漂泊の牙

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評判

漂泊の牙の評価:

3.95/5点 レビュー 20件。 B ランク

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平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全42件 41〜42 3/3ページ
No.2
(4pt)

アウトドア

狼に妻を食い殺された男の激烈かつ冷静な復讐追跡劇である。雪の山中で、サバイバルナイフ一本で敵(狼)に向かっていくその描写が良い。冬山、アウトドアファンにはたまらない内容だ。但し、本の中頃で主人公は狼を追いつめて殺してしまう。これでは筋が終わるのではないかと一瞬心配するのだが、心配ご無用。真の敵は狼ではなく人間だった。単なる復讐ならイキがつまるが、主人公の行動を追うドキュメント取材の女が次第に彼に惹かれていく色もちゃんと付けてあるのが心憎い。この本を持って冬山に行き、テントの中で読むと自分も主人公の気分になり、粋がって大胆に山中でビバーグすると死ぬのでご注意。
漂泊の牙 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 漂泊の牙 (集英社文庫)より
4087475131
No.1
(3pt)

マイノリティな生き方

本書に出てくる「山嵜」(サンカ)という存在を知ったのは中学生の頃だったと思う。それまでも畸形であったり、被差別であったり、マイノリティとされる不等に暗部に置かれるモノ、コト、ヒトへの関心は続いている。本書は狼というファクターによって現在の日本の抱える矛盾(それを認めたがらない)の中の真実を暴いてみせる。自分の中の獣性を自覚しないのに限って善人の皮を被ってる。てなことまで考えさせる骨太な小説だ。
漂泊の牙 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 漂泊の牙 (集英社文庫)より
4087475131