(短編集)

起終点駅(ターミナル)

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初版刊行(参考)
種別
短編集
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あらすじ

2024年07月12日 起終点駅 (講談社文庫 さ 128-3)

愛する女性を失い、己を罰するように生きてきた鷲田完治。国選弁護人として静かに暮らす彼の前に、弁護を担当した椎名敦子が現れる。ある人を捜してほしいという。個人の依頼は受けないはずだったが、寄る辺のない彼女の人生を知り、やがて完治の心は動き始める(表題作「起終点駅」)。北海道に生きる人々の孤独と光を描いた名篇集。(「BOOK」データベースより)

評判

起終点駅(ターミナル)の評価:

6.00/10点 レビュー 2件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.00pt

起終点駅(ターミナル)の総合評価:

7.59/10点 レビュー 59件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.57
(4pt)

さすがです

本も新しくてよかったです。内容は、さまざまなシチュエーションの人たちが描かれ、釧路の暗く寒い夏の雰囲気の小説群。大ファンとしてはやめられない。
起終点駅(ターミナル) (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)より
4094061363
No.56
(4pt)

大卒者ばかりじゃつまらない

映画『起終点駅ターミナル』(2015年制作)を観て桜木氏に憑りつかれた私は、本を漁りはじめているのだが、映画の原作となったこの本は、桜木作品にしては少し趣向が違うと感じた。その理由は、社会の底辺にいて、問題は自分に学歴がないからだと諦観して、階梯思考を捨て、それでも自棄に陥らず、世間に伍して行く姿を丁寧に描いてゆくというのが、桜木文学の最大魅力と考えて来たからである。

本書は違う。この短編集に登場する主人公的な人物は、最後の一篇を除いて、エリート会社員であり、神父であり、新聞記者であり、弁護士であり、北大出の失業者であり、皆が一流大学を出ている。彼らの相方として先に述べたような人々も登場するが、なにしろ語り手が大学卒なので、相方との間に距離が生じてしまう。

大学出を眼の仇にするわけではないが、現在四年制大学への進学率が50%を超え、当然作家もその中におり、と言うことは、多くの作家の家庭は「中流」で、作家デビューする前は、執筆に時間を割ける比較的余裕のある優良企業に就職できたり、或いは親の金を当てにしたり出来る身分なので、通常それより下の階層が見えない。登場人物も必然的に大学卒となる。

勿論大卒者でも、「こんなはずではなかった」と儘ならぬ人生を悔やむ輩らはいる。だが彼らには学生時代の(あてにできる)多少の友人もいるし(いないのは大勢の学生がいるキャンパスで人付き合いの機会を意識的に避けてきた彼らが悪い)、物おじしない学歴もあるし、それに弁もたつ(立たないのは学業に励まなかった彼らが悪い)。

勿論、小説が描く、一度はこういった挫折を味わった大卒者からも大成する人物は出る。そうでなくとも非大卒者には与えられていない転運の機会は多い。

桜木氏は、そんなことはない、私の描く人物を見てもっと良く観て欲しい。とおっしゃるだろう。小説は階層を書くものではなく個人を書くものだと。当然そんな指摘は気にも留めないだろう。あえて領域を少し拡げたかったのかもしれない。だが、世の中には、依然として、半分近くの非大卒の老若男女が、余り日の当たらぬ場所で、自暴自棄にもならずに、「必死で流されて」いるのだ。目移りはしない方が良い
起終点駅(ターミナル) (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)より
4094061363
No.55
(4pt)

大卒者ばかりじゃつまらない

映画『起終点駅ターミナル』(2015年制作)を観て桜木氏に憑りつかれた私は、本を漁りはじめているのだが、映画の原作となったこの本は、桜木作品にしては少し趣向が違うと感じた。その理由は、社会の底辺にいて、問題は自分に学歴がないからだと諦観して、階梯思考を捨て、それでも自棄に陥らず、世間に伍して行く姿を丁寧に描いてゆくというのが、桜木文学の最大魅力と考えて来たからである。

本書は違う。この短編集に登場する主人公的な人物は、最後の一篇を除いて、エリート会社員であり、神父であり、新聞記者であり、弁護士であり、北大出の失業者であり、皆が一流大学を出ている。彼らの相方として先に述べたような人々も登場するが、なにしろ語り手が大学卒なので、相方との間に距離が生じてしまう。

大学出を眼の仇にするわけではないが、現在四年制大学への進学率が50%を超え、当然作家もその中におり、と言うことは、多くの作家の家庭は「中流」で、作家デビューする前は、執筆に時間を割ける比較的余裕のある優良企業に就職できたり、或いは親の金を当てにしたり出来る身分なので、通常それより下の階層が見えない。登場人物も必然的に大学卒となる。

勿論大卒者でも、「こんなはずではなかった」と儘ならぬ人生を悔やむ輩らはいる。だが彼らには学生時代の(あてにできる)多少の友人もいるし(いないのは大勢の学生がいるキャンパスで人付き合いの機会を意識的に避けてきた彼らが悪い)、物おじしない学歴もあるし、それに弁もたつ(立たないのは学業に励まなかった彼らが悪い)。

勿論、小説が描く、一度はこういった挫折を味わった大卒者からも大成する人物は出る。そうでなくとも非大卒者には与えられていない転運の機会は多い。

桜木氏は、そんなことはない、私の描く人物を見てもっと良く観て欲しい。とおっしゃるだろう。小説は階層を書くものではなく個人を書くものだと。当然そんな指摘は気にも留めないだろう。あえて領域を少し拡げたかったのかもしれない。だが、世の中には、依然として、半分近くの非大卒の老若男女が、余り日の当たらぬ場所で、自暴自棄にもならずに、「必死で流されて」いるのだ。目移りはしない方が良い
起終点駅(ターミナル) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル)より
4093863180
No.54
(5pt)

面白い

満足
起終点駅(ターミナル) (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)より
4094061363
No.53
(5pt)

面白い

満足
起終点駅(ターミナル) Amazon書評・レビュー: 起終点駅(ターミナル)より
4093863180

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