不眠症

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種別
長編
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あらすじ

2011年10月07日 不眠症〈上〉 (文春文庫)

70歳の老人、ラルフの睡眠時間は日に日に短くなり、ついに幻覚を見るようになる。自分は狂いはじめているのか?孤独に「チビでハゲの医者」が放つ悪意に怯える日々を過ごすラルフ。一方、妊娠中絶支持派の女性活動家の講演が近づき、穏やかな町・デリーは憎悪と反目に染められていく―人知を超えた邪悪な存在が迫りくる。(「BOOK」データベースより)

評判

不眠症の評価:

8.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点8.00pt

不眠症の総合評価:

8.67/10点 レビュー 15件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.14
(5pt)

読みやすかった

キングとか苦手な人にも、普通のに比べて読みやすいかもしれません。
不眠症〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 不眠症〈下〉 (文春文庫)より
4167705982
No.13
(5pt)

戦う老人

街を救うのは血気盛んな若者とは限らない。デリー(の一部)を救ったのは眠れない老人たちだった! 眠れないのではなく異様に早起き──「老人は朝が早い」にも限度があるような不眠症患者たちが、超常現象に足を踏み入れながら活躍するのだ。お笑いスレスレのトンデモに見えながらも、最後は泣けることを保証する。
運命の敵(仮称)に対して行った攻撃といい、敵のチビこけた姿といい、生死が関わる問題にしてはあまりにも当事者たちがか弱く卑小なのだ。
単純に見るなら、デリーを舞台に主人公側が味方する善玉VS悪玉の争いにも見えるだろう。だが、どれも善悪でくくれるような性質ではなく「ただ自分の場所を生きているだけ」なのだ。最後に出てくる……ゲームで言うならラストボスにちかい存在は、なるほど悪を感じさせる。だがそれも、「その性質に従って生きている」ようにしか見えないのだ。
キングは善悪を書こうとしたのではなく、本当に文中に出てくる「運命に関する性質」のみで性格を割り振ったようだ。しかしそんなラストボス(仮称)は、もう生き物というより抽象概念が動いているようだった。更に身近な悪玉たちは、弱いし恐れるし、主人公と怒鳴りあって殴りあう。
これは実のところ抽象的な「運命」がどれだけ卑近なものかを扱った作品なのだ。
途中までは、これから何をやらかしてくれるんだこの老人&●●たちは…とワクワクしながら読める。突っ込みどころだって多い。最後にいたっては大笑いしてやるべきなのか迷いながらも泣けた。暗い救いではなく明るい終わりかただし、「みんなよくやった!」といってやりたかった。(悪玉含めて──個人的には、どうしてもあいつらが嫌いになれない)
おまけ。今も続くキング『暗黒の塔』シリーズへの伏線も張ってある。例の世界が●を通して一瞬現れたような遊びだが、『暗黒の塔』シリーズが好きな読者はここで「ははーん」と訳知り顔で頷ける寸法だ。
不眠症〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 不眠症〈上〉 (文春文庫)より
4167705974
No.12
(5pt)

すきです

はやくよみすすめたいです。きんぐさんいつもたのしんでますよ。
不眠症 (上) Amazon書評・レビュー: 不眠症 (上)より
416320170X
No.11
(3pt)

あまり怖くない、ホラーよりSF/ファンタジーっぽい大長編

年寄りの主人公が不眠症になり、様々な怪異現象を目撃し、やがてロングタイマーとショートタイマーという概念が提示され、ショートタイマーの主人公と異次元のロングタイマーの形而上の対決が展開される、という主筋に家庭内暴力、妊娠中絶問題、老人の抱える問題等の傍筋が絡み、最後のカタストロフになだれ込むというお話。舞台が超大作「It」のデリーということで「It」みたいなものを期待すると全然違うので肩すかしを喰う恐れがあるので注意されたい(少し関わる場面はありますが)。ホラーというよりSF/ダークファンタジーっぽいし、中絶や暴力の問題やロングタイマー対ショートタイマーの戦いが面白く読めるかどうかで評価がわかれそうですが、私の場合は星三つぐらいでした。キングの膨大な作品群のなかでは正直言って下の方にきてしまいそうで、ファンとしては大絶賛できないのが残念。無論、私的な感想なので、人によっては傑作と思う方もいるとは思いますが。あと、多少ですが、ガンスリンガーのシリーズとも少しリンクしています。あと、「シャイニング」の登場人物がちらっと出てきますが皆さん気づかれましたか?
不眠症 (上) Amazon書評・レビュー: 不眠症 (上)より
416320170X
No.10
(5pt)

すれっからしの読者を笑うようなエンターテインメント

いつもながらのステレオタイプの人物、いかにも一般受けしそうな俗っぽいストーリー、アニメ好きには既視感ありありのハイパーリアリティ描写、童話みたいなナイーブすぎる「悪」の姿、ありきたりの涙を誘うラスト--これらすべてが事実であるにもかかわらず、何故こんなに読ませてしまうのか。

娯楽小説を読み慣れているすれっからしの読者をキングがせせら笑っているような気がします。いや、きっとキングは大まじめなのでしょう...かつてみずからをグリーンジャイアントに喩えたエンターテインメントの巨人が、新規性も恐怖もない娯楽としか言いようのない作品を、これでもかというほど丹念に、きっちり細部を詰めて書いたのが本書です。
ダレない、というよりは加速のリスムが狂わない。どうでもいいような描写に伏線がある気がして読み飛ばせない。こんなに分厚い2分冊なのに、少しは刈り込んだら、なんて考える余地はない。

読む娯楽というのはこういうものだというものを、キングは今更ながらにいやというほど見せてくれます。面白さよりはうまさのほうを強く感じるきらいはあるとはいえ、このうまさに舌を巻かずにはいられません。数時間分の楽しみとしては十分すぎる作品だと思います。
不眠症 (上) Amazon書評・レビュー: 不眠症 (上)より
416320170X

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