ギキョウダイ
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 | 2017年02月15日 ギキョウダイ サッカーが好きな少年・六村終夜は、クラスメイトの相楽天晴がサッカーの真の天才であることに気づく。たちまち頭角を現し、日本サッカーを変革、さらにワールドカップで圧倒的な力を示す天晴。繊細な彼を支え続ける終夜。だが突然、破局は訪れた・・・! その裏側で蠢く、人を支配するためならば手段を選ばぬ怪物。ぬめりとした悪意、果てしなき絶望。禁断の暗黒系ミステリー! 『天久鷹央の推理カルテ』シリーズ、『仮面病棟』の知念実希人氏から震撼コメント! 「濃密に熟成された悪意の毒が、あなたの臓腑を腐らせる」(「BOOK」データベースより) |
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| 真剣にサッカーに取り組みワールドカップで活躍することを誓い合った男たちの物語かと思いきや、裏ではとんでもない陰謀が隠されていた。 前作「キョウダイ」の続きとのことだが、「キョウダイ」を読んでいなくても読み進めていける展開となっていた。 第1部は謎の男からの目的が分からない依頼があり、二人の男の人生が翻弄されていく。 第2部はサッカー好きの少年たちが努力を重ねてプロを目指していく一途な姿が描かれている。 ところが、第3部では形をガラッと変えて、支配者たちの目論見が明らかになっていく。 二転三転する展開に最後まで目が離せなかった。 最後は複雑な終わり方だったが、著者の作品はまた読んでみたいと思った。 | ||||
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| 「キョウダイ」の続きです。 全然違うお話なので、前作を読んでいなくても本作は問題なく読めるとは思いますが、登場人物がダブっているので、読んでおいたほうがより楽しめるのではないかと感じました。 最初はミステリ、それからサッカー青春小説になり、忘れた頃にまたミステリに戻るという感じです。とても読みやすく、サッカーのことは全然興味がありませんが、するするっと読めました。 「キョウダイ」の続きということで、ある程度は嫌な展開になるとは思っていましたが、中盤を占めるサッカーの青春話がそれでもかというくらいに清々しすぎて、その裏で起こっていることのギャップにぞっとさせられました。 | ||||
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