ゲルマニウムの夜
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種別
長編
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あらすじ
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評判
ゲルマニウムの夜の評価:
8.00/10点 レビュー 1件。 B ランク
ゲルマニウムの夜の総合評価:
6.88/10点 レビュー 32件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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アスピラントとのセックスの描写で、<女の積極的な行動と体勢は記述をはばかられる>とあり、あえて過激な性的描写を避けたのか不明ですが、その辺をきちんと書いて欲しかったので、少しだけ残念です。
第2話の「王国の犬」ですが、私事で恐縮ですが子供の頃、友人と二人で先輩を漁網にぐるぐる巻きにして泣かしたことがあり、やはり子供や少年にはそのような残虐性が潜んでいるのだと振り返り、結構この主人公に共感してしまいました。
第3話の「舞踏会の夜」ですが、舞踏会とはそう言う意味であったかと、読んでみて納得しました。主人公が三浦の傍若無人ぶりに堪忍袋の緒が切れて、男性性器を強く蹴るシーンは(小説の中では蹴る理由は違っていますが)読んでいてすっきりしました。主人公がこのままやられっぱなしなのは虚構の世界の小説とは言え、辛いものがあります。現代社会に置いても、いじめ問題は学校でも会社でもどこでもありうる話で、この小説もそれに対して深い示唆をあたえてくれます。
全体的な感想としては、作者はキリスト教の矛盾を鋭く指摘していて感心しました。例えば、カトリックが真の宗教ならば、天皇制と相容れることなどあり得ないとか、モスカ神父が「神をつくったのは人間だ」と主人公に反論するシーンなど。ただ、議論の中で説明になっているところが多く見られ、その辺は説明ではなく描写するなりなんなり、別の方法で表現して欲しかったと思います。何れにしても、とても素晴らしい作品で大変気に入っています。