世界の果て
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あとがきで、「世の中に明るく朗らかな小説だけしかなくなったら、それは絶望に似ているのではないかと個人的には思っている」と書かれてあるように、自分の作品を暗いと言われているのが面白かったです。私としては、その暗さをもっと深く表現したところを見たかったので、☆三つで。どん底の暗さ、内面的な暗さとか、崩壊していく、堕ちていく暗さ。いろいろあって良いと思うのに、短編とあって、やはり、中途半端でした。暗さの先にある残酷なストーリー。最終的に何らかの救いがあったり無かったり。あと、救いももっと別にあったろうに…。と全体的に、もう少し深みがあって欲しかった。何か物足りない。暗さの押し売りというか…。 最初は、退廃的なのかとも思ったけど、そこまで行ってない気もしてきた。 暗い話って、暗いだけではなく、何か「サジェスチョン」が隠れていてるものだけれど、この作品にはそれが無かった。 勿体ない感じがした。 だから、ふんわり読めて、単に「暗いな、…で、何が言いたかったのかな」と感じて終わる人が多いかも。 でも、暗いことに憧れを持っている、至極若い世代には受けが良いかも。 こういう世界もあるんだな、と、刺激的な話が多いから。 若いころって、何か、儚い、暗い、つかみどころのない世界が好きだったりするから。 私は、もう、結構落ち着いてきたので(笑)、いまひとつ、かな。 | ||||
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表題作の「世界の果て」が書かれたのは2006年。 著者の出世作、「掏摸」が書かれる3年前だ。 そう考えて読むと、彼がこの後書くことになる小説のエッセンスが、 この短篇集にかなり詰まっているように感じられた。 あとがきにもあるが、収録作「月の下の子供」は、 芥川賞を受賞した『土の中の子供』と呼応するものであるし、 火のイメージや、深夜に缶コーヒーを買う行為、ゴッホの絵への傾倒など、 それぞれの作品に、その後の彼の作品でたびたび扱われる モチーフや価値観が登場する。 近作と比べると、文章はかなり固い印象があるが、 何度か読み返すと、ほぐれてくる。 「ゴミ屋敷」に含まれるブラックユーモアには、 いままで感じたことのないような奇妙な笑いが潜んでいる。 鬱屈を退廃的に描いた「戦争日和」も素晴らしい。 著者の作品を読んでいくうえで、外せない一冊であると思う。 | ||||
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ピンとこんかったし、読むのに疲れた。何が言いたいんかわからん。 | ||||
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俺個人の主観ですが、理想的な小説です。ぜひ買ってください。。。 | ||||
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現実離れしたモチーフやと会話によって織り成された作品群が並んでいる。 「リアリティがない」「作り話めいている」という批判はあたらないだろう。 最初からリアリティのある作品を作ることを作者が放棄しているように思われるからだ。 どの作品にも共通しているのが混沌とした読後感。 「狂気」と言えるほどの鋭さや烈しさはなく、まるで気色の悪い悪夢を見続けているような感じがした。 作者の私的な呟きがちりばめられているような、そんな生々しさを覚えた。 正直なところ、個々の作品としての完成度は高くないと思う。だが、その反面、作者の肉声を聞いたような生々しさ が際立っているような印象を受けた。 | ||||
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