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名もなき花の挽歌 イヴ&ローク54



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【この小説が収録されている参考書籍】
名もなき花の挽歌 イヴ&ローク54 (mirabooks)

名もなき花の挽歌 イヴ&ローク54の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

未来世界に古色蒼然たる人間たち

シリーズ第54作目と言う驚異的な長寿ミステリー・シリーズが版元を変え、訳者を代えて登場。2060年代のN.Y.、美人警部と超富豪の夫という「イヴ&ローク」コンビが難事件を解決するお約束パターンは何も変わっていない。
再開発が続くN.Y.の工事現場でホームレス女性の惨殺死体が発見され、現場に駆けつけたイヴたちは、別の一画で解体中の壁から白骨死体が見つかったと知らされる。白骨死体の方は女性と胎児らしい。2つの事件は現在と35年から40年前という時間の差はあれ、ホームレスと妊婦という弱者が被害者という共通点があり、イヴの正義感に火が付いた…。
現在と過去の事件が意外な繋がりを見せるという、よくあるパターンだが、事件の動機、背景、捜査プロセスなどがしっかりしているので、謎解きミステリーとしては合格点。時代は変わっても人間は変わらないという作者の思いが十分に読み取れる。ただ、ロマンス作家として著名な作者だけに全編にロマンス色が濃厚なのが鼻につく。
読者を選ぶ作品であり、ミステリー一辺倒ではなくロマンスが欲しいという読者にはオススメする。

iisan
927253Y1

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