチャーやディーヴァーなら短編として書いてしまう程度です。
それまで事件でもなんでもなかったものを、突然第三者が「実は…」とやってナゾとそのナゾ解きまで一気に語ってしまう。
では残りの枚数、何を書いているかと言うと、音楽・オペラ・ワーグナーに関するウンチクと
チートな俺様主人公が何でも上手くこなしながらいい気になって周囲の人間を踏みつけにする経緯。

作者がこの才能あふれる自信過剰な二枚目ヒーローに自己投影&陶酔しているのが地の文からプンプン臭うのが
どうしても好きになれませんでした。
池井戸潤や初期の真山仁に臭ういやらしさが、ゲージュツ()を語るというスノビズムと相まって倍増。
それでいて池井戸や真山ほどストーリーが面白いわけでもありません。

登場人物たちの行く末は描かれませんが、
きっと「美女」は意義ある仕事を捨ててしまうんだろうな、それを作者はハッピーエンドだと思ってるんだろうなと思わされます。
鈍感なマッチョ主人公無双に感情移入できる方にはお勧めです。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.28
(2pt)

俺様ヒーローに自己投影したい方にお勧め

ミステリとして破綻はなく、ちゃんとナゾも謎解きもカタルシスもあります。
星3つつけようかとよほど迷いましたが、エンターテイメントとしての面白さが薄く
ブンガクとして読めるほどの深みもなく、この作者にお金を出すことはもうないだろうと思ったので
少々辛いとは思いましたが星二つです。

肝心のミステリ部分はアーチャーやディーヴァーなら短編として書いてしまう程度です。
それまで事件でもなんでもなかったものを、突然第三者が「実は」とやってナゾとそのナゾ解きまで一気に語ってしまう。
では残りの枚数、何を書いているかと言うと、音楽・オペラ・ワーグナーに関するウンチクと
チートな俺様主人公が何でも上手くこなしながらいい気になって周囲の人間を踏みつけにする経緯。

作者がこの才能あふれる自信過剰な二枚目ヒーローに自己投影&陶酔しているのが地の文からプンプン臭うのが
どうしても好きになれませんでした。
池井戸潤や初期の真山仁に臭ういやらしさが、ゲージュツ()を語るというスノビズムと相まって倍増。
それでいて池井戸や真山ほどストーリーが面白いわけでもありません。

登場人物たちの行く末は描かれませんが、
きっと「美女」は意義ある仕事を捨ててしまうんだろうな、それを作者はハッピーエンドだと思ってるんだろうなと思わされます。
鈍感なマッチョ主人公無双に感情移入できる方にはお勧めです。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.27
(2pt)

俺様ヒーローに自己投影したい方にお勧め

ミステリとして破綻はなく、ちゃんとナゾも謎解きもカタルシスもあります。
星3つつけようかとよほど迷いましたが、エンターテイメントとしての面白さが薄く
ブンガクとして読めるほどの深みもなく、この作者にお金を出すことはもうないだろうと思ったので
少々辛いとは思いましたが星二つです。

肝心のミステリ部分はアーチャーやディーヴァーなら短編として書いてしまう程度です。
それまで事件でもなんでもなかったものを、突然第三者が「実は」とやってナゾとそのナゾ解きまで一気に語ってしまう。
では残りの枚数、何を書いているかと言うと、音楽・オペラ・ワーグナーに関するウンチクと
チートな俺様主人公が何でも上手くこなしながらいい気になって周囲の人間を踏みつけにする経緯。

作者がこの才能あふれる自信過剰な二枚目ヒーローに自己投影&陶酔しているのが地の文からプンプン臭うのが
どうしても好きになれませんでした。
池井戸潤や初期の真山仁に臭ういやらしさが、ゲージュツ()を語るというスノビズムと相まって倍増。
それでいて池井戸や真山ほどストーリーが面白いわけでもありません。

登場人物たちの行く末は描かれませんが、
きっと「美女」は意義ある仕事を捨ててしまうんだろうな、それを作者はハッピーエンドだと思ってるんだろうなと思わされます。
鈍感なマッチョ主人公無双に感情移入できる方にはお勧めです。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.26
(5pt)

ワグネリアンには必読の書!

東洋人として初めてバイロイトで難役ジークフリートのロールデビューを果たしたテノール歌手とその婚約者の事故死の物語。
ニーベルングの指環のウンチクや解釈、バイロイト音楽祭の舞台裏話が満載で、「これってミステリなの?」と思いつつ読み進めると最後でミステリになっているという仕掛け。
私はワグネリアンなので、物凄く楽しく興味深く読み進める事ができて星10個を進呈したいくらいなのですが、、オペラやワーグナーに興味も素養もない人が読んで面白いのかはわかりません。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.25
(5pt)

ワグネリアンには必読の書!

東洋人として初めてバイロイトで難役ジークフリートのロールデビューを果たしたテノール歌手とその婚約者の事故死の物語。
ニーベルングの指環のウンチクや解釈、バイロイト音楽祭の舞台裏話が満載で、「これってミステリなの?」と思いつつ読み進めると最後でミステリになっているという仕掛け。
私はワグネリアンなので、物凄く楽しく興味深く読み進める事ができて星10個を進呈したいくらいなのですが、、オペラやワーグナーに興味も素養もない人が読んで面白いのかはわかりません。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.24
(5pt)

ラストまで読んだらこのタイトルしかないとわかる

冒頭部分の占い師の暗示に興味をそそられ、その意味をあれこれ想像しながら読み進めていましたが、どれも外れました(笑)。
もっと陰惨でどろどろした話になるかと思っていたけれど、意外とさわやかで読むのが苦にならず。

オペラは何作かDVDで見たことがあるものの、「ニーベルングの指輪」は見たことがなかったのですが、文中の説明だけで十分話についていけました。

鼻持ちならない主人公にイラっときますし、後半まで「どこがミステリ?」と思ったりもしますが、久々に読んで「面白かった!」と思えた日本のミステリ小説なので星5つです。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.23
(5pt)

ラストまで読んだらこのタイトルしかないとわかる

冒頭部分の占い師の暗示に興味をそそられ、その意味をあれこれ想像しながら読み進めていましたが、どれも外れました(笑)。
もっと陰惨でどろどろした話になるかと思っていたけれど、意外とさわやかで読むのが苦にならず。

オペラは何作かDVDで見たことがあるものの、「ニーベルングの指輪」は見たことがなかったのですが、文中の説明だけで十分話についていけました。

鼻持ちならない主人公にイラっときますし、後半まで「どこがミステリ?」と思ったりもしますが、久々に読んで「面白かった!」と思えた日本のミステリ小説なので星5つです。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.22
(5pt)

傑作!! 男と女 芸術と現実

文庫本の解説に示唆されてることですが。

主人公の歌手はこんな平凡な婚約者と未来まで縛られていいのかとか、
自分は親がせっせと仕込んでくれた音楽の能力を使って、世界に向き合わない冷たい現実とは接触せずに人生を謳歌するとか、
婚約者のような音楽だけの閉じた人生に縛られずに自分を現実に向き合わせるべきじゃないかとか、
さんざん身勝手なその時その時の都合の良い戯れ言を語り、いろいろふざけたことをふかしまくります。

しかし、それは全ては婚約者が、主人公にワグナー歌手として望みうる最高の舞台を与えるために変態性欲の餌食になってキャスティングに力持つ演出家に推挙させた結果だという裏設定がわかります。
主人公が自分で掴み取った安定したガラスの中と思った世界自体が婚約者が与えてくれた醜い現実に囲われた枠の中。

既に占いの段階で体を売りながら男たちの残酷な欲望を受け止めながらそれでも惚れ込んだ男に最高の舞台を与えるために全てを捧げる女と、そんな女の苦しみなど全く気づかない呑気な男の残酷なまでの身勝手さ。

そこまでいけばやりすぎで女の自己満足ではとの疑惑も芸術として見事であればそれでいい。
思い上がり満点の主人公の夢と幸せを叶えるためにはそうするしかなかった。
全編の物語が証明しています。

・私は取り返しのつかないことをしたのではないか。
・本当の幸せって何だろう。親は早く孫を見せろ平凡な家庭を持てと言うが。
・私だって幸せの絶頂を得られてから死ねるんだ。
・婚約を逡巡しやっと最高の舞台の目処が立ち受け入れること。
・最高の舞台に共に立ち死ぬこと。

取り返しのつかないことをしてしまってるのではないか。

悲しい女の惑い。苦しみ。汚れきずつきながらも貫く愛。

女の愛があらゆる過酷な現実を醜い人間の争いを乗り越えて世界を救う。馬鹿で無垢な男を。
ワグナーのテーマを本書で実演してしまいました。

そうなんです。芸術は人生や現実と関わらないものではなく、むしろそれをなぞりつかみとるから戦うから芸術に意味がある。
ワグナーに感動できるんです。
そういう意味で見事な今日的なワグナー解釈。芸術の意味をとらえ直した作品です。

知るのが辛いできたら知りたくなかった悲しいことですが。それもまた芸術であり現実です。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.21
(5pt)

傑作!! 男と女 芸術と現実

文庫本の解説に示唆されてることですが。

主人公の歌手はこんな平凡な婚約者と未来まで縛られていいのかとか、
自分は親がせっせと仕込んでくれた音楽の能力を使って、世界に向き合わない冷たい現実とは接触せずに人生を謳歌するとか、
婚約者のような音楽だけの閉じた人生に縛られずに自分を現実に向き合わせるべきじゃないかとか、
さんざん身勝手なその時その時の都合の良い戯れ言を語り、いろいろふざけたことをふかしまくります。

しかし、それは全ては婚約者が、主人公にワグナー歌手として望みうる最高の舞台を与えるために変態性欲の餌食になってキャスティングに力持つ演出家に推挙させた結果だという裏設定がわかります。
主人公が自分で掴み取った安定したガラスの中と思った世界自体が婚約者が与えてくれた醜い現実に囲われた枠の中。

既に占いの段階で体を売りながら男たちの残酷な欲望を受け止めながらそれでも惚れ込んだ男に最高の舞台を与えるために全てを捧げる女と、そんな女の苦しみなど全く気づかない呑気な男の残酷なまでの身勝手さ。

そこまでいけばやりすぎで女の自己満足ではとの疑惑も芸術として見事であればそれでいい。
思い上がり満点の主人公の夢と幸せを叶えるためにはそうするしかなかった。
全編の物語が証明しています。

・私は取り返しのつかないことをしたのではないか。
・本当の幸せって何だろう。親は早く孫を見せろ平凡な家庭を持てと言うが。
・私だって幸せの絶頂を得られてから死ねるんだ。
・婚約を逡巡しやっと最高の舞台の目処が立ち受け入れること。
・最高の舞台に共に立ち死ぬこと。

取り返しのつかないことをしてしまってるのではないか。

悲しい女の惑い。苦しみ。汚れきずつきながらも貫く愛。

女の愛があらゆる過酷な現実を醜い人間の争いを乗り越えて世界を救う。馬鹿で無垢な男を。
ワグナーのテーマを本書で実演してしまいました。

そうなんです。芸術は人生や現実と関わらないものではなく、むしろそれをなぞりつかみとるから戦うから芸術に意味がある。
ワグナーに感動できるんです。
そういう意味で見事な今日的なワグナー解釈。芸術の意味をとらえ直した作品です。

知るのが辛いできたら知りたくなかった悲しいことですが。それもまた芸術であり現実です。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.20
(5pt)

芸術ミステリー番外編

エコールドパリ殺人事件から続く芸術ミステリーシリーズの1編の扱いですが、いつもの瞬一郎と警部のコンビではなく、瞬一郎のみ登場で、しかもかなり後半になって、しかもわずかしか登場しないという異色作です。読んでいくと、アレ?これミステリーじゃないのかな、変則恋愛小説かなと思ってしまいますが、ラストでちゃんとミステリーになります。伏線もちゃんと張ってあります。が、本書は殺人事件の謎解きよりもラスト数ページのオペラの舞台上での出来事の描写に付きます。正直、読んでいて今回の作品はイマイチかな・・・と感じていたのですが、ラストの展開で印象がガラリと変わりました。終わり良ければ全て良しです。
これ、シリーズ第2作のトスカの接吻で、ちらっと出てくる瞬一郎の過去のエピソードを膨らまして書いた一種のサイドストーリーですよね。トスカの接吻も読むとより楽しめます。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.19
(5pt)

芸術ミステリー番外編

エコールドパリ殺人事件から続く芸術ミステリーシリーズの1編の扱いですが、いつもの瞬一郎と警部のコンビではなく、瞬一郎のみ登場で、しかもかなり後半になって、しかもわずかしか登場しないという異色作です。読んでいくと、アレ?これミステリーじゃないのかな、変則恋愛小説かなと思ってしまいますが、ラストでちゃんとミステリーになります。伏線もちゃんと張ってあります。が、本書は殺人事件の謎解きよりもラスト数ページのオペラの舞台上での出来事の描写に付きます。正直、読んでいて今回の作品はイマイチかな・・・と感じていたのですが、ラストの展開で印象がガラリと変わりました。終わり良ければ全て良しです。
これ、シリーズ第2作のトスカの接吻で、ちらっと出てくる瞬一郎の過去のエピソードを膨らまして書いた一種のサイドストーリーですよね。トスカの接吻も読むとより楽しめます。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.18
(4pt)

ワーグナーはお好き?だったら読んでみてもいいかも。

同じ著者の「トスカの接吻」が大変面白かったので、次に
本書を読もうという気になった。
 この物語のどこが(何が)ミステリーなのかわからない
まま読み進んでいたが、後半になって、あぁ、あれは事件
だったのか、と思った。最後のほうで、「どうなるのだろう?」
とハラハラする場面が、やっと、少しだけ出てくるが、主人公
の性格が悪く、読んで楽しいミステリーではないのが残念
である。
 とは言え、バイロイトでの「指環」の上演史や作品(脚本)の
解釈などは面白く、今後のオペラ鑑賞の参考になった。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.17
(4pt)

ワーグナーはお好き?だったら読んでみてもいいかも。

同じ著者の「トスカの接吻」が大変面白かったので、次に
本書を読もうという気になった。
 この物語のどこが(何が)ミステリーなのかわからない
まま読み進んでいたが、後半になって、あぁ、あれは事件
だったのか、と思った。最後のほうで、「どうなるのだろう?」
とハラハラする場面が、やっと、少しだけ出てくるが、主人公
の性格が悪く、読んで楽しいミステリーではないのが残念
である。
 とは言え、バイロイトでの「指環」の上演史や作品(脚本)の
解釈などは面白く、今後のオペラ鑑賞の参考になった。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.16
(5pt)

隠れ瞬一郎ものです

主人公では無いけれど、瞬一郎ものです。そうと知っていれば、もっと早く手にとって居たに違いありません。
どう考えても、ご近所さんの瞬一郎くん応援したいんです。
閑話休題。
実は、今までの深水作品で一番良い出来かもと思っています。
主人公はその辺に居る自信満々のイケ好かない男性ですが、実力が伴ってのこと。
そのフィアンセが自分を犠牲にしてもサポートしたいというのが解ります。イケ好かないと解っていても、その才能に魅了されサポートしたくなるのが女性。子孫はクオリティよりクオンティティ。
この男性が、彼女の死と新しい出会い、瞬一郎との交流によって変わって行く様も、無理なく書かれているし、ミステリ部分が主題では無いだけに、妙な無理矢理感もないです。
一読して良い本でした。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.15
(5pt)

隠れ瞬一郎ものです

主人公では無いけれど、瞬一郎ものです。そうと知っていれば、もっと早く手にとって居たに違いありません。
どう考えても、ご近所さんの瞬一郎くん応援したいんです。
閑話休題。
実は、今までの深水作品で一番良い出来かもと思っています。
主人公はその辺に居る自信満々のイケ好かない男性ですが、実力が伴ってのこと。
そのフィアンセが自分を犠牲にしてもサポートしたいというのが解ります。イケ好かないと解っていても、その才能に魅了されサポートしたくなるのが女性。子孫はクオリティよりクオンティティ。
この男性が、彼女の死と新しい出会い、瞬一郎との交流によって変わって行く様も、無理なく書かれているし、ミステリ部分が主題では無いだけに、妙な無理矢理感もないです。
一読して良い本でした。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531
No.14
(5pt)

ワーグナーの楽劇の、ひとつの強烈な「上演」のかたち

ディープなワーグナー蘊蓄にあふれた本です。『ニーベルングの指環』の上演史も的確にまとめてあるし、シェローから、クップファー、ウォーナーにいたる現代演出もぜんぶ押さえて復習してくれています。ワグネリアンとしては、こういうタイトルの本に手をのばすのは、「底が浅かったらどうしよう」と微妙に逡巡してしまうのですが、本書にはまったく裏切られませんでした。しかも、それは単なるペダントリーではありませんでした。

 というのが前置きです。

 若い日本人テノールが、バイロイトで『指環』のタイトルロールを歌うことになりますが、この主人公はナイーブな音楽家というよりも、まさにジークフリート、「恐れを知らない」ふてぶてしい性格で、共演のソプラノに誘われたり、ウェイトレスをくどいたり、女性関係も多く、なみの神経ではない青年です。
 事件を乗り越え、いよいよ本番が近づいてきます。

 ミステリとしては、いったいどこにミステリがあるのか、最後の四十ページにくるまでわかりませんでした。ミステリとしては、あまりにとってつけたような謎解きでしたし、だからなに? と思いましたが、その疑問はラスト、まさに舞台上で忘れられないかたちで応えられました。ワーグナーのあの音楽と、強烈な脳内の映像。

 前衛演出家たちのキッチュで悪趣味、ややグロテスクな上演のかずかずを、著者が披瀝していたのは、単なる読者への状況説明ではなかったのでした。
 そしてそれをつらぬいて、まさに「女性の愛による救済」のテーマが鳴り響く、ワーグナーの音楽がすべての演出を凌駕して輝いた瞬間。

 ワグネリアンなら(たぶんそうでなくても)、号泣できます。
ジークフリートの剣 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣 (講談社文庫)より
4062776650
No.13
(5pt)

ワーグナーの楽劇の、ひとつの強烈な「上演」のかたち

ディープなワーグナー蘊蓄にあふれた本です。『ニーベルングの指環』の上演史も的確にまとめてあるし、シェローから、クップファー、ウォーナーにいたる現代演出もぜんぶ押さえて復習してくれています。ワグネリアンとしては、こういうタイトルの本に手をのばすのは、「底が浅かったらどうしよう」と微妙に逡巡してしまうのですが、本書にはまったく裏切られませんでした。しかも、それは単なるペダントリーではありませんでした。

 というのが前置きです。

 若い日本人テノールが、バイロイトで『指環』のタイトルロールを歌うことになりますが、この主人公はナイーブな音楽家というよりも、まさにジークフリート、「恐れを知らない」ふてぶてしい性格で、共演のソプラノに誘われたり、ウェイトレスをくどいたり、女性関係も多く、なみの神経ではない青年です。
 事件を乗り越え、いよいよ本番が近づいてきます。

 ミステリとしては、いったいどこにミステリがあるのか、最後の四十ページにくるまでわかりませんでした。ミステリとしては、あまりにとってつけたような謎解きでしたし、だからなに? と思いましたが、その疑問はラスト、まさに舞台上で忘れられないかたちで応えられました。ワーグナーのあの音楽と、強烈な脳内の映像。

 前衛演出家たちのキッチュで悪趣味、ややグロテスクな上演のかずかずを、著者が披瀝していたのは、単なる読者への状況説明ではなかったのでした。
 そしてそれをつらぬいて、まさに「女性の愛による救済」のテーマが鳴り響く、ワーグナーの音楽がすべての演出を凌駕して輝いた瞬間。

 ワグネリアンなら(たぶんそうでなくても)、号泣できます。
ジークフリートの剣 Amazon書評・レビュー: ジークフリートの剣より
4062164531