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わたしたちが少女と呼ばれていた頃の評価:
7.33/10点 レビュー 3件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点7.33pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
わたしたちが少女と呼ばれていた頃の感想
青春時代の女子の騒がしさが伝わってくる作品でした。ラストは落とし所として最適なのか?、と思いましたが、全体を通しては楽しく読めました。
碓氷優佳シリーズエピソードゼロ。倒叙ミステリ三部作で探偵役として活躍する碓氷優佳の高校生時代を描いたエピソードゼロ的作品です。タイトルからは、人間・碓氷優佳を形成するきっかけとなったエピソードでも描かれているのか、など期待していましたが、この頃からキレキレでした。折り返しの「著者のことば」には、三部作を先に読んでいなくても楽しめるとありますが果たしてそうでしょうか。三部作未読の方にとっては、少し読後感の良くない単なる日常の謎風ミステリと感じるのではないでしょうか。しかし、三部作既読であれば、ラストの展開にはニヤニヤなはずです。既読者にとっては、ある意味この作品も倒叙ミステリといえるのではないでしょうか。表装の萌え絵でカムフラージュされていますが、登場するのがあの碓氷優佳である以上、ライトな物語であるわけはないですからね。個人的には「扉は閉ざされたまま」くらいは先に読んでおいた方がいいかなと思います。
碓氷優佳倒叙3部作に続く連作短編集にして最後の碓氷優佳シリーズ。3部作を既読ならば最終話の結末に戦慄させられる。日常の謎の形をとってはいるが、これもある意味では倒叙ものと言える。最後の小春の言葉も切ない。碓氷優佳の純粋で残酷な本質は(3部作を既読の)読者は知ってはいても、これが日常の謎という形をとっているため一時的に忘れてしまう為不意打ちを食らわされる。
青春時代の女子の騒がしさが伝わってくる作品でした。ラストは落とし所として最適なのか?、と思いましたが、全体を通しては楽しく読めました。