■スポンサードリンク
瀕死のライオン
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
瀕死のライオンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
わくわくしながら、一気に読み終えました。 読んで損はない本だと思います | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「宣戦布告」以来、十数年ぶりに読む麻生作品であり、また特殊作戦群が登場と言うことで、氏の取材力でどこまでその実体が書かれるのか期待していたが・・・ とにかく文章が分かりづらい。 他の方のレビューでも文章の下手さが指摘されているが、セリフがブツ切りの言いっぱなしになっており、しかも状況描写や心理描写もほとんど無いため、まるで映画のシナリオを読んでいるようで伏線やトリックがさっぱり理解できない。 また、陸自特殊作戦群の登場人物が「剣先」だの「零次」だの、いかにもなネーミングであり、福井晴敏かアニメの登場人物のようなセンスには興ざめする。 とはいうものの、情報収集衛星の運用などのシーンはリアリティがあり手に汗握る。やはり公安、情報系を書かせたら、麻生幾の右に出る者はいないだろう。 特に、特殊作戦群の潜入部隊がアルミ箔でレーダーリフレクタを作成し、情報収集衛星の合成開口レーダーで探知させるシーンは、なるほど!と感心させられた。 公安、情報系の現状を知りたいと思う方にはオススメ。 特殊作戦群の実態を知りたいと思う方はやめた方がいいでしょう。 情報収集衛星の運用シーンがリアルだったので3点 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本にとって最後の脅威であり、昭和20年8月15日(以下終戦とする)以降、具体的な最初の脅威となりうる可能性が濃厚な国、それが北朝鮮である。上記終戦記念日以降、我々にとってvisibleな脅威があったであろうか?ブラウン管の向こうの恐怖から、今そこにある恐怖との差異を考えると、著者の狙いは非常に理解できる。また、先日韓国へ行った際、今もいずこかに存在するであろう38度線直下の何れかに完成していると思われる北朝鮮から韓国へと続くトンネルなど、北は最初の脅威となりうるだけの力は保持している。 脅威、恐怖により日本を属国とするというその視点は、星3つの価値がある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トム・クランシー原作「Clear and present danger(今そこにある危機)」をプロットとして書かれた本だと思うのだが、芯となる人物がぶれていて物語として面白くない。日本がおかれた現状、武との関わりなど、テーマはふんだんに盛り込まれているけれど、劣化したドキュメンタリーを読まされているようで残念。ジャック・ライアンとは言わないまでも、登場人物に魅力を持たせられなければ、小説としては成り立たない。 しかし、軍事をわかりやすく解説できる能力や、現状に対する危機感を背景とした説得力は非常に鬼気迫るものがあり、日本における軍と政治の関わりを描ける唯一の書き手だと思うので、次回作に大きな期待をしたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半の特殊作戦群や諜報活動に関する詳細・緻密な描写(リアルかどうかは一般人にはどうでもいいですが)にはとても引き込まれました。優れたポリティカル・サスペンスと期待させるに十分な前振りでしたが、実際に作戦行動の描写になったとたん、「卒業試験」で隊員見習い(?)が簡単に北朝鮮の謀略(この謀略自体陳腐では?)を解き明かす重要情報を得たり、先遣の偵察部隊がこれまた簡単に核兵器の隠し場所を確認してしまうのは安易過ぎるのでは? 実行部隊も派手にドンパチやるわりに、作戦自体が「これが目的?」と感じさせるような内容でした。この中途半端さに日本の政治状況に対する皮肉が込められているのだろうが、何もこの程度でチームが玉砕しなくても・・。COといいzeroといい、綿密な取材に基づくリアル(っぽい)な状況設定等好感をもてますが、肝心のストーリーがpoorな気がします。「宣戦布告」以上の作品を期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半の特殊作戦群や諜報活動に関する詳細・緻密な描写(リアルかどうかは一般人にはどうでもいいですが)にはとても引き込まれました。優れたポリティカル・サスペンスと期待させるに十分な前振りでしたが、実際に作戦行動の描写になったとたん、「卒業試験」で隊員見習い(?)が簡単に北朝鮮の謀略(この謀略自体陳腐では?)を解き明かす重要情報を得たり、先遣の偵察部隊がこれまた簡単に核兵器の隠し場所を確認してしまうのは安易過ぎるのでは? 実行部隊も派手にドンパチやるわりに、作戦自体が「これが目的?」と感じさせるような内容でした。この中途半端さに日本の政治状況に対する皮肉が込められているのだろうが、何もこの程度でチームが玉砕しなくても・・。COといいzeroといい、綿密な取材に基づくリアル(っぽい)な状況設定等好感をもてますが、肝心のストーリーがpoorな気がします。「宣戦布告」以上の作品を期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
待望の麻生幾氏の新作上巻はお馴染みのポリティカル・サスペンス中心です。今回は普段の麻生作品と違い、危機が迫っているのか不明瞭であるという変わった状況から始まります。故にピリピリした緊張感よりも粘っこい不安感に満ちた作風。ただ、下巻のコメントにも書きましたが、作中に出てくる自衛隊の特殊作戦郡に関する描写だけはリアルとは言い難く(明らかに嘘っぽく)、それをしつこく繰り返すのが不満です。ケース・オフィサー同様、やさぐれ中年と妙齢美女のコンビというのは良い感じでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現場の状況と政治の狭間に苦悩する自衛隊、という「宣戦布告」の流れと見れば 分かりやすい作品なのだろう。 組織や情報の流れ、舞台となる場所、武器など、大変な事前取材が行われた であろうことは想像に難くないが、そのためだろうか?随分念入りに語られている。 結果、部隊の実働までに随分紙数を費やしてしまった。 登場人物の性格描写も念入りだ。これは必要なことでもあろうが、ちょっと 全体として長め、の感がぬぐえない。 全巻通して場面の切り替えが多く、下手なビデオを見ている感じで、ちょっと チラチラする。 これは趣味の問題であるから、決してくさしているわけではないが‥。 あれだけ冷静さを強調していた隊員が、最後の方で負傷については大変な 精神力を見せるが、同時にかなり情緒的な言動があるのもちょっと意外。 そういえば、多くの登場人物の情緒的側面が本作では随分描かれていることに気づく。 しかし、それがテーマを浮き彫りにする効果を生んでいるとは思えない。 視点がもつれているような、私の何となく抱いている違和感はその辺にあったのだと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
確かに、その取材力や表現力はすさまじかったし、内容も濃かった。しかし、前半は伏線+特殊作戦群の訓練の記述が多く、「宣戦布告」の様な、のっけから興奮の坩堝に叩き込まれる様な展開はなかった。もうちょっと娯楽色があっても、メリハリがあって良かったのでは、と思ったりもしました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!