ポー殺人事件
- 北欧ミステリ (199)
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中盤までは時間と場所と人、それぞれがあっちにとんでこっちにとんで、テレビのクイズ番組などにある「じつはこれ!!」と言ってモザイクかけたり○○と文字を隠す、あのもやっと感で進んでいく。 そのうち一気に話がつながりだして冷静さを欠くくらい引き込まれるように読んでしまった。 中盤の面白さまでの道のりがちょっと長め。 最後の最後は、う~ん、そう来るかな・・・と思った(犯人のことではなく)だけど、全体としては面白いと思う。 個性的な凝った猟奇殺人ではある。 | ||||
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著者のデビュー作(2011年)とのこと。丁寧な筆致と構想の大きさは才能を感じさせてくれます。 断片的な構造は 作為的に三種類のプロットを分割していると思われ、その分割が読み易いか否かが各自の評価に引っかかるかも…。個人的には、主要人物の三視点は時間的な移動が激しく 手がかりを再確認するために何度か遡る手間が必要なのですが、区切りが細かいので容易に読み直すことが出来ると感じました。後は、数百年の時代と物理的距離を跨ぐスケールや中世の描写は上手く、手がかりの散りばめも見事でした。 以下、ややネタバレ… タイトルに惹かれ購入したのですが、人物としての「ポー」は殺人現場が ”ポーミュージアム” だった程度の関係で、ほとんど別の "闇の物語" が主軸となります。 二人の刑事が現代のタイムスケールで活躍し、ダークでいて、どこか眩しくも儚い光を想像させるのは北欧の風景が絡むからでしょうか。良質な北欧ミステリーと言えると思います。 *細かな事で恐縮ですが、p292のパートタイトルが2020に誤植。。>< | ||||
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原題は翻訳サイトで見てみると「恵みの時代」という意味のよう。 読み終えてもあまりピンと来なかったくらいなので、この邦題にしたのでしょう。 物語の重要なカギになるのは、ポーやその著作ではなく、500年前の司祭の書物。 この人物や書自体は架空のものですが、実在の歴史人物も登場する過去パートがところどころに挿入されています。 メインは現代のアメリカとノルウェーの二つの国を舞台にじっくりと話が進行していき、事件がつながる後半からは一転して物語が加速して、目まぐるしい展開に。 以下、少しネタバレあり。 私はミステリを読んでいても、あまり犯人当てを意識しないタイプなのですが、珍しく本作では犯人の予想が当たりました。 それは証拠や証言などの伏線からの推測ではなく、作者がくれたある人物によるメタ的なヒントによるものでした。 こういったお遊び的な要素も楽しいノルウェー産ミステリです。 | ||||
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