(短編集)

髑髏



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    初公開日(参考)2009年01月
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    髑髏 (ダーク・ファンタジー・コレクション)

    2009年01月31日 髑髏 (ダーク・ファンタジー・コレクション)

    初めての奇妙な味、懐かしの奇妙な味。かぶと虫、蛙、火星人、タオル…奇想作家ディックの真骨頂。(「BOOK」データベースより)




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    No.4:
    (4pt)

    ディック全短篇の読み方

    『壊れゆく世界の哲学 フィリップ・K・ディック論』を読み、ディックをまた読みたくなった。手元には古めの文庫本が20冊強あるが、図書館から2010年代前半にハヤカワ文庫から出た「ディック短篇傑作集」6冊を借り、未読のもの、ほとんど覚えていないものに眼を通し、読了した。
     私が持っているディック短篇集は、サンリオからハヤカワ文庫に移植された4冊の「ディック傑作集」と『地図にない町』、それと80年代後半から刊行された新潮文庫3冊である。
     ところで「ディック短篇傑作集」の4冊目『変種第二号』には「戦利品」が訳されており、「編者あとがき」に、《これでディックの短篇は(断片的なものをのぞき)すべてが訳されたことになる》と書かれている。6冊目の『人間以前』の「編者あとがき」のなかに、このわずか7行の「断片的なもの」が訳された。つまりこの6冊を読み、ここに収録されていない短篇を探して読めば、すべてのディック短篇を読むことができるわけである。
     私は手元にある8冊の短篇集のうち未読のもの、記憶が曖昧なものを読み出した。
     そしてさらに論創社の二冊、『人間狩り』と本書『髑髏』に至ったわけである。
     ブリコラージュという用語がダヴィッド・ラプジャード『壊れゆく世界の哲学』によく見かけた。ディックの小説(長篇+短篇)を読んでいると、その概念はぴったりくるように思うし、ディックの短篇全体が、そのごちゃごちゃした、寄せ集め的な、わけの分からないものも含んだ多彩さに溢れている。手元のフランス語辞書から「素人(日曜)大工」、「応急処理」といった「ブリコラージュ」の意味を引くことができるが、ラプジャードのディック論は、いわば「ブリコラージュ」をもって、何かこの世の官僚的なものに通じる一切と対置・対決させようとしているような気がする。
     本書刊行時、ディック全短篇は完全には訳されていなかった。異なるタイトルの邦訳もあり識別に面倒な部分もあるが、とりあえず(長篇化したものを除けば)全てを読めるのである。
     本書の訳者の仕事は尊重すべきだろう。だが中期以降のディック作品への疑問には不満がある。私はディックの凄さ、面白さは初期から最後に至るその総てのなかにあると考える。
    髑髏 (ダーク・ファンタジー・コレクション)Amazon書評・レビュー:髑髏 (ダーク・ファンタジー・コレクション)より
    4846007693
    No.3:
    (5pt)

    ウォー・ベテランの改訂版

    前に出てた『ウォー・ベテラン』(現代教養文庫)の改訂版のようで内容はほぼ同じです。
    ただし現代教養文庫版ではなかった「矮人の王」「消耗品」「奇妙なエデン」が収録されています。
    これらもどこかで読んだ記憶があるので、寄せ集めなんですかね。
    前のが古くなっていたので有難いと持って購入しました。

    いつ読んでも面白い。
    「ウォー・ベテラン」は言わずと知れた名作です。
    ただ、少し変わったハッピーエンドなので好みが分かれるかもしれません。
    「造物主」「髑髏」どちらも神話的な見解のSFですが、ディックならではの見事なオチと感性で、まるで戯曲を見てるかのような仕上がりです。

    オススメの単行本。
    髑髏 (ダーク・ファンタジー・コレクション)Amazon書評・レビュー:髑髏 (ダーク・ファンタジー・コレクション)より
    4846007693
    No.2:
    (4pt)

    短篇集既収録作ばかりではあるが…

    収録作は以下の通り

    【目次】
    髑髏
    奇妙なエデン
    火星人襲来
    消耗品
    トニーとかぶと虫
    矮人の王
    造物主
    根気のよい蛙
    植民地
    生活必需品
    ウォー・ヴェテラン

    確かに他のレヴュアーの方が言われる様に既刊の短篇集に収録された作品ばかりではある。
    しかしテーマに合った『良いセレクション』ではあると言えるだろう。

    また仁賀克雄氏の訳文(乾いた硬質の文章?)が好きな人には他の訳者では味わえない〈ディック・テイスト〉が楽しめることだろう。

    現在(〜2014)ハヤカワ文庫SFで大森望氏の手による新編集の「ディック短篇傑作選」が刊行中であるが、全短篇を網羅しているわけではない。
    この「髑髏」に未読の作品がふたつでも3つでも在れば買って損は無いと思う。

    まあ仁賀氏訳の既刊のディック短篇集を全てお持ちの方には重複買いになるのでお薦めは出来ないのではあるが…。
    髑髏 (ダーク・ファンタジー・コレクション)Amazon書評・レビュー:髑髏 (ダーク・ファンタジー・コレクション)より
    4846007693
    No.1:
    (1pt)

    久しぶりのデック短編集

    PKDの作品は殆んど全て購入しているが今回は期待していたが
    開けてみれば既存の短編集からの抜粋(ウォー・ベテランなど)
    でがっかりです。せっかくPKDの作品をこの時期に発売するなら
    未訳か単行本未収載のもので編んで欲しかった。編者を変えてもう1冊
    是非お願いします。
    髑髏 (ダーク・ファンタジー・コレクション)Amazon書評・レビュー:髑髏 (ダーク・ファンタジー・コレクション)より
    4846007693



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