ジョイランド
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初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
2,632回
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4回
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あらすじ
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評判
ジョイランドの評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 B ランク
ジョイランドの総合評価:
7.77/10点 レビュー 31件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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現在は六十歳を過ぎた本作の主人公デヴィン・ジョーンズが、二十一歳の大学生だった1973年の秋に体験した忘られぬ出来事を回想するという設定で、当時のことが綴られていきます。
舞台は、タイトルにもなっている〈ジョイランド〉て名前の遊園地。ディズニーランドみたいな娯楽施設とは一線を画した、昔気質(むかしかたぎ)のオールド・タイプの遊園地。園内にある様々な乗り物のなかでも、〝カロライナ・スピン〟という名前の観覧車(文庫本カバーのイラストにも描かれていますね)が活躍?します。
〈ジョイランド〉にアルバイト要員として雇われたデヴィン青年が奮闘する様子や、彼の周りで働く先輩従業員たちや同僚たちとの交流が生き生きと描き出されていく序盤は、この作者ならではの臨場感ある雰囲気作りの巧みさ、書き込みの上手さでもって堪能させてくれます。
わけても胸が熱くなったのが、〝ぼく〟ことデヴィン青年が、〝ハウイー〟て名前の犬の着ぐるみを着て、慣れないなかで何とかして小さな子どもたちを楽しませようと汗だくになるシーン。こうした描写、場の雰囲気を醸成していく筆致が鮮やかで、そのシーンが映画みたく脳裏に浮かび上がるんですよね。「キング、やっぱ、こういうとこ、上手いなあ」と思いましたです。
それと、語り手の〝ぼく〟がマイク少年とその母アニーと出会う場面、凧(たこ)揚げのシーンはインパクトがありますね。ていうか、このシーンが後になって効いてくるんです。あまり言うとネタバレになっちゃうからこのくらいにしときますが、〝スピン〟て観覧車が回る光景とともに、〝ぼく〟とマイク少年、母親のアニー、ジャックラッセル・テリア犬のマイロがするこの凧揚げのシーンは忘れられません。
訳文は、たまに硬い訳語があって引っかかりましたが、総じて意味の掴みやすい文章でしたね。少なくとも、読みづらい文章ではなかったです。