天使の羽ばたき
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楽しみにしていた第三巻。 一巻から三巻までの、ストーリー内での時間経過は 1年半〜2年弱くらい? 身近にいれば恐ろしいであろう主人公ケイルに、 心の中で肩入れをしながら全巻読みました。 途中から薄々分かってきますが、 「知ってる歴史的状況なのに、きっと時代が違うよなあ?」という はてな感は、最後に解消され納得。 ダークファンタジーと言われてますが、この作品は ファンタジーですら無く、 残酷描写のエッセンスを除くと、まんま古典SFですね。 読了感も良く、楽しませていただきました。 | ||||
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前作から2年半待たされ、正直完結編のことを忘れていた頃。突然の出版にあわてて購入したものの、仕事の合間に読んだり放っておいたりを繰り返し、最近ようやく読了した。 最終作は政治と戦争の巻である。前作のラストで原因不明の病に冒された主人公は、そのまま悪魔的な戦闘能力を失い殺し屋からも狙われることとなる。教皇にのし上がったボスコは人類殲滅計画のためケイルに執着している。周辺の人々も精力的に動き回っているものの、おのおのが生き延びるために必死である。 世界にメシア軍が侵攻する絶望的な状況の中、ケイルは再び政治の頂点へと上り詰め、戦争の最前線に立ち自らが育ったサンクチュアリへと進軍する。 本作には実在の地名や人物名が多数登場し、キリスト教やイスラム教に似た宗教等あたかも世界史のパラレルワールドの様相を呈する。今回はさらに中世はおろか現代に至る歴史的人物が語られ、作者はその意図を「あとがき」で語っている。 神の使いとして見出され、しかし人類にとっては悪魔であり災いをもたらす者と疎まれ、最後には民衆に救い主とあがめられつつ自らが生きる居場所をを失うという、数奇な運命の主人公が選んだ道とは!? 物語は、作者の気まぐれとも思えるさまざまな展開にひろがって行く。ファンタジーというお決まりの枠組みを拒否し、読者の望むハッピーエンドは潔しとしない。どうやら作者はファンタジー小説という形を借りながら、私たちの生きるこの複雑怪奇な現実世界そのものを描き出そうとしたようなのだ。 | ||||
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