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万能鑑定士Qの事件簿IV
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万能鑑定士Qの事件簿IVの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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今回も面白い。 著者の別作品「催眠」の主人公を登場させるというので、 どうなるのか心配していましたが、見事な絡みでした。 本シリーズの特徴は推理に占める頁の割合が大きいことでしょうか? 犯人を特定してからそれを披露して・・・のくだりは最後の最後に少しあるだけで、 紆余曲折ある真実までに辿り着くその道筋を重点的に描いているのがとても印象深いですね。 本巻では登場人物の発言に結構笑わせられたのも思わぬ楽しさですね。 「三ツ星レストランで福神漬け要求するくらい場違いかな」発言には笑いましたね。 | ||||
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ある映画のポスターを狙う放火事件が続いていくというお話ですが、全巻と比べると今一歩です。 犯人サイドの描写が最後のシーンまで描かれないからですかね。 結末もなんか拍子抜けですし。 著者の別シリーズの登場人物が出ているようですが、そっちは読んだ事ないので有難味はなかったのですが、ファンには嬉しい限りでしょうね。 こういうのは良いかもしれません。 | ||||
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「ノストラダムスの大予言」って、本当に映画になっていたんですね。 あの当時、「私は結婚もできず、子どもも生めず、死ぬんだなあ」って 子どもながらに暗い気分でいたのを思い出しました。 そんな邦画の知らざる一面を見せてくれる本作。 相変わらず、鑑定士としての豊富な知識は飽きさせません。 思わずググって、「大予言」の映画ポスター探しちゃいましたよ。 そして、あちこちに話が飛ぶようで、「こんなん関係ないやん」と読み飛ばしたくなりますが そこはこらえて、じっくり読んで! 最後に全てのエピソードがまとまって行きます。何度も読んでいますが、さすが手練としかいえません。 ラストは、まさかの結末でした。まんまと作者にしてやられました。くやしいい!!! | ||||
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筆のエンターテイナー、松岡圭祐の新シリーズ第四弾。 プレミアのついた映画グッズばかりが狙われ放火される事件が起こり、鑑定士として莉子は警察の捜査に駆り出されることになる。時を同じくして、一人の臨床心理士が捜査の依頼を受けていた。やがて、莉子はその臨床心理士・嵯峨と出会い、二人は協力して犯人を追うことになるのだが……。 やっちゃったなぁ、というのが正直な感想でした。 松岡さんはシリーズをまたいだり、つなげたりするのが大好きな人で、これまでも「催眠」「千里眼」「マジシャン」「青い瞳のニューアージュ」とかをくっつけたりはしていたのですが、さすがにこれはないだろう、と思っていたのです。 が、やってしまいました。 今回、登場するのは「催眠」シリーズの嵯峨です。 で、問題の本編なのですが、残念ながら「催眠」シリーズのようにも、「千里眼」シリーズのようにも楽しめないものになっていました。 理由は簡単。小説のタイプが合わないからです。 「催眠」「千里眼」は、完全なキャラクター小説ではありません。そこには「大きな物語」や「大きな背景」があり、そして「心理学」という「大きな要素」があります。 ですが、今回のシリーズは明らかにキャラクター小説を目指した小説です。まず「キャラクター」ありきにして、そこから話を作っているとしか思えません。 この二つの小説が合うわけがないのです。 結果は思ったとおりで、とてもがっかりな出来でした。 面白くないわけではありませんが、決して上手くいってはいません。 こういう小説のコラボにありがちな結末にも、やっぱりなぁという残念な気持ちしか起こりませんでした。 たぶん、次からはもうやらないはずです。 ※ほか、いろいろ。 ・松岡さんの作品でオチが読めたのは僕は初めてでした。 ・早く千里眼シリーズを復活してもらいたいものです。 ・星は好きな作家の作品なので当てになりません。 | ||||
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今回のお話は、映画のポスターを巡った、放火事件、です。 どっからどこまでリアルで、どこからフィクションなのでしょうか?? プリティ・ウーマンのポスターの話もリアルみたいですね。 てっきりフィクションだと思っていた、映画(狙われたポスター)のこともリアルなんですね。 思わず検索しちゃいました。 検索して、ヒットする、そこからまた新しい知識(トリビア)が広がっていきます。 本当に不思議な小説です。 それと、この小説に出てくる、小さいエピソードすべて、無駄になりません。 絶対最後につながるのです。 重要なことではないけれど、莉子が事件を解決させるためのヒントになります。 だからこんなに薄くても、なんだか盛りだくさん、無駄がないので楽しいです。 エピを広げすぎて、「あら、あの人、どうなった?」とかあると、気持ち悪くなりませんか? 同じように、犯人から目をそらすための布石なこともありますが。 【以下、ネタバレ…?】 というか、しょっぱなに、作者から親切に「催眠シリーズ(?)」についての説明があります。 小説ゆえに、勝手に想像してしまうので、まんまと引っかかってしまいました。 あと、埼玉県川口市…って実在するの? …ですよね…汗 | ||||
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主人公の莉子のキャラと作品の作風が、 この巻と次のV巻からとで大きく異なってきます。 V巻からは莉子の波照間島で落ちこぼれだった事が キャラの中で大きくクローズアップされて、 それまでよりも明るくけなげな感じがする、 ある意味ではちょっと子供っぽいキャラになってます。 この巻で描かれる莉子は前巻に引き続きクールで、 ちょっと何考えているか判らない危うさがある、 またそこが魅力的な人物像になっています。 作風もちょっと暗い感じでトリックも単純ですが、 あと後になって読み返すと独特の魅力に溢れていると感じました。 | ||||
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【あらすじ】 映画関連グッズのコレクターを狙った連続放火事件が発生。 燃焼したグッズの残骸の鑑定を依頼された万能鑑定士、凜田莉子は持ち前の鑑定眼を生かして鑑定を行い、犯罪に計画性と連続性を見い出し事件を追う決意をすが、警察は異常犯罪の可能性が高い以上は莉子の提示した方法では動けないと難色を示す。 その為、警察の信頼を得る為に臨床心理士、嵯峨敏也に協力を仰ぐ事になるのだが…… 【感想】 当方、作者の過去作である『催眠』シリーズは未読。 なので、本作の面白さは十分に理解できていないかもしれない。 前回の3巻が手堅く纏まった作りだった為、かなり油断して読んでいたが(良い意味で)軽く不意打ちを喰らった。 普段はこの程度の仕込みは気づくとぼやきつつも、今回はうっかり疑うのを忘れてしまった。口惜しや(笑)。 2〜3ヶ月のスパンで、コンスタントにこの水準の小説を書き卸せる作家は非常に貴重だ思います。 小説自体の面白さも勿論ですが、この安定感も人気の秘密だろうなと感じた。 | ||||
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ミステリの中では定石的ではありますが意外な展開です。感心させられたのは暗号の解き方です。暗号そのものの形は古くからある物ですが、この解き方はちょっとひねってあって面白いです。 | ||||
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Qシリーズ4作目となる本書では、松岡氏の代表作「催眠」シリーズの主人公嵯峨が登場します。 目次の後ろには、わざわざ、その旨が記載されています。 「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズの著者、松岡圭祐の小説処女作「催眠」の主人公・嵯峨敏也が、本書に登場する。彼の現在の職場である東京療寿会医大病院で、凛田莉子と初めて出会うことになる。 (中略) なお、事前にこれらの小説をお読みいただかなくとも、本書をお楽しみいただくには支障はない。 これが松岡氏ならではの記述であることに私が気がついたのは読み終えてからでした。完璧にやられました。 嵯峨は、松岡氏の代表作「千里眼」シリーズにも重要な準主役扱いで登場しますが、実は「催眠」の嵯峨と、「千里眼」の嵯峨とは、ディテールが多少異なり、いわばパラレルワールドに存在する別の人物です。本作に登場するのは、初代カローラを操る「催眠」の方の嵯峨です。 嵯峨と莉子という二人の優秀な頭脳が解き明かす今回の謎は、往年の映画のポスター放火事件です。相変わらずマニアックな知識が散りばめられており、雑学好きにはたまらないかもしれません。 細かく章立てしたQシリーズは、リーダビリティも良く、どんどんページが進んで、あっという間に読み切ってしまいます。最初は莉子の観察眼の鋭さに白けた部分もありましたが、4作目ともなると、すっかり慣れてしまっています。これは、松岡作品ならではの現象かもしれません。 せっかくの嵯峨と莉子の二大巨頭の競演でしたが、訳あって今ひとつ嵯峨の出番が薄かったので、今度は本格的に絡む事件を期待します。また、当然ながら松岡作品と言えばこの人、クールビューティー岬美由紀との競演も期待しています。 軽いタッチで楽しく読める娯楽小説というスタンスを崩さない著者に今後も期待しています。 | ||||
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前3作ほど複雑じゃないですが、 表紙からして本格じゃないのはわかるので いいと思います。 | ||||
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ミステリーとしてお粗末な内容だと感じました。 ミステリーを初めて読む方には、文章も読みやすく 登場人物のキャラ立ちも出来ているので良いかもしれません。 しかし、アガサクリスティーなどの本格派ミステリーを好む方では 物足りなさを感じてしまうでしょう。 本作は登場人物の数は十分な割に、犯人候補となりうる人物が少ないため 読者が簡単に犯人を特定できるのも少し残念な点でした。 | ||||
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