クロックワーク・ロケット

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種別
長編
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あらすじ

2015年12月25日 クロックワーク・ロケット (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

わたしたちの世界とは少し違う、別の物理法則に支配された宇宙。奇妙な現象「疾走星」の増加を調べる女性物理学者ヤルダは、彼女たちの惑星が壊滅間近であることを知る。危機回避のための策は、いまのヤルダたちにはない。しかし巨大ロケットを建造して深宇宙に送りだせば、この宇宙の特異性のためロケット内では無限の時間が生みだされる。惑星上での数年のうちに現在よりはるかに科学技術を発展させ、惑星を救えるにちがいない!計画への無理解と批判にさらされながら、ヤルダたちはこの前代未聞の大事業に取りかかるが…。現代最高のSF作家イーガンの宇宙SF三部作、開幕!(「BOOK」データベースより)

評判

クロックワーク・ロケットの評価:

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クロックワーク・ロケットの総合評価:

9.11/10点 レビュー 9件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9
(5pt)

別な星の誰かの壮大な計画を見せてもらいました

登場人物が、得体のしれない生物なのだけど、世界観が確立されていて違和感なく受け入れられる。
誰かが言ってました。バーバパパを想像したら良いとw なるほど、それもいい。

とにかく面白すぎる、よくもこんなのが考えつくものだ。考えつくとは失礼かもしれない。
だってこれ、数ヶ月や数年レベルのお話ではないのですから。
非日常すぎて、ワクワク感が止まりません。
クロックワーク・ロケット (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: クロックワーク・ロケット (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B019FV4BJA
No.8
(5pt)

何が何だか分からないのに凄い。

これは凄い。何が凄いかと言えば、そもそも描かれた世界が宇宙ごと「この宇宙」とは異なる法則に則っていて、しかもそのあり方が様々な図解によって示されるのだが、その図の意味がまるで分からない(宇宙理論に関しては詳細な解説があるため、努力すれば理解できないこともない、とは思う)。それどころか登場人物(?)も、無肢状態とか指を発芽させるとか、およそ理解不能な機能と形態を備えているらしいのだが、その詳細な描写はない。それゆえにイメージとしては巨大カブトムシ様の姿を無理矢理想像していたのだが、これが「訳者あとがき」に示唆されたものとはまるで異なると後に知る(だがどちらが正しいのかは分からない)。要するに「世界」も「キャラクター」も理解不能だし、そこで考察される「法則」や「原理」すらも不明なのだ。にもかかわらずしばらく読み進めるともう途中で止めることはできなくなる。もちろんそれは「物語」が実にドラマティックであるからだ。端的に言えば「一般とは異なる境遇に生まれた女性が、学ぶことに目覚めさまざまな妨害を克服しつつやがて物理学者となるが、空に時々出現する「疾走星」の謎を探るうちに世界の滅びを悟る。滅びを避けるため宇宙船を建造し、宇宙へと旅立つのだが、最終的に彼女は突拍子もない運命を受け容れる」となる。その劇的な展開が面白いのだ。しかも他方で本書はかなり角度のあるフェミニズム小説ともなっている。したがってこの第1部に接したならば、もはや第2部を読まずにはいられない。何しろ宇宙船はまだ旅立ったばかりなのであるから。
クロックワーク・ロケット (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: クロックワーク・ロケット (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B019FV4BJA
No.7
(5pt)

何が何だか分からないのに凄い。

これは凄い。何が凄いかと言えば、そもそも描かれた世界が宇宙ごと「この宇宙」とは異なる法則に則っていて、しかもそのあり方が様々な図解によって示されるのだが、その図の意味がまるで分からない(宇宙理論に関しては詳細な解説があるため、努力すれば理解できないこともない、とは思う)。それどころか登場人物(?)も、無肢状態とか指を発芽させるとか、およそ理解不能な機能と形態を備えているらしいのだが、その詳細な描写はない。それゆえにイメージとしては巨大カブトムシ様の姿を無理矢理想像していたのだが、これが「訳者あとがき」に示唆されたものとはまるで異なると後に知る(だがどちらが正しいのかは分からない)。要するに「世界」も「キャラクター」も理解不能だし、そこで考察される「法則」や「原理」すらも不明なのだ。にもかかわらずしばらく読み進めるともう途中で止めることはできなくなる。もちろんそれは「物語」が実にドラマティックであるからだ。端的に言えば「一般とは異なる境遇に生まれた女性が、学ぶことに目覚めさまざまな妨害を克服しつつやがて物理学者となるが、空に時々出現する「疾走星」の謎を探るうちに世界の滅びを悟る。滅びを避けるため宇宙船を建造し、宇宙へと旅立つのだが、最終的に彼女は突拍子もない運命を受け容れる」となる。その劇的な展開が面白いのだ。しかも他方で本書はかなり角度のあるフェミニズム小説ともなっている。したがってこの第1部に接したならば、もはや第2部を読まずにはいられない。何しろ宇宙船はまだ旅立ったばかりなのであるから。
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4153350249
No.6
(5pt)

懐の深い作品です。怖がらずに是非。

個人的にはイーガン作品の中でもかなり最初のほうに読んだので、「読みにく~い!」とか思いながらちまちまと時間をかけましたが、色々と読んだ後に振り返って思うのは、「むしろ入門編ではないか?」ということです。クソ長いのを除けば(なんせ分厚いのが3冊もあるので)。
既知宇宙の相対性理論(1,3巻)と量子論(2巻)をいじくって世界のベースとしているのですが、イーガン自身の作劇手法が洗練されたせいか、ほぼ完全に読み飛ばしても、大河冒険ロマン小説として理解するのに何の問題もないのでした。
社会や家族関係、ジェンダーといったものを自由主義者らしい筆致で描いたものが物語の主軸となっており、主人公たちを応援したりその境遇に憤ったりと、様々な感情を楽しめるかなと思います。
もちろん、理論的要素を丹念に追っていけば、次に起こることを予想して楽しむようなSFらしいドキドキもたっぷりです。kindleのデータでは1冊7時間とか9時間とか読み終わるのにかかるとかありますけど、そういう読み方をしたらたぶんそんな時間じゃ終わらないw
クロックワーク・ロケット (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: クロックワーク・ロケット (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B019FV4BJA
No.5
(5pt)

懐の深い作品です。怖がらずに是非。

個人的にはイーガン作品の中でもかなり最初のほうに読んだので、「読みにく~い!」とか思いながらちまちまと時間をかけましたが、色々と読んだ後に振り返って思うのは、「むしろ入門編ではないか?」ということです。クソ長いのを除けば(なんせ分厚いのが3冊もあるので)。
既知宇宙の相対性理論(1,3巻)と量子論(2巻)をいじくって世界のベースとしているのですが、イーガン自身の作劇手法が洗練されたせいか、ほぼ完全に読み飛ばしても、大河冒険ロマン小説として理解するのに何の問題もないのでした。
社会や家族関係、ジェンダーといったものを自由主義者らしい筆致で描いたものが物語の主軸となっており、主人公たちを応援したりその境遇に憤ったりと、様々な感情を楽しめるかなと思います。
もちろん、理論的要素を丹念に追っていけば、次に起こることを予想して楽しむようなSFらしいドキドキもたっぷりです。kindleのデータでは1冊7時間とか9時間とか読み終わるのにかかるとかありますけど、そういう読み方をしたらたぶんそんな時間じゃ終わらないw
クロックワーク・ロケット (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: クロックワーク・ロケット (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)より
4153350249

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