キリンの涙
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ボツワナ唯一の女探偵、マ・ラモツエのシリーズ第2弾。1冊目はまだ私にとっては、これまで全く知らなかったボツワナのこと、アフリカの風習などに少しずつ触れていったという、いわば「導入編」的な要素が強かったのですが、2冊目ともなると、登場人物ともなじみができて、一層楽しめました。ヨーロッパともアジアとも違うアフリカ独自の伝統や風習にラモツエたちがプライドを持ち、安易な近代化(=欧米化?)を嘆いているところ、他方で、アフリカの中でも各国それぞれに特徴があって(当たり前なんでしょうが)、そのアフリカの中でもボツワナが一番、と、ラモツエたちがさらにプライドを持っているところが、とても興味深かったです。 そんなアフリカの日常生活。どこの国にも共通のいさかいもあれば、アフリカならではの、事件もある。白人から見たアフリカ観へのソフトな反論もある。そんないろいろな出来事が、アフリカ流のゆったりした時間の流れを感じられるように描かれているのは、作者がアフリカで育ち、その後ヨーロッパ社会でも暮していて、両方の視線をよく理解できているからなのだと思いました。翻訳は4冊目までのようですが、是非とも全シリーズ翻訳してほしいところです。 | ||||
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2巻目なので、大分アフリカ式の進行に慣れましたが(?)(^.^)、婚約指輪のダイヤモンドに 対するミスター・J・L・B・マテコニの素朴な考え方には感動します。 二人の恋愛に関して情熱的な記述は一切無く、指輪を貰ってマ・ラモツエが泣く場面も淡々と 語られます。でも、全体的に言外に訴えるものが多い気がする。 マ・ラモツエの探偵手腕はもとより、さりげなく触れられている白人とのかかわりや、ボツワ ナの歴史に関する記述など、読み返すたびに気づくこともあり、なるほど、こういう力のある 本だから口コミでここまで広がったのだなと思わされました。 | ||||
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待望のミス・ラモツエの事件簿シリーズ第2弾!読んでいてボツワナの大地や空が目に浮かんでくるようです。今作も様々な事件や人生の回想があります。ミス・ラモツエを罠に嵌めようとするメイドの話や車椅子の少女とその弟の話など読むものを飽きさせない展開です。ハラハラドキドキと言うよりも、どこかやんわりと事件を解決していくのがラモツエ式ですね。依頼人の気持ちが分かる探偵、それがミス・ラモツエでしょう。またまた読み終わるのが惜しくなってくる作品でした。 | ||||
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第1巻の最後で、マ・ラモツエが婚約してしまうので、”ミス”・ラモツエというシリーズタイトルは大丈夫かと心配したが、とりあえず今回は前回からの直接の続きで、お相手になるラ・マテコニは婚約者のまま。 それはともかく、ミステリの醍醐味は動機と機会の解明にあり、アフリカのボツワナ共和国にかかわりのあるひとの動機と機会はそれなりの地域的独自性を持つということで、この本では期待通りに独特の動機と機会の解明を堪能できた。アフリカ/ボツワナという自然と現代文明の独自の会合点における女性探偵ミス・ラモツエの活躍が、第1巻で人物紹介が住んでいることから来る余裕を持った語り口で、アフリカ情緒たっぷりに、物語としての統一感を持って味わえる第2巻。 | ||||
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