蟻の菜園 -アントガーデン-

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

蟻の菜園 -アントガーデン-の評価:

7.13/10点 レビュー 8件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.13pt

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(6pt)

アイデアは良かったけど、尻すぼみ

10年ほど前に世間を騒がせた「婚活連続殺人事件」を下敷きに、児童虐待をプラスしたサスペンス。話題性はあるものの小説としてはやや物足りない、中途半端な社会派ミステリーである。
実際の事件とは反対に婚活詐欺を働いた女性を「誰もが認める美女」にしたところ、さらに児童虐待を加えて物語を重層的にしたところは良かったのだが、扱う課題が大き過ぎて持て余した感じなのが残念。他のレビューにもあるように、犯行の動機、取材するライターの言動など「これは、ちょっと」が多過ぎた。ただ、終章を含めて全6章のうち第4章まではまずまず読ませる作品である。
時間がある方にオススメ。

iisan
927253Y1
No.2
(6pt)

蟻の菜園 -アントガーデン-の感想

読みやすく面白くないわけではないのですが、
どこかで読んだことのある設定とテイストでラストの真相もなんとなく読めてしまう展開。
他の柚月作品に見られる骨太感を期待していたのですが…。
タイトルも私はしっくりきませんでした。

▼以下、ネタバレ感想

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歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.1
(6pt)

蟻の菜園 -アントガーデン-の感想

タイトルの意味は、蟻と植物の共依存の事で、物語の最後の最後に分かります。
中心人物である二人の姉妹の事を比喩しているのだと思いますが、どこかしっくり来ません。
共生しているという感じはしなかったですね。

ある人物の過去を追って東尋坊へ、なんて、松本清張を読んでいる気にさせられます。
社会派ミステリに分類される作品だと思いますが、清張作品のようなズシッとくるような重厚感はなかったですね。
2時間モノのサスペンスドラマって感じでしょうか。どこか薄いです。
婚活詐欺とか、児童虐待とか、様々な重いテーマが盛り込まれています。
それでいて「薄い」と感じてしまったのは「構成」が原因している気がします。
何人かのレビューアーの方が言われているように動機だったりとかもそうですが、何かしっかり繋がっていないっていうか・・・うまく表現できませんが。
叙述系のトリックを疑いたくなるような趣向が途中から突然現れたりとか・・・で、オチが・・・(唖然)とか。
正直もっとシンプルでよかったのではって思います。
父親殺害だけで終わっても、十分上質のミステリとして成り立ったと思いますけどね。
姉妹に対する肩入れもかなり違うはずですよね。

梁山泊
MTNH2G0O