ララバイ
- 幽霊屋敷 (45)
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チャック・パラニュークらしい現代社会の歪みを皮肉るようなリアリティのある物語を軸に、魔術や魔女といったフィクション要素を融合させ、独特の世界観と驚きの展開が繰り広げられる作品 今作でも、グロテスクとも言える詳細な場面描写、驚きのうんちく、時系列の入れ替え、定型表現の繰り返しなど、パラニュークらしい作風は顕在であり、著者のファンには楽しめる作品だろう 個人的には物語全体としてそれなりに楽しめたが、少しグロい描写が多すぎる、特にオイスターがヘレンにした仕打ちが余りにも酷すぎて胸糞が悪かったのと、その後の肝心の結末が書かれていなかったのは残念だった 余談だが、うんちくが多いところなどオイスターが若干タイラー・ダーデンと被って見えて、主人公の語りが映画ファイト・クラブのエドワード・ノートンの声で再生されてしまうのは私だけだろうか | ||||
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ちゃんと丁寧に全部の伏線を拾ってくれるので安心して読める。あと、魔術が話の内容と地続きになっていてリアル。 | ||||
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説得力ある発展形の話として、殺せるなら殺さないと意味がないのよ。倫理の問題じゃないんだ。人間がそうできてる。 | ||||
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「ファイトクラブ」「サバイバー」「インヴィジブル・モンスターズ」では奇才ぶりを縦横に発揮してきたチャック・パラニュークだが、その奇才ぶりは本書では抑えられ、時空列の攪乱もなく、ストレートに、スムーズに読める。 ストーリーも、特に斬新なわけではない。 乳幼児突然死症候群を取材する新聞記者ストリーターは、悲劇に見舞われた家に残された「世界の歌と詩」という本に注目し、その27ページ目の「間引きの歌」が死をもたらす呪文と知る。 もしもこの呪文をテレビやラジオで流したら?世界の人口問題は一気に解決する。 ストリーターは、幽霊屋敷を売り付ける不動産や・ヘレン、その秘書で魔女クラブを主催するモナ、モナの恋人で、ファナチックなエコ主義者オイスターとともに、残存する本を破棄するためにアメリカ大陸を横断する。 ね?ちっともま新しくないでしょう? しかも、この作品には明らかな欠点というか、欠陥がある。 まず、ストリーターとヘレンの恋だが、これはなんだ?一片の魅力もない中年の男女、ピークとなるはずの遊園地の描写にも情緒がまったく感じられない。 また、モナの魔女ぶりが幼稚で、白魔女にハマる小学生みたいなのもしらけてしまうし、オイスターに至っては登場させる必要がそもそもあるのかどうか。 それにも関わらず、本書からは何かとても切迫したものが伝わってくる。その正体はなんだのだろう? おそらくそれは読み手によって異なるだろうが、私にとっては「生きることの呻き」「ぎりぎりのところでの祈り」だった。 ストリーターの述懐を待たずとも、彼が妻子に何をしたのかはわかってしまう。 だが、後書きを読んで、パラニュークの父親がどのような犯罪の犠牲となったかを知り、虚をつかれた。 人は誰でも、愛する者を死に至らしめる原因となり得るのであり、何をしたかと同時に、何をしなかったかを問われる。 死を解放ととらえない限り、人間存在には救いはない。 そして、生きていれば、「愛する者を失うよりも悪いこと」が起きる。 しかし、読後は明るいと言っていいほどで、賢者を意味する[sage]が、部長刑事を差すというのも、また妙である。 パラニュークの邦訳は5冊で止まっている。 死を意識することにより輝く生の実感(「ファイトクラブ」「サバイバー」)、人間として当たり前の、ささやかな幸せを求める叫び(「インヴィジブル・モンスターズ」「チョーク!」)、そして、本書。 新たな作品の邦訳を待つ。 | ||||
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内容は読んでくださいと言うしかないのですが、 現在一番好きな作家です。 現在性を感じます。 この本以降のものが翻訳されていないのが非常に残念です。 だれか訳してもらえないでしょうか? | ||||
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