嘆きの橋
- 警察小説 (526)
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戦後の東欧の国で惨殺事件が起こり・・・というお話。 まだ、民主化していない頃の東西冷戦の真っただ中で起こる殺人を追及するうちに国家規模の謀略が浮かびあがり・・・という展開は、それ程珍しくない、割とありふれた作品の様に思いますし、実際にそういう部分もありますが、この時代を象徴する様な静謐な暗さが行間から立ち上ってくるので、その雰囲気に浸れればこれ以上はないというぐらいに面白く読めます。 共産主義と資本主義の国が対立していた頃は真面目に深刻な時代だったそうですが、本書でもその時代の空気、どこか重苦しい感じが作品に奥行きを与えており、新人らしい危うい熱気を孕みつつも新人らしからぬ完成度を見せるという、デビュー作でここまで書けたら凄いと思いました。 主要登場人物が後の作品にも登場するという事でこれからの期待を込めて、☆の数はここまでにしておきました。いずれ最高得点を与えたくなる存在になるでしょう。 デビュー作でここまで書けたら凄い秀作。機会があったら是非。 | ||||
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あまりに陰惨なストーリーなので途中で読み止めました。 自分が年を取ったことを自認した次第です。 | ||||
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かって私がジョン・ル・カレの小説を読み漁ってたのを知ってる友人からカレに迫る読み応えと聞き読んでみました。 私はまったくカレの作品と同質のものは感じませんでした。 がおそらく舞台は第2次世界大戦後の東欧諸国であろうと思いますがそのあたりの暗い世界観は平和ボケの日本人の私には結構新鮮でもあり引き込まれて読みました。 同作家の作品「ツーリスト」(映画化されてます)は冷戦時に多く読んでた英国のスパイ小説、フリーマントルの作品を思い起こしましたが。 今後もう少し読んでみたい作家です。 | ||||
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ミステリーとしてはかなり甘いのですが、物語としては水準以上に楽しめした。 ご都合主義的な展開が目に付くものの、なぜか主人公が同僚から無視され殴られる冒頭の鬱屈した閉塞感の中から、決してスーパーマンではない若者の成長物語が描かれています。 成長したか?というと怪しい面もありますが、周囲とぶつかり、悩み傷つき傷つけながら、真相に向かってひたむきに突き進む主人公の姿は胸を打つものがありました。 主人公と同じくらい不器用な他のキャラクターも短い描写ながら精彩を放っており、続編も読みたいと思いました。 | ||||
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東西冷戦初期、東欧の架空の共産主義国家を舞台にした異色作。配属されたばかりの新人捜査官エミール・ブロードは、なぜか上司・同僚から、ただの新人いじめとは思えないひどい仕打ちを受ける。ようやく殺人事件の捜査を担当させてもらうが、大物政治家が事件に関わっている疑いが浮上して…。 法や正義が権力者の恣意で左右される独裁国家において、良心に従って職務を遂行しようとする警察官の苦闘…という意味では、トマス・フラナガンの「アデスタを吹く冷たい風」に似てなくもない。ただし「アデスタ…」のテナント少佐が、ひねりの効いた面従腹背で魅せてくれるのに対し、本書のエミールはまだ若いという事もあり、がむしゃらでやけっぱちである。それが悪いと言う気はない。だが、エミールがやけになる気持ちが、頭では理解できない事はないが、心情的にしっくり伝わって来ないので、どうも話に乗れなかった。さらにストーリーそのものも、最後まで読んでも何だかよくわからず、煙に巻かれたような気がした。 | ||||
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