レックスが囚われた過去に
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
レックスが囚われた過去にの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
レックスが囚われた過去にの総合評価:
10.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
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ストーリーは刑務所にいた母親が死に、財産管理のため、それまでバラバラに暮らしていた兄弟達に主人公レックス(アレグザンドラ)が会いに行く事から始まる。
彼らの父親は宗教に入れ込み、自ら教会を立ち上げるが失敗。家庭は食べるものにも事欠き、7人いる子供への対応も次第に変化。レックスとその妹は鎖で繋がれ幽閉される生活となるが、レックスが脱出し事件が明るみに出る、という過去が主人公とその兄弟達の人生につきまとっている。
しかしその過去との向き合い方は兄弟それぞれ様々だ。自らの過去を売り有名人になる者、親を赦そうとする者、自分の過去が売り物にならず落ちぶれた者、事件の事も自らの出自も知らない者。。。その中でレックスは最も過去に縛られず生きているように見えたが、果たしてそれはどうだったのか、を最後に問われる事となる。
あおり立てるようなケレン味もなく、ミステリやサスペンスというよりは、凄惨な過去と人がどう向き合うのかを語る物語となっている。
訳者あとがきに詳しいが、この物語に元となった事件があったわけではないが、参考にした事件はいくつかあるという。
報道では日々児童虐待のニュースが絶えないのは小説の舞台である英国でも日本でも同様である。幼少年期に虐待を受けた(あるいは他の原因で結果的に子供の心に傷を残すような出来事は多々あるだろう)子供達が事件の発覚後にどう人生と向き合っているのか知る機会は少ない。
最近、家庭が崩壊してしまった事に端を発する狙撃事件があったばかりで、ちょうど本書を読んでいる時にその報道を目にする事となった。報道読者はもっとこうした「家庭の事件」「家庭の問題」を抱えたまま成長していく人々を理解する機会ではないだろうか。