大いなる賭け
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ある上院議員候補に誹謗するような事を行う男を調査して欲しいと主人公の探偵に依頼があり・・・というお話。 ある意味、とても類型的とも言える私立探偵が調査を行い、事件を解決させる展開のハードボイルドでしたが、お話がしっかりしていて、こ気味良いテンポで話が進行するので、短いながらも読み応えのあるミステリでした。 ここで、上院議員の誹謗中傷行為として描かれているネタが、少し前の日本でもあった所謂「ほめ殺し」と呼ばれた行為と似ていなくもないことで、洋の東西を問わず人間のやることに変わりはないという普遍性を感じて、多少おかしかったです。 主人公の探偵はこの時代に流行った所謂ネオハードボイルドの探偵の中ではあまり際立った個性はないと思いますが、行動や思考に明晰で断固たる所があり、そこら辺がこの小説の面白い部分を担っているようにも感じましたがどうでしょうか。別れた奥さんとの間に子供がいる所なども、他の私立探偵が孤独に生きるタイプが多い中では異色に思えました。 それと、作品に政治性を絡めるあたりが、当時の世相を冷静に読み取っているような深みを感じました。 私立探偵小説/ハードボイルドの力作。機会があったら是非。 | ||||
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