ララバイ



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

0.00pt (10max) / 0件

Amazon平均点

4.18pt ( 5max) / 11件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []B
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2005年03月
分類

長編小説

閲覧回数833回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数0

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ)

2005年03月24日 ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ)

古代より伝わる「死の歌」は僕たちの世界を滅ぼすのか?乳幼児ぽっくり病の取材を進める新聞記者ストリーターは奇妙な事実に突き当たる。死亡した赤ん坊たちの家にはすべて、『世界の詩と歌』という本が置かれていたのだ。やがて、その中の一篇、アフリカ起源の子守歌に聴いた者を瞬時に殺害する魔力があると判明する。もし、この歌がラジオやテレビで流されたら?電話一本で証拠もなく誰かを殺せてしまうとしたら?僕たちが聴く音という音に歌が混じるかもしれないとしたら?戦慄に身を震わすストリーターは、この「間引きの歌」の秘密を知る魔女崇拝者のモナ、環境テロリストのオイスター、そして幽霊屋敷専門の不動産業者のヘレンとともに現存するすべての『世界の詩と歌』を処分するアメリカ横断の旅にでる。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

ララバイの総合評価:8.36/10点レビュー 11件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

現在レビューがありません


※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11:
(3pt)

リアリティとフィクション

チャック・パラニュークらしい現代社会の歪みを皮肉るようなリアリティのある物語を軸に、魔術や魔女といったフィクション要素を融合させ、独特の世界観と驚きの展開が繰り広げられる作品

今作でも、グロテスクとも言える詳細な場面描写、驚きのうんちく、時系列の入れ替え、定型表現の繰り返しなど、パラニュークらしい作風は顕在であり、著者のファンには楽しめる作品だろう

個人的には物語全体としてそれなりに楽しめたが、少しグロい描写が多すぎる、特にオイスターがヘレンにした仕打ちが余りにも酷すぎて胸糞が悪かったのと、その後の肝心の結末が書かれていなかったのは残念だった

余談だが、うんちくが多いところなどオイスターが若干タイラー・ダーデンと被って見えて、主人公の語りが映画ファイト・クラブのエドワード・ノートンの声で再生されてしまうのは私だけだろうか
ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152086238
No.10:
(5pt)

面白い

ちゃんと丁寧に全部の伏線を拾ってくれるので安心して読める。あと、魔術が話の内容と地続きになっていてリアル。
ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152086238
No.9:
(4pt)

「どくさいスイッチ」の、

説得力ある発展形の話として、殺せるなら殺さないと意味がないのよ。倫理の問題じゃないんだ。人間がそうできてる。
ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152086238
No.8:
(4pt)

「奇才」を返上したパラニューク

「ファイトクラブ」「サバイバー」「インヴィジブル・モンスターズ」では奇才ぶりを縦横に発揮してきたチャック・パラニュークだが、その奇才ぶりは本書では抑えられ、時空列の攪乱もなく、ストレートに、スムーズに読める。

ストーリーも、特に斬新なわけではない。

乳幼児突然死症候群を取材する新聞記者ストリーターは、悲劇に見舞われた家に残された「世界の歌と詩」という本に注目し、その27ページ目の「間引きの歌」が死をもたらす呪文と知る。
もしもこの呪文をテレビやラジオで流したら?世界の人口問題は一気に解決する。

ストリーターは、幽霊屋敷を売り付ける不動産や・ヘレン、その秘書で魔女クラブを主催するモナ、モナの恋人で、ファナチックなエコ主義者オイスターとともに、残存する本を破棄するためにアメリカ大陸を横断する。

ね?ちっともま新しくないでしょう?

しかも、この作品には明らかな欠点というか、欠陥がある。
まず、ストリーターとヘレンの恋だが、これはなんだ?一片の魅力もない中年の男女、ピークとなるはずの遊園地の描写にも情緒がまったく感じられない。

また、モナの魔女ぶりが幼稚で、白魔女にハマる小学生みたいなのもしらけてしまうし、オイスターに至っては登場させる必要がそもそもあるのかどうか。

それにも関わらず、本書からは何かとても切迫したものが伝わってくる。その正体はなんだのだろう?

おそらくそれは読み手によって異なるだろうが、私にとっては「生きることの呻き」「ぎりぎりのところでの祈り」だった。

ストリーターの述懐を待たずとも、彼が妻子に何をしたのかはわかってしまう。
だが、後書きを読んで、パラニュークの父親がどのような犯罪の犠牲となったかを知り、虚をつかれた。

人は誰でも、愛する者を死に至らしめる原因となり得るのであり、何をしたかと同時に、何をしなかったかを問われる。
死を解放ととらえない限り、人間存在には救いはない。
そして、生きていれば、「愛する者を失うよりも悪いこと」が起きる。

しかし、読後は明るいと言っていいほどで、賢者を意味する[sage]が、部長刑事を差すというのも、また妙である。 

パラニュークの邦訳は5冊で止まっている。
死を意識することにより輝く生の実感(「ファイトクラブ」「サバイバー」)、人間として当たり前の、ささやかな幸せを求める叫び(「インヴィジブル・モンスターズ」「チョーク!」)、そして、本書。
新たな作品の邦訳を待つ。
ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152086238
No.7:
(5pt)

パラニューク最高

内容は読んでくださいと言うしかないのですが、
現在一番好きな作家です。
現在性を感じます。
この本以降のものが翻訳されていないのが非常に残念です。
だれか訳してもらえないでしょうか?
ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:ララバイ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152086238



その他、Amazon書評・レビューが 11件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク